読書メモ The Joy of Living 17
Part Two: The Path - Chapter 17 - The Biology of Happiness
チベット仏教寺院で幼少から育つといった環境がなくても、仏教の瞑想の技術を練習することでそこから利益を得られるのだろうか?
ブッダは何百、何千もの農民、羊飼い、王族、商人、軍人、乞食、犯罪者にも教え、彼らは生物学的、環境的な条件を超えて継続的な幸福を達成した。
あなたが思うことの全て、あなたが言うことの全て、あなたがすることの全てはあなたに返ってくる。誰かに痛みを与えれば、10倍の痛みを経験する。誰かの幸せを実現すれば、10倍の幸せを経験する。もしあなたの心が静かなら、あなたの周りの人たちはその静かな落ち着きを経験する。
今日の研究者は心を静かにし、より思いやりのある態度を育てることでその人は喜びを感じ、脳の構造と機能に変化が生じ、幸福感が持続する証拠を提示し始めている。
瞑想により職場のストレスを軽減することができるかといった実験も行われている。3、4ヶ月の瞑想の訓練の結果、脳の活動から見ても、被験者の報告からも、ストレスの軽減が確認された。
瞑想は免疫を向上することも実験から分かっている。
もし1日数分でも自分の思考や概念を検討する時間を毎日持てば、自分の日常の経験というのは自分が今まで思っていたほど強固で変えようのないものではないということが分かってくる。このように空を理解するとストレスを軽減することができる。