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【読書日記】小さな欲望リストを作ろう 2024/12/29


来年に向けて『小さな欲望リスト』を作ろう

2024年も間もなく終わりですね。皆さんは今年、どんな一年でしたか? 健康、仕事、人間関係ではうまく成長できたでしょうか。楽しい体験や、新しい挑戦はできましたか。そして総じて幸せだったでしょうか。

残念ながら私は何の飛躍もできておらず、今年もまた反省しきりの年末を迎えています。一年の終わりには幸せだったと思えるような生き方をしたい。

来年こそは変化の年にしたいので、『小さな欲望リスト』を作成してるんです! 要するに"やりたいことリスト"ではあるんですが、以下の特徴があります。

小さな欲望リストの評価基準

  • KGI:一年振り返った時、幸せだったと胸をはって言える

  • KPI:欲望を満たした数、実現したことによる効果

小さな欲望リストの要件

  • 簡単な欲望であること(短時間、単コスト)

  • 行動を伴うこと(行く見るだけでなく、何か行動する)

  • アウトプットすること(結果、成果を振り返る)

小さな欲望リストの一例

  • 独立系の書店に行って本を買う

  • 競艇場でボートレースを間近で見る、舟券を買う

  • オールスタンディングのライブで大声を出す

  • 小劇場の芝居を観て、感想を書く

  • お気に入りカジュアルスーツにあうローファーの靴を買う

※1月末までに小さな欲望を100個以上リストアップする

リストを見ると、なんだそんなことかと思うかもしれません。しかし忙しい毎日を送っていると、ついつい後回ししがちなことばかりなんですよ。あえて前向きに欲求を満たしていくことで、幸せな一年を送るという試みです。

ポイントは「ゆるーい心地よさ」を「ながーく感じる」こと。来年の今頃の私は、胸を張って幸せだったー!と言ってみせるっ

小さな欲望を100コ書きだす、絶対幸せになってやる!

新しく出会った本たち

深淵のテレパス/上條一輝(東京創元社 2024/8/16 発売)【今週イチ推し】

怪談イベントに誘われた主人公に怪現象が襲い掛かる。部屋の暗がりから怪しい音がなり、さらにどぶ川のような臭いもしてくる。この怪奇現象の原因は何なのか…

不気味な要素はもちろん、プロットや会話が分かりやすい。キャラクターも愛着があって親しみやすいし、エンタメでホラーを読ませてくれる秀作です。パワハラやDVなど、後ろ暗い人間関係が妙に現実的でした。

さかさ星/貴志祐介(KADOKAWA 2024/10/2 発売)

凄惨な事件があった屋敷に多くの呪物があり…何百年も続く呪いの恐ろしさを描くホラー小説。

大御所作家、貴志祐介先生が描く呪物ホラー。ボリュームたっぷり、品質が高すぎだからめっっっちゃ怖いです。人間の恨みの恐ろしさをヒシヒシと体験できる作品。覚悟して読め!

春のたましい 神祓いの記/黒木あるじ(光文社 2024/3/19 発売)

人間の都合で神事が行われなくなることで土着信仰のバランスが崩れた結果、地域の神様がお怒りに… 祭祀保安協会の九重十一たちが、荒ぶる神様を処分していくホラー小説。

怖いというよりファンタジーにあふれた作品で幻想的。人間の弱さをしみじみと描いた作品です。想像以上にミステリー的な仕掛けがいっぱいあって面白い!

マリアを運べ/睦月準也(早川書房 2024/12/4 発売)

疾走感あふれるクライムサスペンス!運び屋が届けるのは怪しげな医薬品?次々と襲い掛かってくる追手を搔い潜れるか。

第14回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作。いつか見たスパイ映画にいたようなキャラばかりでカッコイイ!怪しげな薬の背景に思わず絶句してしまう。


各作品の詳しいレビュー

各作品の詳しいレビューはブクログで記録しています。お時間があるかたは、ぜひ遊びにきてね。読んでいただき、ありがとうございました。



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