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#厨二病
行く宛のないラブレター
一日の半分以上女性のことを考えている。
”いつも同じ電車ですね。”
それは20代前半の頃、毎朝同じ電車の同じ車両で見かけた女性に憧れていて、いつか渡そうと考えていたラブレターの冒頭である。
しかも、履歴書を送る時に使う【履歴書在中】が書かれた封筒に入れ、『これにラブレター?笑』と、相手の警戒心を和らげようとしていた浅はかなラブレターだ。
当然ながら手元にあるということは渡せなかったラブレタ
高校最後の夏に始まらなかった淡い恋
一日の半分以上女性のことを考えている。
高校の同級生である岡野君(仮名)からLINEが届いた。実に2年ぶりである。内容はシンプルに『元気?そろそろ飯でもどう?』というものだった。
断る理由もなく『おお、いいね!』と返すと、岡野君は『どうせなら3年の時のメンバー呼ばない?』と送ってきた。
う〜ん・・・嫌ではないが、『久々だね♪』となるだろうか?当時クラスは男10人、女30人ぐらいで分かれていて