復職する前に社会性を取り戻しておく
よく「リワークは通った方がいいですか?」と聞かれますが、私は「リワークに通った方がいい」派です。たくさんの理由がありますが、今回は1つだけピックアップして書きます。
休職中に失われる社会性
復職すると気づきますが、休職期間中に社会性が著しく失われます。一人で過ごす時間が長くなると、コミュニケーションがぎこちなくなったり、自信を持てなかったり、人前に出たり集団の中に入ることに対して過度な不安を感じたり、、、社会生活の送り方が分からなくなります。特に長期間休職していた人、家族としか話していな人、一人暮らしの人は強く感じる可能性が大です。
ただでさえストレスの多い復職ですが、この社会性の喪失がさらに大きなストレスを生みます。
自分は3回の休職を経験しました。各休職期間は1 ヶ月、8ヶ月、11ヶ月でしたが、休職1ヶ月でも人前に出たときに強いストレスを感じました。8ヶ月間の休職後なんてもう生まれたての子鹿ようでした笑
あまりに人と話してなかったので発声の仕方を忘れたのか、少し話しただけで声はかすれ、うまく話せなかったことを覚えています。毎日の進捗報告で3分くらい話すだけなのに、声が出るかな…と心配していました。
社会性を取り戻すためのリハビリが必要
というわけで、復職前に社会性を取り戻すためのリハビリ期間が必要だと考えています。何でもいいので何かのコミュニティに参加し、社会生活に慣らしていきます。
実世界で実際に足を運び対面で人とコミュニケーションを取ることが大事です。はじめは人と話すだけで気疲れしてしまう方も多いと思います。あえて人とコミュニケーションを取る場に身を置くことでリバビリになります。
と言われてもなかなかそんな場所はないと思う方も多いはずです。そこでおすすめなのがリワークです。
リワーク
リワークとは「return to work」の略で、うつ病などの精神疾患が原因で休職している人が、職場復帰と再発予防を目的に受けるリハビリのことを言います。簡単に言うと、リワーク=復職に向けたトレーニングです。そしてリワーク施設は復職のための学校と思っていたければ分かりやすいと思います。
リワークで自分と似た境遇の人と講義を受けたり会話したりグループワークをしたりしながら、少しずつ社会への適応能力を取り戻していきます。
ただし、リワークは基本的に一定期間通うことを前提としているため、復職を急ぐ方には向きません。ただ、急いで復職しストレスに負けて体調を崩し再休職してしまうリスクを考えると、リワークを活用して社会に慣らしてから復職した方が長く働ける可能性が高いです。結果的にリワークに通いリハビリしてから復職する方が近道になることが多いと思います。自分はそうでした。
絶対に行かなければいけないものではありませんが、個人的には全員におすすめします。
私の復職の体験談はこちら↓
おわり
まとめると、長く休職すると社会性が失われてるぞ。できれば復職前にリハビリして社会性を取り戻しておいた方がいいよ。そこでおすすめなのはリワークだよ。でした。
今日はここまで!
ありがとうございました。
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