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1日10000歩通勤時に歩いてたのがテレワークになったから運動不足

とか言う人いるけどそれってエビデンスあるんですか的な話です。

それはエアコンの温度28度が適温と似たような先入観です。
(エアコンに関しては人間の適温25度が良いそうです)

というわけで、ああ、日経ヘルスの米国人の観察結果によると6000~8000歩、そして速歩がちょうどいいんだなと思うわけです。


いえ、違いますよ。

ターザンをちゃんんと読むと、強度の観念が足りないと書いてあります。ただ歩くでは運動にはなりません。残念です。

運動について、量とか、週何回が効率が良いとかよく言われますが重要なのは質です。例えば筋トレであれば、7回出来るかどうかの強度がもっとも効果的とされています。懸垂が最高で5回できるかどうか。ちょうどよいと思います。懸垂出来ない人も多いです。そんな方は腕立て伏せ7回~10回を目標がちょうどよいのではないでしょうか。
と、いった具合です。

ですので歩く(散歩)は運動にはなりません。

大事なことなのでもう一度書きます。

歩くことは運動にはなりません。
でも健康には良いです。

歩くことと健康との関係について、日経ヘルスでは書かれていないので少しだけ補足をしますと、幾千歩を歩くということは外に出ると思います。人は免疫効果の高いビタミンDの9割は太陽光(紫外線)を浴びることによって生成しています。(※食事で摂取することも可能ですが圧倒的に足りません)
また、近視の解消にも太陽光が役立つと言われています。

そして、5000歩程度連続して歩けば30分以上経つと思います。30分程度継続してリズミカルな動作を行うと、アセチルコリンが十分に生成されます。副交感神経をつかさどる神経伝達物質です。何かを始めるときに集中するまでにかかる時間と同じ効果があります。やる気が出ます。自律神経を整えます。交感神経優位でせわしなく働いている現代人にとって重要な事実です。
自律神経の話は別の機会に詳しくやりたいです。

だから10000歩ではなく、5000歩程度の散歩を日課にするのが健康に良いのです。というのが文脈を読む、リテラシーの考え方です。

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