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口に出すと癖になり性格になる

今年も茅の輪くぐりができました。
我が家は結婚してからずっと寒川さん。
アトリエ想木もずっと寒川さんにお参りしてます。

少しずつアトリエを直していて
まだまだ完成とはいかないけど
早く神棚を作って
見守って頂こうと思っていて
先日やっと神棚を付けました。

身が引き締まる想いです。

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popup中、ご購入に至る至らない問わず、たくさんのお客様とお話をさせていただきます。

その中でも印象深い言葉
嬉しい言葉
というのがあって。

今回お客様から頂いた印象深い言葉を
ここに残しておこうと思います。

混雑のない時間帯にふと売り場前の通路を通られたお客様。
あれ?というような表情で、正面に飾っていたCatch Bagを二度見。
コーヒー豆の麻袋で〜、と説明をさせて頂くと、そうよね、そうだと思ったの、と答えてくださいました。

そして興奮気味にこのようなお言葉をいただいたのです。

あなた、これ、大変なことよ?
この形にすること、この作業がね、この形に完成させる事がどれだけ大変なことか!!!
すごいことよ!!!
私ね、近くのコーヒー屋さんで麻袋もらったの。なんかチャチャッとやればいいやと思ってたけど、洗ったら麻袋の目も乱れるし、切ったらクズだらけで大変だし、貰ってきた状態よりも汚くなってね!
今ふと見たら、目も整ってるし、ましてバッグも形がしっかりしてるし、麻袋も綺麗だし、これ、大変なことよ?!
世の中の人は全く気づいてないわよ!
もっとおっきい声で、ポスターも貼って、大変なんだよ!って言いなさい!!!
この仕事はすごいわ!
あなた、自慢していいのよ!
ミシンができるからってここまでできることじゃないわ!私経験したからわかるのよ。何しろ大変なのよ!大したもんだわ。尊敬します。

とおっしゃって頂きました。
嬉しかったぁ。
分かってくださる方がいたぁぁぁ!って!そう、大変なんですよね^^;
でも好きでやっているし、大変だ!というブランディングはできないから、接客させて頂く中でお伝えすることも時々ありますが、必ず伝えている事でもないんです^^;

だからなのか、ハンドメイドを趣味でやっている方が、アイデアだけ堂々と盗もうとしたり、自分もできます自慢を聞かされる事もあって…
かと言って、そのような方に、簡単な事じゃないんですよ、とか、私たちも試行錯誤でここまでやってますとか、そういう話も正直したくないので、その時間が過ぎ去ってくれることだけをただただ願います…

なぜなら、プロの方々はそういう事はしないと思うから。

私も自分が初見のクリエイターの方の作品を拝見する機会があったとしても、わざわざ自分がクリエイターだとは名乗らないです。
そして、自分のコンセプトがしっかりしていたら、"盗む"という思考回路にはならないと思う。参考にするとしても、そのあとに自分のブランドに落とし込むとなったら、色々考えなくてはいけないし、簡単ではないはず。人は人。自分は自分。クリエイターってその人自身も作品の一部だと思ってるから、人の作品をなぞる方がむしろ難しいし、"意味のないもの"を生み出してしまうんじゃないのかなーと思うんです。


これと話が全く違うのは
お仕事関係の皆様
作家仲間の方々が
応援に立ち寄ってくださること!

頑張ってー!とお忙しい中、立ち寄ってくださるのは本当に嬉しい!
ありがたいです!
見栄も張らずに正直に話せたりもできるし、皆さんの活躍を私も普段から拝見させて頂いてる訳なので、その方々が応援に立ち寄ってくださったら、私も頑張ろうって力をもらえます。

もう1つ、こんなお言葉もいただきました。

少し混雑している時でしたが、ご自身のペースで作品をご覧頂いていたお客様。少しお声をかけさせて頂いたところ、

素敵ね。
コーヒー屋さんとかでも麻袋のバッグ、飾ってあるでしょ。ハンドメイドの。あぁいうのはなんていうか…ごめんなさいね、汚くて持つ気にならないのよ。でもここのは綺麗でワクワクするわね。同じ素材なのに、全く違う。

これも嬉しかったです。
伝わってる。。。!と思いました。
HOLO HOLO BIYORIのPicture Bagは単に麻袋をアップサイクルすることを目的にはしていません。
どう切り取るか、既にここから始まっていて、バッグのサイズも、使いやすいサイズから入るのではなく、麻袋をかっこよく切り取れるサイズから仕様を決めていきます。
そして、麻袋をファッションへ昇華させることを目的としたクリエイションなのです。

その事をお伝えする前に、気づいて感じ取ってくださったお客様。
嬉しくて、小躍りしてしまいそうでした。

HOLO HOLO BIYORIが表現したい事は明確です。
コーヒーやエコの縛りがなかったとしても、成り立つ作品にする、素材感をファッションの強みにする。
なぜなら、私が麻袋に魅力を感じたのも、その観点からなのです。
皆さんにどう伝えるべきなのか、お世話になっている百貨店バイヤーさんやデザイナーのみねたさんにもブランディングについてはアドバイスを頂き、整理整頓してきました。回り道したけど、やりたいことは、初めから変わっていなかったんです。初志貫徹。何も揺るがない。これに気づかせてくださった、バイヤーさん。みねたさんには本当に感謝しています。それ以降、いろんな情報が入ってくればくるほど、自分のやりたい事が間違っていなかったと確信できるようにもなりました。

