時計の針が1本多い場所。
先週に引き続き、
「また自由に旅がしたい! もう一度行きたいあの都市」
と題して、おすすめの場所を紹介します。
今回は、タイトルにもある通り、「時計の針が1本多い場所」を紹介します。
一般的な時計では、2本の針で時刻(3本目で秒針)を示していますね。
では、こちらをご覧ください。
なんと短針が2本あるのです。
どっちが本物の短針でしょうか。
実は、どちらも本物の短針です。
よく見ると、針に小さくスウェーデンとフィンランドの国旗が描かれています。
スウェーデンとフィンランドは隣り合ってはいますが、1時間の時差があるため、両国の時刻を一度に確認できるのです。
つまり、フィンランドが4時3分、スウェーデンが3時3分ということですね。
この時計があるのは…
スウェーデンの首都、ストックホルムと、フィンランドの首都、ヘルシンキを結ぶフェリーの中でした!
2019年に北欧旅行に行った際、ストックホルムを夕方に出発し、翌朝ヘルシンキに到着する、バルト海のフェリーに乗りました。
夕方にストックホルムを出発し、長旅のスタートです。
島々の間をゆっくり進む船から、沈んでいく夕陽を見ていると、時の流れまでゆっくりに感じられ、ぜいたくな時間を過ごすことができます。
船に乗るときは、デッキの柵に寄りかかって、ぼけーーーとしながら船跡を眺めるのが好きです。
朝起きると、だいぶヘルシンキに近づいていました。
ストックホルムを出港してから15時間ほど経って、ようやくヘルシンキに到着しました。
実際船に乗っていたのは15時間ですが、ヘルシンキの方が1時間進んでいるため、見かけ上は16時間経ったことになります。
不思議な感覚ですね~!
飛行機で行けば1~2時間で行かれる距離ですが、こんなにも時間をかけて移動できるのも、旅の楽しみ方のひとつです。
右手に見えるのがウスペンスキー寺院、左奥に見えるのが有名なヘルシンキ大聖堂です。
碧い空に白い聖堂がよく映えています。
フェリーを降りて、ヘルシンキ観光スタートです!
以上、「時計の針が1本多い場所」の紹介でした。
都市の紹介ではなくなってしまいました。
ストックホルムやヘルシンキの紹介は、また別の記事でしたいと思います。
【番外編】
「ヘルシンキのかもめはでかい。」
ヘルシンキがロケ地となった『かもめ食堂』の冒頭のセリフが有名ですね。
近くで撮ろうとすると逃げられてしまい、遠くから撮ったので画質が悪いですね。
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