鑑定姿勢:算命学のこと「鑑定士デビューすることになりました」
今までこのnoteに書いてきた日干支のことは、算命学に基づくもの(ほんの一部分)ですが、鑑定士デビューの日取りが決まりました。
2019年11月5日です。この日から私は鑑定士です。
算命学とは。
ここ数年、私は算命学という学問を勉強してきました。
算命学は自然科学・万象学をベースとした人間学、思想分類学で、道教や儒教の教えの中で生き残っており、人が世の中を渡っていくための学問です。中国において約4000年前に成立したと言われています。
算命学は自然界にある”木火土金水”を元にした五行思想といわれるものが元になっている”自然学”なのですが、なじみのあるものでいうと「四柱推命」、「陰陽五行説」、十数年前に流行った「動物占い」や「六星占術」などもこの算命学の一部を使ったものであったり、算命学から派生した”占い”です。
日本は山や川や海など、自然のものを”神様”として信仰していますが、先祖を敬うこと、お盆様を迎えること、節目の行事、海や川、山に宿る自然物の話、道教や儒教、仏教的な考え方など、祖父や祖母、父や母が幼い私に言っていたことが私の中には自然とあり、算命学は私の中でとても学びやすくストンと落ちてきて、自然なものとなりました。
中庸とは。
信じていないこともないのですが、科学的根拠のないものを私はあまり信じていません。かといって科学が何者であるかも正直わかりませんが^^;
占いは”統計学”と言われていますが、算命学は違います。
自然に則った考えで、『中庸』を良しとします。中庸とは簡単に言うとバランスのことで、何かが多くあると対極にあるものは少なくなる、たとえば大きな不幸のあとには大きな幸せがやってくる、という考えです。
陰陽とは。
また男と女、光と影、南と北、昼と夜、天と地というように世の中には”対”になるものがあります。これらは陰と陽に分けられますが、陰と陽は対等であり、どちらが良い悪いの善悪ではかるものではありません。
これら陰陽がどちらも存在し、そしてバランスよくあることが望ましいのです。
『人間が生きていくために”道”を見つけることである』
元は私自身が世の中を生きるのに少しでも生きやすくなればと思い学び始めた学問でしたが、これを使えばストレスを少なくして”自然に”生きる方法が見つかるのです。言い切っていますが、私もまだまだ”自然に”生きることができず苦労しているので、私自身ではまだ証明はできていません。
自然に逆らうことなく生きているとストレスなく生きることができるはずなのです。でも実際は、自分の感情や置かれている立場、周りにいる人々や環境によって”自然に”生きることは難しいですよね。
自分にとって”自然に”生きられないことは大きなストレスとなります。自分の意思に基づいて動いていれば、自然に逆らっていることだったとしてもそのストレスは気づかないことがほとんどですし、たとえストレスが多くあったとしてもその生活が良いと思って過ごしていることもあります。
だからこそ無理に変えることはありません。ただ、己を知り、相手を知り、どのように過ごすことが最適解なのかがわかると、今よりずっと”生きやすく”なるかもしれません。
鑑定士デビューについて
私の運気が今年はとてもよく、今後あまりいい時期がないので先生に相談したところ、鑑定士デビューしてもよいと許可をいただきました。
で、良い日をとっていよいよデビューすることとなりましたが、まだまだ勉強中の身の上、さらに勉強を重ねないとなりません。
といってもデビューしたからにはご相談者の人生を預かるわけですから、生半可な鑑定では済まされません。人間は強いと信じていますが、どんなときも強いわけではありませんので、人の意見に左右されてしまうこともあります。そんな方に対して鑑定を行うわけですから、こちらもそれ相応の鍛錬が必要だと思っています。
さらに深く学んでいく必要がありますし、算命学以外の日々の生活の中で、きちんと”人間”というものに向き合い学んでいかなければいけないと思います。
鑑定の中身について
引越しや結婚の時期はいつがいいのか、転職の誘いが来ているが応じていいのか、病気の手術をするのはどの日がいいのか、起業したいけどいつがいいのか、告白された人と付き合っていいのか、お友達との関係を深めたい、こじれてしまった家族との関係を修復したい、ストーカーから逃れたい、病気にならないために気を付けたほうがいいこと、先生や友達、家族、恋人、配偶者、嫁姑との関係、上司や部下との相性などいろいろあると思います。
ご自身の年齢やその時の状況、相手とどのような関係を築きたいのか、自分自身はどのように行動したらいいのか、どのように働きたいのかによってそれぞれやっていいとする時期は違います。
たとえば、これからガンガン攻めて手広くやっていきたい起業なのか、定年後ののんびしした起業なのかで見るところは異なりますし、夫婦の関係もお子さんがいるかどうかでも変わったりします。
また明るく良い願い事ばかりではなく、利用しようと思えば倫理に背くこと~たとえば不倫相手と結婚したい~というようなことも鑑定できないことはありません。
しかし、誰かを不幸にして、そのうえで成り立つご自身の幸せを得るための鑑定を私は行うつもりはありません。
もしどうしてもとおっしゃるのであれば必ず”覚悟”を持っていらしてください。覚悟のある人間に対しては私はどうすることもできません。
ただ、誰かを不幸にして手に入れた幸福は、必ず自分の元へと戻ってきますので、よほどのお考えと覚悟を持っていらしてください。私は鑑定した方を不幸にしたくありません。
※幸不幸のとらえ方もその方次第ですので、その方の幸不幸を私が決めることではありませんが。
算命学を使って私自身が私が得たい人生を得ること、そして私に相談してくださった方の人生が少しでも望みどおりの軽やかで清々しいものとなるよう願って、日々励みたいと思います。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
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