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電子書籍は無料で出せるのか:アラカンの挑戦

「電子書籍は無料で出せるなんてウソだ!」

1冊目の電子書籍をやっとの思いで出版したとき、強く思ったことです。

無料なんてとんでもない。

表紙をプロの方に頼んだり、原稿を出版できる形式に変えるEPUB化を外注したりして結構な金額が掛かってしまいました。

そもそも、文章力がなかった私はライティングコンサルを受けたり、ライティング講座を受けたりして、大枚を使っての挑戦でしたので、かなりの金額をつぎ込んでしまっています。

「電子書籍は無料では出せない」
これが私の解釈でした。

ところが、今回、出版した2冊目の電子書籍は外注せずに自分の力だけで出版できたのです。

つまり「電子書籍が無料で出せた」のです。

何をどうして、無料でできたのか、今日は振りかえりながらまとめていきます。

1.センスやスキルがないと外注も難しい


「電子書籍は表紙が9割」と言われています。

読者はまず表紙を見て購入を決めるからです。

絵心もスキルもない私は1冊目を出版するときに迷わずに表紙の作成を外注しました。

相手はプロなのだから、ある程度のイメージを伝えれば、ステキなデザインを作ってくれると思い込んでいました。

ところが、メール中心のやりとりは丸投げできるほど、甘いものではありませんでした。

私がお願いしたデザイナーさんはきっと生真面目な方だったのでしょう。

「こんな感じ」と図工2の私がざっくりと書いたイメージ図を忠実に再現したデザインを送ってくれました。

「ちがう、ちがう。そうじゃない(泣)」

修正の回数制限があり、どこをどう直してもらえばいいのかうまく伝えることができません。

自分にセンスや知識がないとイメージをうまく伝えることができない。

私は1冊目の表紙作りで外注する難しさを思いしりました。

2.Canvaを使って自分で表紙を作ってみた


外注するにもセンスやスキルが必要だとわかった私は耳寄りな情報を得ました。

「Canvaを使えば表紙が作れる」

ちょうどnoteのアイキャッチを作るためにCanvaを使い始めたところです。

「2冊目の表紙は自分で作ろう」

Canvaは絵のセンスなど全く関係なく直感で操作でき、試行錯誤が楽しく、時間が経つのも忘れるほど。

X(Twitter)で知り合ったCanvaの先生にアドバイスをいただきながらいつのまにか完成できました。

やればできるものですね。

完成した電子書籍の表紙


3.EPUB化を外注したくない

1冊目の電子書籍を出版するときにかかった費用の2つめは「EPUB化」です。

EPUB化についてうまく説明できないのでChatGPTの回答をどうぞ。

EPUB化とは、文章や画像などを特定の形式に変えて、電子書籍として読むことができるようにすることです。

この特定の形式を「EPUB」と呼びます。

EPUBは、スマートフォンやタブレット、電子書籍リーダーで簡単に読むことができるフォーマットです。

紙の本のようにページをめくったり、文字の大きさを変えたりすることができます。

これにより、いつでもどこでもたくさんの本を持ち歩いて読めるようになります。

ChatGPTによるEPUB化の説明


ChatGPTによるとEPUB変換ツールやオンライン変換サイトを利用すれば、簡単にEPUB化できるとのこと。

でも、私には???。
できそうもありません。

これは今回も外注するしかないのか。

だけど、Xで知り合った人が立て続けに電子書籍を出版しています。

ひょっとして、調べてみたら私でもできるのではないか?

あくまでも無料出版にこだわる私でした。

4.原稿をWordで作ればそのまま入稿できる

Kindleで出版に関する書籍を探すと多くの方が出版されています。

だけど、出版時期が古いものは、EPUB化を推奨したり、でんでんコンバーターというものの使い方の説明だったり、思っているものと何か違います。

めげずに何冊も何冊もKindle本をさがすと、ありました!

原稿をWordで作れば変換せずに入稿できるというとびっきりの情報です。

これなら私にもできそうです。

早速、複数のKindle本を参考にしながら、挑戦。
(次の章で参考文献を紹介しますね)

見出しの微調整がむずかしくて時間は掛かりましたが、ついに出版できたのです。

ああ、本当に無料で出版できるんだ。

もっともっと専門的な知識が必要かと思っていたので、ちょっと拍子抜けしたほどです。

KDPのヘルプページでもWordでの入稿について確認できます。

5.電子書籍は無料で出版できる

出版した2冊目の電子書籍はこちらになります。

電子書籍の文字数は2万字程度と言われています。

でも、長い文章を書くのはとてもハードルが高いです。

アナログ人間だった私が1冊目の電子書籍を完成するまでのストーリーを1冊にまとめました。

本文を書くときはこちらの書籍を、表紙や入稿についてはこのnoteの記事を、
参考になさって、ぜひあなたも無料で電子書籍を出版してくださいね。

もし、私でお手伝いできることがあれば喜んで協力させていただきます。

ぜひ、お声がけください。

【参考書籍】

書き始める前に書式設定をするといいと知り、あとでの作業が楽になりました。ペーパーバックを考えていなくてもとても参考になる1冊です。


Kindle本界隈で有名なしゅーぞーさんの著書。私は出版に関する部分しか読まなかったですが、細かく丁寧にノウハウが書いてあるので、はじめて電子書籍を作ろうと思っている人にオススメです。


キヨカさんの本も参考になるものが多くありました。なかでもこの本は表紙を作る時にお世話になりました。画像が多くてわかりやすく、作業しながら読み進めました。

【最後に】

もし、あなたが電子書籍出版をしようと思っているのなら、Kindle Unlimitedに加入されることをオススメします。

Kindleに関する本があるかと思って近所の大型書店に行ったら1冊もありませんでした。

noteやInstagram、X、TikTokなどの関連本はいくらでもあったのに、です。

Kindle本は紙の書籍のライバルだからでしょうか。

KindleのことはKindleで調べる必要があるので、一定の期間だけでも、とっかえひっかえ書籍を読めるKindle Unlimitedに入るのが良い、これがオススメする理由です。

私の著書もKindle Unlimitedでしたら無料で読んでいただけます。

非会員の方も8月21日までは99円で購入できます。

この機会にご一読いただければうれしいです!

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