そういえば昨年、このようなお言葉も頂いたなぁ。。

その前の年に、作品をチラッと見て、値段も高い、こんなのミシンでチャチャッとできるだろうって言葉をかけられ、あたり前ですが傷つきました。
そして翌年また出店にいらして、実はそのお客様かどうかは覚えていなかったのですが、ご自身で、謝りにきたと仰ってくださり、あのあと自分で作ってみたんだけど、本当に大変で、大変で、あんなに大変な事を仕事にしている方に失礼な事を言ってしまったと思って、と。値段も高くて当たり前、むしろ安いくらいだと納得しましたと言ってくださいました。
なかなかこのようにお声がけいただくことは稀だと思うのです。
ですので、こちらこそ、ご理解いただきありがとうございます、とお伝えしました。


出会いを恐れずに。

だけど笑顔の裏側には、ここには書き切れないほど、そして書きたくもないほど、悪意に満ちた言葉や、自分勝手な行動を投げつけられることもあって、そういうのを目の当たりにすると、私たち店頭に立つ者はサンドバッグじゃないのになって思うんです。私の落ち度はもちろん謝ります。でも日常的なものは、だいたいただのストレス発散。相手が誰だっていいのです。

ここでタイトルに書いた

口に出すと癖になり、性格になる

にたどり着くわけなんですが、
これ、ひろゆき氏が"言葉"について語っていた事。
言霊はないと思うけど、の続きでこう語っていました。
言霊というワードを持って説明されるよりももっとパワーのある説明だなと私は感じたのです。

言葉って
人を喜ばせることもできるし
傷つけることもできる。
悪気もなく、
そんなつもりじゃなく、
というのが実は1番厄介なのかなと思っています。
そんなつもりじゃなかったものが
口癖となり
性格になって
人を傷つけ続けることも可能ということだよね。
逆もそう。
ポジティブワードを口癖に。
人も自分もハッピー!にできる性格にもなり得る。

だから知らない人だし、とか、SNSで匿名だから、とか、だからいいじゃん!って悪意をばら撒き続けてると、最終的にはそれが自分になっちゃう。怖いね。

嫌な事は見ない、でも、見ちゃうのも人間。
だから、見方を変える、角度を変える、
受け入れる必要はなくとも
受け流す事ができるように、とかね。

麻袋って人間関係とよく似てます。

ネガティブな面、日常に不都合な面ばかりにフォーカスして、避けて通る事は簡単です。
むしろその方が "ラクに生きる"事はできるでしょう。

物事には
"いい面もわるい面もある"
それが当たり前。

そう、麻袋に限ったことではないんです。

しかしどうしても嫌なら、手に取らないでください。
無理に買う必要はないです。
そんな想いを引きずっては、作品もかわいそう。

私は私で
麻袋の魅力に気づいてしまった。
その沼にハマってしまったのです。
そうなったら、ネガティブな面をどう扱うかが肝。
そもそも、ネガティブな事は本当にネガティブにしか捉えられないものなのか、とか。
見方を変える事。
麻袋が麻袋らしくいることも、魅力の1つ、いやむしろ最大の魅力なんじゃないのか!って話で。

私自身も変わってるとか
ISAMUさんも変わってるとか
よく言われるけど
変わってるとか思った事はなく
かと言って、みんなに合わせようとか思ってるわけでもなく
じゃあなんなのかと言えば
ただ自分はここにいるだけだよって話なんです。

自分達の生き方考え方も
このものづくりの背景の1つだった。
目から鱗!

私のような考え方を持っていたり
好き、のベクトルが似ていたり
そんな方との出会いを求めて
私は店頭に立っています。

誰にでも好かれるものづくりはしていなくて
これがわたしのものづくりであり
私のものづくりの裏側に宿る思考なんですね。

小難しいことたくさん言ってしまいました。

最後にもう1つ、お客様から頂いた嬉しいお言葉を
ここに残したいと思います。

お客さまのお時間を長く頂いてしまいましたが
麻袋を使ったバッグを初めて手にして頂く瞬間ということで、作品の説明をさせて頂きました。
そしてご自身で、最初のPicture Bagを決めてくださったのですが、最後にこのお言葉を頂きました。

久しぶりにワクワクしました

なんと!
私自身がこのお言葉にドキドキして
嬉しくて
床に平伏して
ありがとうございます!!!!
とお伝えしたくなったのでした。

しかも驚くことに
この会期中
全く違うタイミングで私が接客させて頂いた別のお客様からも、最後に同じ言葉を頂戴したのです。

こちらこそありがとうございます。

私がここにいる意味を
お客様が見出してくださっている
そう感じます。

いつも話が長いほんまゆき
それをワクワクして聞いてくださる方がいる!

ありがとうございます。

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