なかなか疲れがとれないときは
休養とは、「休むこと」と「養うこと」
少し前に、厚生労働省の「健康日本21」のまとめを読んでいたら、その中にある「休養・こころの健康」という項目に、こんな表現がありました。
ちょっとハッとしました。
文字だらけで読みづらいですが、興味があったら読んでみてください。
「休むこと」とは、心身の疲労を回復し元の活力ある状態に戻すこと
「養うこと」とは、明日に向かっての鋭気を養い、身体的、精神的、社会的な健康能力を高めること
つまり、今日の健康だけではなく明日の健康をも考えるところに休息の意義がある
かいつまんで言うと、こんなことが書いてありました。
さらに読み進めると、休養を達成するには(すごい言い回しですよね 笑)、まず、そのための時間を確保することが大切、とあります。たしかにね!
具体的には、こんな休養が「真の休養」であるとのこと。
一日の中に、リラックスできる時間と自分を見つめる時間をとりましょう。
週休には、趣味やスポーツ、ボランティア活動などで積極的に過ごしましょう。
長期休暇では、家族関係や心身を調整し、将来への準備などもしましょう
これを読んで思い出したのは、アロマセラピストの資格をとるために勉強していた時に出会った「積極的休養」と「消極的休養」という言葉です。
休養にはこの二つがあって、疲労の種類によって有効度が違います。
肉体的な疲労(筋肉の疲労)には
睡眠やマッサージ、入浴などの「消極的休養」精神的な疲労(神経の疲労)には
軽い運動やストレッチ、気分転換などの「積極的休養」
「寝ても寝ても疲れがとれない・・・」
という時は、もしかしたら精神的疲労がたまっていて、積極的休養を必要としているのかもしれません。
私は、睡眠をとらなきゃ!とがんばっていた頃よりも、朝ランニングを始めてからの方が疲労感が少なくなりました。
週に2~3回くらい、朝20~30分くらいの軽いランニングですが、全身運動なので筋肉のコリも解消されますし、有酸素運動なので内臓脂肪が減り、心肺機能は確実に上がりました(とにかく息切れしません)。
以前は走るのが苦手だったのですが、「楽しく続けられること」を最優先に無理なく続けてきた結果、今では「疲れた~」と感じると「走りたい!」と思うようになりました。
疲れがとれにくいと感じるときは、ランニングじゃなくてウォーキングでも、映画を観に行くとか友達とランチするとか、何でもいいので、体を動かしたり、外に出て五感を刺激したりしてリラックス・リフレッシュをする「積極的休養」を取り入れてみることをおすすめします。
疲労感やストレスが強いときは、無理せず我慢せず、セルフチェックをしてみてくださいね。
厚生労働省が作っている「こころの耳」というサイトがおすすめです。
心も体も健やかに、自分のコンディションを良い状態に保つことって、人生の最優先課題じゃないでしょうか。
心の不調も体の不調も、病気じゃないからといって軽視しないで、ケアする方法を調べたり試したり、あきらめずにアプローチしてほしいなと思います。
明日はきっといい香り
明日香