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学校って、ぶっちゃけ何する場所?

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学校に求められているものとして、
学習指導要領をもとにした学力向上はもちろん、
「暗黙の了解」で学んで欲しいとされるワガママな内容も存在する。

文部科学省による学習指導要領で定められた学習内容は、いわゆる「顕在的カリキュラム」
「顕在」、つまり目に見えて分かりやすく法制化・記録されているもの。

その学習内容(カリキュラム)は、

基礎学力や思考力・判断力・表現力といった「知」、
規範意識や倫理観や職業観といった「徳」、
体力や健康な体や望ましい生活習慣といった「体」

の3つに分けられ、多くの教科と道徳と体育、学校行事によってバランスよく育むことを求められている。

では「潜在的カリキュラム」とは何か。
「潜在」、つまり目に見えない暗黙の了解のような形で学ばれるようなこと。

部活動や委員会活動、教師との関係により学ぶ上下関係、
学級や学年といった多くの人が同じ場で過ごす日常で学ぶ、集団行動の大変さや重要性、
そうした全体的な活動で学ぶコミュニケーション能力。


こうした「力」は、法律や指導要領で具体的に「こう教えろ」「こう学べ」と秩序立てられてはいない。
でも、学校教育を受けていれば、暗黙の了解的に身につくであろうと予想されていること。

その「潜在的カリキュラム」に甘えて、教師だけの力では教えきれない、伝えきれなくなったことが膨張しきったのが現在の学校現場。

「あれもこれも必要」と詰め込んだ結果、結局どれも不十分で、仕事量に追われた教師は疲弊しきっている。

その結果、

本当に大切にすべき「顕在的カリキュラム」、つまり学習指導要領でしっかりと秩序化されたものですら、疎かになってしまっている。


部活動を第一に考える教員、
地域や企業にコネクションを持ち連携することに重きを置く教員、
そんな「二の次」のものを大切にしてしまう教員が出てきてしまった。

彼らもある意味被害者なのかもしれない。
抱えきれないほどの仕事量をこなせないとなった時、本当に自分ができることだけを選び取るのは本能的なこと。
彼らが選び取ったのが、一番大切にすべき顕在的カリキュラムの内容ではなかったことが、残念なことではあるけれど。

それでもやはり、
学習指導要領をもとした「顕在的カリキュラム」と、
必要最低限のコミュニケーション能力やマナーを身につける「潜在的カリキュラム」を、
しっかりと学び取る場となるのが本来の学校。

今こそ、本来の学校の姿を思い出すべきとき。

教師も子供も保護者も。
学校に求めるものをスリム化し、本来のあるべき姿に戻すとき。

本当に大切な「知・徳・体」を、
幼く未発達な子どもたちが、
愛情と肯定を一身に受けながら育んでいく。

学校はそのための場所。
そのためだけの、それ以外ない場所。

教師に余裕を。
子供に愛情を。
そうすることで、本来の意義を果たせるはず。


最後までお読み下さったあなた!
本当にありがとうございます、嬉しいです。

仕事に追われる教師と、大切なことをないがしろにされる子供を、私は救いたいのです。
学校現場を変え、未来にもっと余裕をもたらしたい。

授業による学力はもちろんですが、思春期にして反抗期の大切な時期にしっかりと向き合うことによる情操教育こそ、大切だと思うのです。
そのことについて書いた記事も、よろしければ読んでいただけると幸いです。



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カウンセラー兼占い師 アイサ






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