『DOG MAN』トリマー的疑問点と考察。
「レオン」(1994)のリュック・ベッソン監督が、実際の事件に着想を得て監督・脚本を務めたバイオレンスアクション映画「DOGMAN ドッグマン」。
社会に絶望した破滅的な主人公のダークな世界観が見どころなのはもちろんですが、あふれる"犬愛"こそが今作の魅力です。トリマー兼映画ライターの筆者がその内容を解説していきます。
闘犬ビジネスで生計を立てていた横暴な父によって犬小屋で育ったダグラス。彼に愛情を与えてくれたのは犬だけ。ダグラスはしだいに犯罪に手を染め、ギャングに目をつ