【政治・経済】総選挙終わる~勝者はどこか~
始めに
衆議院選挙・総選挙が終わりました。投票率は55%。戦後3番めに低い数字となりました。色々とテレビ等では言われているようですが、個人的に感じたことを書いてみようと思います。
今回の勝者はどこか
今回の勝者はと言われると、多分勝者なき選挙だったような気がしています。というのも、第1党の自民党も第2党の立憲民主党も議席を減らしています。もちろん自民党は単独過半数を取り、連立を組む公明党も合わせて絶対安定多数を獲得していますから、勝利したことには変わりありません。
但し、今まで自民党に対して追い風であった過去3回の選挙とは違ったと思います。無風の選挙と言ってよいでしょう。2009年の選挙のように逆風ではなく、与党にも野党にも風が吹かない中での選挙はとてもやりにくかったと思います。それくらい、異様な選挙であったように思います。
風が吹かない、無風という点で「勝った!!」感がないと感じるのは、自分1人だけはないと思います。
あえて挙げるとすれば、日本維新の会は関西を中心に議席を増やしました。これまでの吉村府知事のコロナ対応などが評価されたのではないでしょうか。自民党に対する味方は大阪では全く異なりますから。
大物議員も落選
今回の選挙でも大物が落選しました。しかし、今までと違うのは与野党問わず落選しているということです。まず、自民党の甘利明幹事長、石原伸衆議院議員、立憲民主党の辻元清美衆議院議員、小沢一郎衆議院議員、中村喜四郎衆議院議員など他にも多くの大物が落選しています。
一概にこんな人が落選したとは言えませんが、「世代交代」というワードは頭に浮かびました。また、何となく感じが悪い方も厳しい結果になっているように思います。先程挙げた人達は、石原伸晃さん意外は比例代表で復活していますが、何とも意外な結果になりました。
基本的に選挙に強いと言われている大物が落選する時というのは、逆風がしっかりと吹いている時です。無風の選挙ではこういうこともあるのだと痛感しました。
小選挙区と比例代表での投票先
小選挙区と比例代表で見てみると傾向が違います。というのも比例代表では自民党が議席を増やしています。全体では議席が減っているなかで、個人名を書く小選挙区と、政党名を書く比例代表で有権者は別々の判断をしたと云えるのではないでしょうか。
政治家個人は評価しないが、比例は自民党でいいか。という感じです。
野党共闘の評価は
野党が共闘すれば、ひっくり返る選挙区は多いと言われていました。実際にそうなったところもありましたが、そうでなかったところもあります。単純に数合わせではないということが明らかになりました。
また、共産党と組むことに対するアレルギーがやはりあったのではないかと思います。共産党と組んだからこそ左過ぎる立憲民主党に追い風が吹かなかったように思います。その辺の有権者の判断は絶妙な気がしてます。無風ということは与党にも野党にも風が吹くかもしれない可能性があったわけです。しっかりとした反省が必要でしょう。
投票率はどうか
投票率は最初に書いたように55%で戦後3番目に低い数字です。これが問題です。これだけコロナで大変な思いをしているのに、意外です。正直有権者が何を考えているのかよくわかりません。まあ、絶望、失望、期待できないということかもしれません。
投票率こそ緊張感のある政治への第一歩です。投票には行きましょう。
最後に
選挙一色から日常が戻りました。但し、投票率からもわかるように、半分の人にとっては選挙あっている時と同じ昨日と今日そして明日になるのだろうと思います。まあ有権者の55%ということは、子どもたちも含めた全人口だと、半分以上は選挙に関わっていません。しらける理由もわからないこともないですね。
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