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理想〜子供の学び方、成長の循環〜


子供に、
常識だから。
覚えておいた方が将来の為だから。
義務教育だから。

こんな風に子供が小さい頃から
教養・常識をどんどんと教え、覚えさせる。

もちろん、安全に暮らす、
自分の命を守るために知っておくべき事はたくさんある。
そういった事を知るのは大事。

そして、小さいうちに思いっきり遊び、
自分の好きな事、
得意な事、
興味のある事の、
種を見つける事も大事だと思っている。


だけど現実は、
みんなで一斉に同じ事を覚える、
覚えなきゃテストに出るし、
この年齢ならこんな事知ってて当たり前…

こんな周りの状況にとらわれて、
本当に知りたい、覚えたいからやっている、
という子供は少ないかもしれない。

覚えなきゃいけないからやる。
やらなきゃいけないから…
だから宿題だってイヤイヤやる事になる。


子供の頃から、
自分のやりたい事ではなく、
やらなきゃいけない事をやっている。


これでは当然、
大人になっても、やりたい事より
やらなきゃいけない事をやる、が
当たり前になってしまう。


何とかできないかな…
私の理想…願いとしては、

子供達に一斉に、
むやみに多くの教養や知識を与えるのではない。

基本は遊びの時間。

外で遊んだり探検したり、
室内で何かを作ったり。

時間の縛りはなく、
その子がその時にやりたい事を基本的にやる。

その中で知りたい事が出てきたら、
その都度、その子自身で調べてみる。
他の子も興味があれば、みんなで調べてみる。

そのうちに自分の考えや周りの考えを聞く、
話し合う時間にもなるかもしれない。


その時に大人は、
その子本来の力、強み、
興味を引き出して、サポートする。


子供1人1人に深く寄り添い、
子供の本当にやりたい事、
好きな事、
興味のある事などその子の種を見つける。


そこから、
芽を伸ばして花が咲くように、
必要な情報や調べ方などを、
必要な時に共有していく。


子供の知りたい、
やってみたいという気持ちを引きだす。

この気持ちがあるからこそ、
吸収できる、覚えられるのだ。

ただ教えられて、覚えましょう!とは全然違う。


自分で興味を持ち覚えた事は、
興味を持った事、
それについて調べた時間、
結果も過程も、その子の一生の宝物になる。



決められた義務教育の中では、
なかなか難しい。

だけど、

そんな風にできたらいいな。と思う。



ただその為には、
大人も自分の事を理解し、
穏やかでいられる事が大事だ。


自分が落ち着かなかったりイライラしていると、
その都度子供と向き合うのは大変なこと。

大人こそまずは自分と向き合い、
やらなきゃ…ではなく、やりたい!をやる。

どうしてもやらなきゃいけない事は、
その中で楽しみを見つけたり、工夫してみる。


子供は大人の言動、様子をよく見ている。

それをマネもする。

だからこそ、大人が楽しく過ごしている姿を子供に見せていきたい。


そして自分の事をもっと深く見つめ直し、
心からの行動をとっていきたい。

そうする事で、
おのずと自分の心は満たされていくはず。

自分が満たされている状態でこそ、
周りにもよい影響を与えられる。


そんな大人を見て、子供も一緒に成長していく。


良い流れが始まり、それが循環していく。

大人から子供へ、子供から大人へ。



大人が子供に教えていく事もあるけれど、

子供から大人が教えてもらう事は、

もっともっと、たくさんあるんだ。

それは自分の中の縛りが見つかる時でもある。
自分を解放するきっかけにもなる。


理想は大きくてすぐに実現するのは難しいけど、
まずは自分ができる事を、
少しずつでも始めていこう。

そして周りにも伝えられるようになっていきたい。


自分のため=誰かのため だから。

これが今の私の願い。






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