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「じめんのうえとじめんのした」#絵本

おもむろにお昼寝布団を折りたたんで、その間に入り込んで嬉しそうにしている息子。

かくれんぼでもしているのかな?とそっとして様子をみていると、

じめんのうえとじめんのした、なのよ~」

先日、小学生への読み聞かせで夫が本棚から引っ張り出してきてそのままになっていた「じめんのうえとじめんのした」という絵本を息子と一緒に読んだことを思い出した。

内容的に、2歳4か月の彼にはまだ長くて難しいお話だと思っていたが、私が読んでいる間、彼はじっと絵を見ていた。

最初から終わりまで一貫して、地面の断面図が描かれていて
地面の下に根を張る植物や、
地面のうえに暮らす動物や、
地面の上に葉をつけて、地面の下に実をつける野菜など、
いろいろな「じめんのうえとじめんのした」の世界が広がっている。

それを見事に表現した息子。
面白いなあ、君は。

分からないなりに、ちゃんと理解している。
いや、やっぱり彼にはちゃんと伝わっているんだろう。

地面に穴を掘るウサギになりきってたのかな?
地面の中になったにんじんになってたのかな?

イメージを膨らませる。
自分の知ってる世界と重ねる。

その循環を続けている。

少しずつ、彼の中で「言葉」が蓄積されていく。
ひとつひとつ獲得している。

人の育ちと言葉、理解、想像。


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