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【読書日記】移動時間は自分に浸れる最高のひととき 2025/2/23
移動時間に読む📚
出張や旅行など、移動時間はまとまった時間が取れるチャンス。仕事で年間30回近く東海道新幹線を利用する私としては、まさしく読書のための時間なんです。
日本ではみんなマナーが良く静かですし、誰にも邪魔されずに集中できる。旅行だと目的地に着くまでのワクワク感がさらに読書の没入感を高めてくれますね。
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読書を快適にするアイテム
移動中の読書で絶対おすすめしたいのはノイズキャンセリングイヤホン。気になる雑音を消してくれるこのアイテムは、読書のお供に最適です。AirPodsや高性能モデルはちょっとお高めなんですが、最近はコスパが良い製品もたくさんあるんですよ。
私が圧倒的に推したいのは Anker Soundcore Liberty シリーズ。1万円台とは思えない高性能なノイズキャンセリングで、音質もプロ仕様並みに良く、見た目もスタイリッシュ。
読書好きにも関わらず、まだノイズキャンセルを体験したことのない方は、ぜひ一度体験してみてほしい。集中力が爆上がりできちゃうこと請け合いですよ!
読書×聖地巡礼の旅
あとひと月もしたら春がやってきます。暖かくなったら、聖地巡礼の旅なんかはいかがでしょう。さらに目的地に関連する本を選んで、旅の気分を盛り上げるのも良いかも。
米澤穂信先生の小市民シリーズをご存知ですか? 原作小説はもちろんアニメも大ファンでして、聖地巡礼がしてやろうと目論んでます。岐阜公園にも行きたいし、カフェで夏期限定トロピカルパフェを食べたてみたい!
さらに帰りの電車では次の旅行を計画してみましょう。ただの移動と思わずに、自分時間に浸れるひとときを楽しんでみませんか。
新しく出会った本たち
📖捜索者の血/ハーラン・コーベン(小学館文庫 2025/2/6 発売)【今週イチ推し】
まるでハリウッドドラマのようなスピード感と緊張感! 終身刑の男・バロウズの元に、死んだはずの息子が生きているかもしれないという情報が…
刑務所を脱出して真相を追うバロウズを待ち受けるのは、支援者と敵、そして迫りくるFBIのエリート捜査官たち。逃亡しながら息子の行方を追うのですが、果たしてて息子マシュウは生きているのか? 会えるのか? 会えたとしても父バロウズのことを覚えているのか。愛する人のために、人はどんな行動をする必要なのか… 深く胸に突き刺さる作品でした。
📖タイタン・ノワール/ニック・ハーカウェイ(ハヤカワ文庫SF 2024/12/4 発売)
富裕層が不死身を背景に世界を牛耳る近未来。暗黒街の大物を相手に私立探偵か命を懸けて謎を解いていくという、ハードボイルド&ディストピアSF。
命懸けの捜査、闇社会の駆け引き、妖艶なロマンス…そして物語の核心にあるのは欲望と倫理の人間ドラマ。金と権力を手にした人間は、どこまで神に近づこうとするのか?
SF、ミステリー、ハードボイルドの良いとこ取りをしたエグ味のある優秀作。想像を超えるストーリー展開に圧倒されること間違いなしっ
📖一次元の挿し木/松下龍之介(宝島社文庫 2025/2/5 発売)
200年前の人骨が、妹のDNAと一致!?そんな謎めいた導入から一気に引き込まれるミステリー&エンタメ小説。
サスペンス、SF、成長物語、ボーイズミーツガールと多彩な要素をバランスよく盛り込み、テンポよく展開するストーリーが魅力。
幻想的な世界観とビターなロマンスも絶妙で、最後にはタイトルに隠された意味も回収される構成力の高さに驚かされる。エンタメミステリーの決定版として、ぜひ多くの人に読んでほしい一冊!
📖台北裁判/唐福睿(ハヤカワ・ミステリ文庫 2024/12/4 発売)
台湾の死刑制度をテーマにした超正統派な社会派小説。歴史や政治、法律など学びが多く、まさに翻訳小説の醍醐味を味わえる一冊です。
自立心の強い主人公佟寶駒が巨悪に立ち向かうストーリーは、単なる正義の戦いではなく、人間ドラマとして胸を打ちます。死刑制度の重い話ではあるのですが、彼の優しさが際立っているからこそ温かさを感じましたね。
また父と息子の関係が印象的で、責任やアイデンティティの在り方を深く考えさせられました。
各作品の詳しいレビュー
各作品の詳しいレビューはブクログで記録しています。お時間があるかたは、ぜひ遊びにきてね。読んでいただき、ありがとうございました。