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山笠のあるけん、博多たい!#夏祭りとぼく

タイトル、標準語だと、「山笠があるからこそ、博多なのだ!」といったところか。ちなみに、読み方は「やまかさ」。

博多祇園山笠は、京都の祇園祭などとともにユネスコの無形文化遺産にもなっている祭り。

祭のスケジュール。

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祭りの期間はは7月初めから、15日午前3時開始の追い山(この紙では、祇園例大祭)まで。

これは、飾り山というもの。今年は、商店街やショッピングモールなど、13ヶ所にある。

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表(おもて)。博多人形師が、歌舞伎などからとった題材で制作。写真は牛若丸と弁慶。

見送り(裏のこと)。テレビアニメのキャラクターなどが多い。

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もう一つが、舁き山と呼ばれるもの。舁き山を流(ながれ)と呼ばれる町の組織、現在は7つごとに男たちが担ぎ、街中を走る。

同じ、祇園、ではあるが、京都の祇園さんは、街中をコンチキチン、コンチキチンとお囃子と共に歩いて行くのに対して、

博多は、山を担いで走り、追い山ではタイムを競う。

2つの街の人たちの気質の違いそのもののような気がして、面白い。

博多っ子は、せっかちと言われている。私の実家は正確には「博多」と呼ばれるエリアにはないし、私はわりとのんびりしてる方だ。

と思いながら、我にかえると、

歯磨きしながら、バケツとじょうろを持とうとしていて、うーん、こういう人は、せっかちっていうかも。

同じ福岡人の拝啓あんこぼーろさん、あこはるかさんにもせっかちエピソード、お聞きしたい。


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櫛田神社のご神紋の一部。

きゅうりの断面に似ているところから、山笠関係者は期間中きゅうりを食べないという。

祭り期間中なので、普段は何もなく空き地になっている場所に、祭りのための準備がされていた。

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追い山のコース中、櫛田入りが行われる場所。大勢の人たちが見物し、テレビカメラなど報道陣もここに集まる。

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神社内で、山笠関係者だけの神事をやっているようだった。手前の男性が着ている着物は山笠関係者のもの。流ごとに模様が違う。期間中はこれが最高の正装なので、結婚披露宴にもこれで出席できるぐらい。


櫛田神社は、全国的にも有名な歓楽街・中洲にある。その周囲はビル街で、たくさんの企業のオフィスがある。

私も昔、この近くで働いていたので、朝、通勤途中に立ち寄ってはお参りしていた。

そこには、同じようにお参りしている、きりっとスーツを着こなした会社員たちがいた。

朝のお櫛田さん。あたりは静かで、清浄で、歓楽街のだらしなさは微塵もない。

それは、お櫛田さんが、周囲の人びとから大事にされ敬われているから、なのだろう。

また、お櫛田さんもその敬愛に応えて、凶々しい危険なものを近づけることなく、この地域を、博多を、守っている。

人里離れた聖地も素晴らしいけれど、街中で地域の人たちの生活を守っている聖地も素晴らしい。

私は今春に引越しして、博多からは離れてしまったけれど、やはりお櫛田さんには会いたくなってしまう。

博多祇園山笠、3年ぶり。人々も神さまもうれしくて楽しみで、ワクワクしている。


おまけ。神社近くの有名店。店の名前の意味、わかります?

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「かろのうろん」。どういう意味でしょう?


ポクポクポクポクポクポクポク、、、


チーン!


大ヒント!

ろ、を、ど、に置き換えると、

「かどのうどん」.。

角のうどん屋、ということなのです!博多っ子なまり。

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チハヤ/chihaya
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