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【感性は日本を再び元気にする資源】 

日本語人の感性は
この国を再び元気にする
資源だなと感じています

 

日本語の大きな特徴は
母音優勢言語という
世界でも少数派の言語で
 
豊かで厳しい自然と
共生する術として
生み出されました

だから普段
当たり前に自然界の音を
言語脳である左脳で
処理をしています


先日、息子が
ベランダに来たスズメの
声真似をしていた

一般的に
スズメはチュンチュンだが
息子はその時
ジャッジャッジャッ
と発声し、そして一言

「なんか怒っているみたい」


確かに
ベランダにいた
2羽のスズメは
食べ物を奪い合っていて
攻撃的で、怒りを露わにしているように
見えました

 

日本語五十音を
一通り学校で教わったばかりの
小学生でも
 
すでに母語としての日本語が
体の一部となり
感性を育んでいることに
感動を覚えました

 

日本語の特徴として
注目すべき点に、
擬態語・擬音語の豊富さが
あげられます
 

状態を表す言葉
豊富な【擬態語・擬音語】を持つ私たちは、
それを用いることで、
脳の中に
共通認識が生まれやすい
 

それゆえに
あらゆる分野の職人の繊細な技術を育み、
共有でき、伝承されていくことに
貢献していると
聞いたことがあります


世代を超えて伝えられた
あらゆる分野の職人技術は
日本の文化を支える底力として
だけでなく、

世界に誇れる文化・芸術として
受け入れられている

 

メイドインジャパンの
工芸品・工業部品・アニメなどのコンテンツも
今では世界中に
支持者がたくさんいるほど

 

かつて
漱石さんが【草枕】の中に
表した言葉で
お気に入りの一節がある


「住みにくいところを
どれほどか、寛げて
つかの間の命を
つかの間でも住みよくせねばならぬ

ここに詩人という天職ができて
ここに画家という使命が降る

あらゆる芸術の士は
人の世を長閑にし、
人の心を豊かにするが故に尊い」

 
自然と共存・共栄する中で
培われた日本語が
日本語人の感性を育て
メイドインジャパンを支えている

この価値を
いかにして後世へと伝えていくのか
朝から妄想族の血が騒ぐ

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