ライフハック・羅列雑記 もりたからす
世間にはライフハックなる叡智が溢れ、人々はそれを用いてQOLの向上に余念がないとやら。
私はネットをほとんど見ないし、どちらかというと無駄骨、骨折り損、粉骨砕身が好きなホラーマンなので、あまりそういうことに詳しくない。しかし日々の生活の中にはおのずと工夫が生まれてくるもの。今回はそれらを羅列していく。
1.栞の代わりにルーズリーフ
→特に洋書の場合は、気になった単語、表現等をルーズリーフに書き付けておくと読み終えた時に単語帳が出来上がる。
2.手拭いを多用
→ハンカチより大きく、タオルより薄い手拭いはあらゆる場面で活躍する。濡らしてもすぐ乾くので、夏場は首に巻くと気化熱で涼しい。凍ったペットボトルに巻いて外出するといつでも使える。
3.鉢植えに竹串をぶっ刺す
→引っこ抜いて乾いていたら水やりのタイミング。観葉植物の水やりは曜日などを固定せず、「土が乾いたら、たっぷりと」が大事。
4.あらゆるものに山椒をかける
→漢方では健胃、整腸に用いるので胃腸よわよわ人間にぴったり。七味唐辛子の材料の一つなので、七味が合うものは大抵山椒だけでもいける。
5.イライラしたら棋譜並べ
→将棋の棋譜には「完全に自分より頭の良い人間が全力で考えても処理しきれない情報量」が詰まっている。それを追体験するのが棋譜並べ。負の感情を脳に置いておく余裕がなくなり、いつの間にか穏やかな気持ちになる。木製の駒に触れることでリラックス効果もあるとかないとか。
6.雑草は抜いたら大事に取っておく。
→一夏分をまとめておき、晩秋にそれを庭木の根元に敷くと霜、雪対策のマルチングになる。刈り取ってはゴミに出す徒労感からも解放される。
7.空気清浄機は神
→マイナスイオンは気休めだけど、HEPAフィルターが神なのでトータルで神。「ついでにアレルゲンも取れるサーキュレーター」だと思えばエアコンの効率も良くなるし素晴らしい。
8.腹巻は正義
→夏はシルク、冬はウールの腹巻で常に胃腸を温め続けろ。体幹下部の保温は全てに優先する。腹巻の女神、日向坂46丹生明里を崇めよ。
9.スマホに全てを託さない
→何でもスマホでできる時代だからこそ、機能を分散することはリスク管理にも繋がる。鞄に文庫本、メモ帳、カメラ等々を入れて出かけると、荷物は増えるが精神的な疲弊は減る。『多機能は個々の機能で専用に劣る』。自ら発光する板を見つめ続ける不健康な日々から脱却しよう。
10.茶葉は乾かすと脱臭剤になる
→乾く過程では極小加湿器にもなるので冬場など重宝する。緑茶や紅茶を愛飲するなら茶葉も最後まで愛したい。
11.ランニング中に落語を聴く
→退屈しがちな有酸素運動の数十分にぴったりはまって穏やかで愉快なのが落語。音楽も良いが、リズムやテンポに引っ張られることがある。その点、おじいさんの独り言は適切なペースの維持に最適。
12.利き手じゃない方の手で日記を書く習慣を付ける
→何の意味もないが、初日に信じられないほど下手だった字が少しずつ確実に上達していくので謎の達成感がある。久々に本気でボウリングを5ゲームやってしまい利き腕が死んだ日も安心。
こんなところか。
「辛い時は金村美玖さんのことを考える」
「部屋に乃木希典の写真を飾る」
などはライフハックというより常識なので今回は割愛した。