落ち葉ニ枚に綻ぶひととき
2023.10.25 wed
(11:00-12:00 小松宮像前)
上野駅の改札の先に並ぶイチョウの葉先が色を変えはじめていました。枝先には鈴なりの銀杏も。
平日の上野恩賜公園はまったり。
土日祝日にイベントの偏る世の中で、ゼロコを観られるこの平日の1時間が私にはとてつもなく嬉しくて大きなプレゼントでした。
ゼロコ Teatime
パフォーマンスの場所と観客の場所とを仕切るための準備におふたりが青いロープの両端を持たれると、ロープがたわみ、まるでこれから大縄跳びでもはじまるかのようで、無性に跳びたくなってしまった。
みんなで8の字に跳びたいね!って共感してくださった方がいて、そんなふうに大人がみんなで無邪気になれた瞬間がすごく嬉しかった。
鉄棒少女や縄跳び少女と言われるくらい、ずっと跳んでいるか回り続けている子だった小学生時代。笑
夏休みの自由研究の題材に毎年頭を悩ませていたけれど、たくさん行ったあちこちの公園の鉄棒の棒の種類と特性を研究して知り尽くしていた事を大人になってから思い出すと、今でも『各公園の鉄棒の素材と特徴、技のかけやすさとその環境とこだわり』などをまとめたらすごく面白かったんじゃないかと真剣に思う。
誰もやったことがなさそうなことをする時や思い浮かべる時って、大人になってからでもわくわくする。
小学生ですでにダブルダッチの中で「はやぶさ」を跳んだりしていたくらい縄跳びが大好きだった。
体育大附属だった高校でも縄跳びに特化したカリキュラムがあって、一人ひと技おもしろい縄跳びの技を発表する課題があり、いろいろと試行錯誤をして編み出した技でクラス中が盛り上がったことも懐かしい。
ゼロコのパフォーマンスは思わぬタイミングでそんな懐かしい思い出や気持ちを、いつもふと思い出させてくれる。
この日は準備の段階でそれが起こりました。
濱口さんが1枚1枚帽子に拾って集めた落ち葉と、そこへ角谷さんがスッと置いたポット。
立て掛けられたスケッチブックも相まって、とても秋らしくて画になっていました。
集めた木の葉はパフォーマンス中に濱口さんが紙吹雪のように空中に撒かれたのですが、BOXの上に残っていた二枚を角谷さんが同じように真似てふわっと撒かれた瞬間がなんともお茶目で可愛らしく、落ち葉2枚がもう一度嬉しそうにはらりはらりと宙を舞った場面に心が綻んだ。
ゼロコと秋の相性は抜群。
…と、毎年のように言っている気がしますが今年も言います◎
思うようにいかなかったり、
ぐじゃぐじゃ〜ってなったり、
こんがらがったり、
予想外だったり予定外だったり。
そんなことは日常には溢れるほどあるけれど、それらがゼロコの世界に落とし込まれるとたちまち愛おしさを増します。
そして次に日常でそんな瞬間が訪れたときには、思わずクスッとしてしまったり、そんな時間が好きになったり、何かが少しずつ変わり始めたり。
ゼロコを撮ると、いつもおふたりとも感情や表情が豊かに写っていることが多く、無に近いシリアスな表情で写る写真はとても珍しい。
そんなおふたりの後方、背景に写る木の感じにどことなくメルヘンさを感じてしまい、新りんごの季節ともあって、途中から赤鼻が姫りんごに見えてきました🍎
ここから誰も知らない物語がはじまりそうで、ゼロコのまだ知らない別の一面を見れたような気がしました。
パフォーマンス中、町田大道芸の際にあるお客さまと交わした約束を忘れずに守ってくださっていたゼロコ。
どんなことにもどんな方へも誠実なゼロコ。おふたりのそんな素敵なお人柄が私は大好きです。
この日の🔴は、
角谷さんの触れ方に大注目でした。
もう1回!
一見連写風なのですが、
一連の動作はすべてスローモーション。笑
─と思っていたら。
さっきまでスローモーションだったのに、急に連打。しかも両手で。
そんなに叩いてしまっては…!
🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴…
壊れた機械のように生み出され続ける🔴。
そしてそのまま近づいてくる…笑
この日濱口さんにロックオンされたのは海外からのお客さま(お子様)。
あの〜、そっちは逆方向ですよ〜!笑
ちなみに㉒はイチョウ。
街に、公園に、人に溶け込むゼロコもとっても楽しい。
過去にもいろんな反応が観られた「通行人巻き込み型」のこの壁。
でもこの日のお二人はお急ぎだったのか、そのまま通り抜けて行ってしまわれました。ざんねん…!
そんなこともあります。
またどこかでチャンスがあったら、どんどん通行人に絡んでいってほしいなぁと思うファン心理なのでした。
角谷さんの左脚のかかとが浮いているのがすごいといつも思う、この体勢と瞬間。
男の子もぬいぐるみもどちらも可愛くて、語彙力もなくなるくらいに、可愛いしかない世界だった。
ゼロコから飴をもらった子供が「そっちは何味〜?」と姉弟で飴を見せっこしている姿にもほっこりした。
今日のテーブルクロスは落ち着いた秋色。
(このテーブルクロス、リバーシブルだったのですね♪)
いつになくアーティスティックに注がれ、こぼれるお茶。笑
この場面の「 」内に入る、しっくりくる擬音、募集中です!
擬音の表現って難しい…!
ゼロコを説明する時にいつも立ちはだかるのは、シーンの説明や擬音です。
写真にも収められず言葉にも落とせないゼロコのパフォーマンスを、機会がありましたらぜひ生でご覧いただきたいです☕☕°*
この日のゼロコのお茶は、どんな種類のお茶だったのでしょう。
どこかのカフェからほうじ茶の芳ばしい香りが漂い続ける、秋麗らかな上野公園での『Teatime』でした。
■今後のゼロコの予定
続いてその足で向かったのは、
ダリア展
上野東照宮ぼたん苑で開催中のダリア展『ダリア綾なす秋の園2023』へ。
このダリア展は2016年に始まったようです。
ダリアだけではなく、他の秋のお花もたくさんありました。
入ってすぐにあった、さっそくダリアではないものに釘付けになってしまいました。
なんという実かは、現在鋭意調査中です🔎
主役のダリアもちゃんと愛でます。
ダリアは色彩も種類も豊か。グラデーションや擦れ具合、斑の入り方の美しさは多種に抜きん出て奥深く、形容できない。
みつめていると吸い込まれそうになる。
私は籠からはみ出した二葉が可愛くて
気になった🌱
一緒にダリア展を観て回った方々とそれぞれにお別れをし、その後私は上野に寄ったら必ず行く大好きなカフェへ。
お野菜もりもりのワンプレートランチ。10品以上のおかずが乗ります。
店内ではマフィンやスコーンも売られていて、種類が豊富でいつも選べなくて迷ってしまうほど。どれも美味しそうで全部買って帰りたくなってしまいます。
ゼロコとダリアとランチにこれでもかと癒やされた、連勤前の束の間の憩いの時間でした。
■ぐるあつ情報
いつもありがとうございます。
急に冷えてまいりましたね。
皆さま体調など崩されませんよう、
どうぞあたたかくしてお身体お厭いくださいませ。