カフェインレス珈琲
幸せってなんだっけ
BiSHのALL YOU NEED IS LOVEの冒頭
ここ一年くらいの間に一番考えていた事の気がする。
明確な答えは未だにない
辞書的には
運がよいこと。その人にとって望ましいこと。不満がないこと。うまい具合にいくこと
などいろいろ書いてある。
私のイメージする幸せは「その人にとって望ましいこと」というニュアンスが一番近い気がする。
お金・家族・健康・美味しいもの・趣味・友達・仕事・睡眠・人肌に触れる・平和・非日常・恋人・何かで世界一になる・出世…などなど
どれかだけ手に入っていても、幸せとは言えない場合もある。
ましてや、この全てが手に入っていたとしても幸せとは言えない場合まであるであろう。
幸せについて、私の知人は「小さな無駄の積み重ね」と形容したこともある。
たしかにそれも間違いではない気がする。
1つ言えることは、例えば全く同じ状況に置かれる別人2人がいたとして、その2人ともが全く同じ感情を抱くことは、ほぼ限りなく無いのではないかということ。
まして同じ自分だったとして、1日後の自分が全く同じことを感じるだろうかというと、それもまた違うと思う。
何がいいたいかというと、幸せとは気持ち次第だということ。
誰かから与えられたりするものでも、誰かと比較して得られるものでも、点数で表すものでも、手に入れるものでもないのではないかと。
やっぱりそうなんだと思う。
これはいろんな所でいろんな人が書いている。
最初のうちは、そんなこといったって、じゃあどうやったら幸せな気持ちになるんだよって思っていました。
無理やりに幸せに思おうとしても無理なんですよね。
そこが不思議。
お金やら家族というものなど、先ほど羅列したものは幸せのきっかけや手段でしか無いのかなと思います。
自分自身が背伸びをせず、かつ自分を下げてもみない、ありのままの自分を認め、好きになる。
そうすると幸せに感じる機会は増えると感じます。
自分を認めるって?
他人と比較的して一般的な視点で優れている部分があると嬉しいし、劣っている部分があると悔しかったり悲しかったりする。
その感情自体は悪くないし、むしろ自分の成長の糧になるとさえ思う。
ただ、他人よりある部分が劣っているからといって、それだけをもって自分を否定する必要はないんだと思う。
みんな違うんだもの。
脳の配線回路だって個人個人で皆違う。
流れている神経伝達物質の量だって違う。
確かに何をやってもうまくやってのける人はいる。
だから偉いのか。
偉いとは限らない。
生産性は確かに高いかもしれない。
生産性は高くなければならないのか。
低いからダメなのか。
そんなことは無いと思いたい。
今の自分のできることを自分なりにやっていければそれで十分。
私はなにかのコツを掴んだりするのも得意だし、大学受験とかでいう勉強も平均以上にはできるし、誰でも知っているようなスポーツで全国規模の大会に出るくらいには運動も得意である。
もともと他人と比較して劣ると感じることは、多かったわけではない。
それでも自分のやりたいことが満足に完結する出来事がほとんどなくなると、ひたすらに自分の無力さを感じるのである。
よくわからないうちに「○○さんはできてるのに…」と他人と比較してできていない自分にばかり目が向くようになる。
そしていつのまにか幸せなんてものは感じなくなってしまう。
自分が納得する状態が全然無いからそうなるのではないかとも考える。
自分自身や他者に対して期待をしすぎていたり、逆に信用をなにもしていない状況では、自分が納得する状況というのはすごくつくりにくい。
ちっぽけなことだっていい。
自分の満足いく、納得できることをやれれば良い。
下手だっていい。
そんな思いもあって決して上手ではない絵をここではあげている。
「あーっっっ!描いた!30分も集中できた!私すごい!」
今の自分のできたことを褒める。
やりたいことをできた自分を褒める。
それだけで良いんです。
表現できた、やれた。
極端なこというと
毎日寝てばかりの自分に
「今日は寝通すぞ!」と意気込んで
実際に寝れた。「こんな寝れる私ってすごい!」
強引かもしれないけどそんなちっぽけなことでも、ハードルをあげずに今の自分にできることを少しずつやっていく。
そしてちょっとだけ世界を広げていけばいつか見えている世界が変わっているかもしれません。
私はそう自分に言い聞かせています。
繰り返しになりますが、他人と比較すること自体は悪いことでは無いと思います。
勝負で負けたとして、それが絶望かというと全然そんなことはないですよね。
あのプレーはよかった。納得いく戦いができたときはすごく清々しいものです。
逆に勝ったとしても、全然納得いくプレーができなかったのに、なんか勝ってしまったという場合はスッキリしません。
勝敗も確かに大事な部分はあります。しかし、勝敗よりも納得できる部分があったか。
そこにも重きをおいて生きていきたいと思っています。
カフェインレス珈琲
話が少しそれてしまいましたが、幸せってなんだっけ
私が以前すごく久しぶりに感じた幸せは
自分で淹れたカフェインレス珈琲とアルフォートの組み合わせが、すごく美味しく感じたことでした。
すごく小さな幸せだったけど、自分にとっては大きな幸せの始まりだったと思える日が来るよう、これからも自分を大切に生きていきたいと思います。
不眠症でもある私にとって、カフェインレス珈琲を飲んでリラックスしてから布団に入ることが今の幸せなんです。