心の病気にならないように「ストレス日記」のススメ2
こんにちは!
前回はストレッサーに気付いたら受け止めて外在化(書き出す)することや、「ストレス日記」を習慣化することはセルフケアに効果的、ということをお話しました。
伊藤絵美さんのこちらの本を参考にしています。
今回はその続きです。
ストレッサー(ストレスのもと)に気付けるようになったら、次は「ストレス反応」に気付きを向けるようにします。
「ストレス反応」とは何でしょう?
「ストレス反応」とは、「ストレッサー」に対する心身の反応のことです。
例えばつい最近だと、私の住んでる地域では2日間まるまる雨が降り続きました。
こんなとき、私にとってのストレッサーは「雨が降り続くこと」です。
そしてストレス反応は「あぁ、憂鬱だなー」「なんか頭痛い…」「買い物に行くのやめとこ」という感情とか、反応、行動のことですね~。
この「ストレス反応」は4つに分けることができます。
「認知(自動思考)」
「気分・感情」
「身体反応」
「行動」
です。
「認知・自動思考」っていう言葉はなんだか難しいのですが、
「あー、雨だー、嫌だなー」「めんどくさー」「やってらんない」みたいに瞬間的・自動的に頭に浮かんでくるイメージです。
勝手に頭によぎる言葉、イメージ…まずはそれに気づきましょう。
「気分・感情」は「嬉しい」「悲しい」「イライラする」「不安」といった短い言葉で表せるもの。こころで感じるものですね。
「身体反応」は「頭が痛い」「胃が痛い」「手が震える」など、そういった体に出る変化のことです。
「行動」は「動作」「振る舞い」のこと。「ため息が出る」とか「寝込む」とか「食べ過ぎる」とか。
こういったストレス反応をどんどん言葉にして外在化していくんです。
絵に描いてもいいんですよ。
また最近の自分のことを例にあげてみます。
今春休み中で小学生の息子が昼間も家にいます。
家が散らかっています。ゴミが捨ててない。ゲームも出しっぱなし。
認知「あー、もうー、嫌だなー、汚いなー」
気分・感情「ムカつく・悲しい・イライラ・怒り」
身体反応「怖い顔になる」←笑
行動「ため息をつく」「片付けてって言ってるでしょ?」と怒る。
こんな感じですね。
ストレッサーって常にゴロゴロ転がっていますよね。
ストレッサーと同じように、自分のストレス反応についても気付けるようになることが大切です。
そしてこのストレス反応もどんどん外在化していくとセルフケアにつながります。
自分はこういうことがストレスで、こういうストレス反応が出るんだな、って自分が理解してあげることが重要なんですね。
そして「こんなことにストレスを感じるなんて…」って自分を否定しないこと。自分を受け入れることがとっても大事なんです。
伊藤さんは、
「すべてのストレス反応は自分を守るための正常な反応」
とおっしゃっています。
「あー私は今ストレス感じたなー」「こんなストレス反応が出たぞー」って、
自分自身の心の反応をいつもキャッチできるようになりたいですね!
自分のストレス反応を理解すると、どう対処していけばいいかもわかってきます。
自分を救うためにどうやって行動したらいいのかを考えられるようになります。
自分のストレス、ストレス反応をどんどん書き出しましょう~。
そのためにストレス日記はとってもおススメです。
ストレス日記で自分を知り、セルフケアできるようになりましょう。
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