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読書感想⑪孫社長にたたきこまれたすごい「数値化」仕事術

暖かくなったかな~と思ったら、また冷え込んだりと。。。2月はまだまだ冷えそうですね。

最近、読んだ本がこちら↓
孫社長にたたきこまれた すごい「数値化」仕事術 | 三木 雄信 |本 | 通販 | Amazon

有名な経営者の「元側近」という方が、「●●社長の成功術!」「●●社長の思考のすべて!」的なタイトルで出版されているビジネス本は結構ありますが、タイトルに惹かれて手に取ってみると、「え?これって社長自らがメディアで既に話されてることをそのままトレースしてるだけじゃん!」とがっかりするような本もあるのですが、こちらの著書の三木さんは、実際にヤフーBB立ち上げ時のプロジェクト責任者であり、ソフトバンク退社後は、全国に展開されている英会話教室「トライズ」の経営者でもあるので、「元社員が、社長がやっていたことを、ただマネして書いていただけのビジネス本」ではなく、実例もとってもわかりやすくて、説得力がありました。

ヤフーBBといえば、「モデムをあちこちで0円でばらまいているけど、ソフトバンクって相当お金あるんだな~」ぐらいにしか思っていなかったのですが、あの無謀(?)とも見える、パラソル下での大量のモデム配布作戦も、孫社長のち密な数値分析により実施されたとのこと。

孫社長は会議でも「多変量解析されてない報告は、一切聞かない」と言われていたそうで、幹部すべてに「仕事のすべてを数値化」することが徹底されていたとのことです。

発行年2017年と決して新しくはないのですが、今読んでも、
・なぜビジネスのすべてを数値化する事が必要なのか?
・数値化した後の注意点(数字メタボ症候群等)
・数値化を用いることでの課題解決方法

については、実務においても非常に参考になるなと思いました。
経営企画や、財務企画に配属されたばかりで「一体どの数字が大切なの?どうやってKPIを設定したらいいの?」と迷われている新人さん等にもおすすめしたい一冊です。

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井上 香織(kaori inoue)
ありがとうございます!

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