こどもと朝読書 #04白雪ひめと七人のこびと
「白雪ひめと七人のこびと」
グリム童話より
スベン・オットー 絵
矢川澄子 訳
出版社 評論社
朝読書で子供を起こす第4弾
昼も読んで無事読了
はい、図書館にて私がチョイスした本です。
やっぱり基本の話は知っておいてほしい
「雪のように白く、血のように赤く、黒檀の木のように黒い髪」
このフレーズも押さえておきたい
黒髪のヒロイン白雪姫
継母のお妃様に命を狙われた白雪姫は…
白雪姫を殺すように命じられた猟師に見逃してもらい、森の中の家へとたどり着きます。
小人の家での展開が「3びきのくま」(イギリス童話)に似ていて子どもたちと盛り上がりました。
「だれだい、わしのいすにこしかけたのは?」から順番に皿、パン、野菜…ベッドとなる流れ
翌朝目覚めた白雪姫は、家事全般を引き受け小人たちの家に住むこととなる。
お妃様白雪姫が生きていることに気付く
魔法の鏡によって白雪姫が生きていることを知ったお妃様の企み
小人たちに注意されているのに3度も引っかかる白雪姫の危機管理力のなさを責めるべきか
お妃様が巧みなのだと褒めるべきか
2回目まではあっさり蘇生した白雪姫ですが、毒林檎を食べた3回目は何をしても生き返らず、
小人たちは3日の間泣き続け、そして透き通ったガラスの棺に姫を葬りました。
王子登場
ある日、森へ迷い込んだ王子が棺の中の白雪姫を見初めます。一目惚れです。
問答の末、王子の熱意に小人たちが折れて、白雪姫in棺は王子へ贈られることになりました。
運搬の途中で毒林檎のかけらが喉から飛び出て生き返る白雪姫
「まあ、ここはいったいどこ?」
答える王子「わたしのそばだよ。」
…そういうこと聞いているんじゃねえよ。この変態。と胸中で毒付く私。
まあ、生き返った途端手のひら返されることなく、幸せに結ばれたのでよし。
最後のページの最後のシーンは
それはそれとして二人の婚礼の支度がそれはそれは立派に、華々しく整えられました。
白雪姫の継母であるお妃様もお招きを受けていました。
ここでまた鏡に尋ねるお妃様
鏡の答え
「おきさきさま ここではあなたがいちばん
けれど わかいおきさきは あなたの千ばい」
鏡の台詞
持ち上げてから落とすこの順番
感情をざわつかせますよね。
お妃様も不安をあおられるわけですが、
お招き通り王子と白雪姫の待つお城へ行ってしまいます。
用意されていたのは炭火にかけられた鉄の上ばき
それが火箸ではこばれてきて
「おきさきは、そのまっかにやけた上ばきをはいて、たおれ死ぬまで、めちゃめちゃにおどりつづけなければなりませんでした。」
ひええ
長男が「上履きはなぜ灰にならなかったのか」と起き上がったのでめでたしめでたし。なぜかといえば、それは君が良く知る学校の上履きじゃなくて、鉄だからです。
長女はエピローグ前に起き出していました。
割とこのパターンが多く、その場合、長女は最後のシーンなどは単独で読んでいます。