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「働く理由」に「喜んでもらう」ことを追加すると仕事が変わる
「何のために働きますか?」
この質問に朝まで語れるという場合は、就活は苦労しないかもしれません。なぜならば、この質問より大切な仕事に必要な問はないからです。
簡単に自己紹介をします。私は、塾を起業して10年になり、理系の大学でもキャリアデザインの講師を行って7年目になります。その前は、放送機器メーカーやIT企業にて足掛け10年、エンジニアとして働いていました。
就活中や、転職、仕事で悩んでいる方向けのお話しになります。
仕事のための方向性などが見えればと思います。
まず、ノートや、スマホのメモ帳を用意してください。
自分の働く理由を5~10個書いてください。
この質問は、働く間、一生問い続ける質問です。
もちろん、「生活のため」、というのはわかります。
また、大学生の皆さんに聞いても、「お金のため」と書く人も多いです。
それならば、もっと具体的に書いてみてください。
「生活のため」ならわかります。生活というのは、衣食住のためです。生きるためには誰しもある一定以上は必要です。
しかし、純粋に「お金のため」という人は本当にいるのでしょうか。
「お金マニア」ならわかります。世界中のお金、つまりはお札や、コインを収集したいということですね。
ただ、銀行に預けている貯金額の数値が増えれば増えるほどうれしい、という人はそれほど多くはないでしょう。
もちろん、そういう理由で、「お金のため」というのであれば、それも一つの答えです。いかに多くの「お金」を集めることで満足するということでしょうから。
多くの場合は、ある何かを買うために、その「お金」が必要だという意味でしょう。
豪邸に住みたいとか、1億円する時計が欲しいとか、それぞれに趣味、し好はあります。それであれば、「お金のため」ではなく、「10億円の豪邸のため」とか、「1億円の時計のため」でいいです。
他にも「見栄(みえ)のため」ということもある人もいるかもしれません。
自分に自信がない人は、他の人からどう見えるのかを気にします。そのために、いい家、いい車、いい服装、いい装飾が欲しいという場合もあるでしょう。
あとは「やりがい」も多いですね。お金は十分あるので働く必要のなくなった、高齢者がボランティア活動に精を出すのも、社会に必要とされていたい、社会とのつながりを持ちたいなどなんらかの「やりがい」のためというのもあります。
このことについては、本当に自分だけの答えを時々考えて見つけて欲しい問です。
この問について、私が入れて欲しい考えを書きます。
誰かに喜んでもらうため
一番大切な働く理由は、その仕事そのものの行為の結果、自分も含めて他の誰かを喜ばせるものであることです。
誤解しないでもらいたいのは、詐欺をしてお金を稼いで、自分の仲間が喜ぶからそれが働く理由であるとは言えないということです。そのお金を生み出す過程が詐欺なわけですから、それによって悲しんでいる人がいるわけです。
大事なことなのでもう一度書きますが、その自分の仕事の行為によって、誰かを喜ばせているのかどうかということです。繰り返しますが、その誰かの中に、もちろん、自分も必ず入れてください。自分が嫌で仕方ないのに、他の誰かが喜んでいても仕方ないです。それは本末転倒です。
この「働く理由」というのは世代によって異なります。
ただ、それほど大きくは変わりません。
手元に大学生から集めた集計がありますので、参考に載せます。
上位5つをあげます。ほぼ同数でしたので順位づけはしません。大学二年生に同じ質問をして5つ働く理由をあげてもらいました。
大学二年生に聞いた働く理由
・お金のため
・生活のため
・社会貢献のため
・知識、経験、成長のため
・趣味、遊ぶため
このほかにも、「やりがい」「承認されたい」「家族のため」などの理由もありました。
今はこのような感じでも十分かと思います。このnote(マガジンとしてまとめて続編を書いていきます)を読み終わった時には、朝まで語れるくらい、「働く理由」を言えるようになってもらえると面白い働き方ができます。
もちろん、みんな働く理由を一言でいえば、大学生があげてくれたような言葉になるとは思います。大事なことは「社会貢献のため」といったときに、どういう風に社会貢献したいのかということです。お金のためや、生活のためなどの自分のためはそれでとても大切なことです。
私が入れて欲しいと書いた、「誰かに喜んでもらうため」には、あなたは何をして、誰に喜んでもらうのですか。
その質問に答えられるようになると生きる意味、働く意味が見えてきます。当然、就活の面接にも答える内容が変わってきます。