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キャベツはとがっているのがすき。

今年もとんがりキャベツの季節がやってきた。

フランスでは「chou pointu」(シュウ・ポワンチュ)という。
「シュウ」がキャベツで、「ポワンチュ」が先の尖ったという意味。

どれだけとんがっているのかというと、このぐらい。





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このキャベツ、出来が悪かったわけではない。
このような品種である。

このとんがりキャベツが好き。

なぜ好きなのかというと、それは、葉が柔らかいから。

フランスのキャベツは硬い。

生食できる代物ではないと思う。酢漬けや煮込みに使うのには適しているけれど、千切りキャベツではとても食べられない。

25年くらい前までは、わたしの知る限りではあるが、このタイプのキャベツしか市場にでていなかった。
フランス人にしてみたら、キャベツは生で食べる野菜として認識されていなかったように思う。

今では日本のキャベツに似た品種のまぁるいキャベツも出回り、生食、サラダで食べることも増えてきた。

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ス-パ-でみかける丸いキャベツ


でも、日本のとんかつ定食の付け合わせの千切りキャベツとはなんか違っていた…。

それが、ある日、地元のマルシェで発見したもの、それがこの尖ったキャベツだった。

みるからに柔らかそうな小さめのキャベツ。

早速、千切りにしてみたら、

それは、あの、日本のふんわりとした千切りキャベツそのもの!

それ以来、春の楽しみ、とんがりキャベツ。

今日ス-パ-で買ったのはスペイン産だった。

フランス以外のヨ-ロッパでも栽培されているんだ…。

ざっくりとふたつに切ってみる。

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パリの友人が作ってくれたレシピを思い出してサラダを作ってみる。

あ、でも食べちゃって、写真がない…、ということで


キャベツのサラダ、ざっくりレシピ

キャベツの千切り 適量
塩昆布      好みの量
ツナ缶      1個
ごま油      適量
好きなお酢    適量
好みで塩コショウ           
       これらを和えていただきます


この美味しいとんがりキャベツをうちの家庭菜園で育ててみよう!
と去年の秋に苗を植えたんです。

そろそろいいのでは、と、数か月前から様子をうかがっているのですが、

どうやらダメらしい。


植えた時の様子はこちら

そして、5月初旬の苗の姿がこちら

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なんか、完全に違う野菜になってる…。

はい、徒長してしまいました。

でも、葉は柔らかくて美味しそう。(負け惜しみ)

これ以上待っても葉が巻いていく様子がないので食べちゃうことにしました。

そして、この場所に違う夏野菜を栽培してみよう。

フランス田舎、わたしの住むちょっぴり寒い地方でも、ようやく夏野菜の苗を植える時期がきました。

今年は何ができるかな。


今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。

久しぶりに【木(もく)モグ】を書いてみました。

【木モグ】とは【木曜日はモグモグ食べること・フランス家庭の食卓から】の略で、ひとつの食材をテ-マにしたフ-ドエッセイです。

以前は、タイトルに【木曜日はモグモグ食べること・フランス家庭の食卓から】と入れていましたが、今回から省略することにしました。
タイトルを見た時に何がテ-マなのか、わかるようにです。

そして、投稿は毎週木曜日ではなく、時々、木曜日にします。


記事をマガジンに収めていきますので、今までどおりお立ち寄りいただけると嬉しいです。またマガジンもフォローしていただけますと励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。

ここまで読んでくださりありがとうございます。
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