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この秋おすすめ!ひらがなだらけの一冊「ことばのしっぽ」~子どもたちの詩~

アラフォーからの豊かな人生をガイドする
女性専門カウンセラー朝比奈卵です

読書の秋ですね!

と書きたかったのですが
もう立冬を過ぎましたので
冬なのでしょうか^^;

さて、今日は”本”について書かせて頂きます

みなさんは何度も
読み返す本ってありますか?


私はあります^^

といっても
1時間足らずで読み終える本だと思いますが(^^;

今日はそんな一冊をご紹介させて下さい^^

それは

「ことばのしっぽ」


という本です

1967年にスタートした
読売新聞家庭面の
「こどもの詩」
を一冊にまとめた本です

55年もの間
なんと今も続いている
人気コーナーなんですよ^^

選者は
日本を代表する詩人達
初代は山本和夫さん
続く
川崎洋さん

川崎洋さんの頃から
詩に選者の
短評がつくようになり

その温かさとユーモラスな表現が
話題となり
一層人気を博した
コーナーだったようです

確かに
短評により
詩に奥行きがうまれ
世界が
広がっていくようです

今日はそんな素敵な本の一旦をご紹介させて頂きますね!

まずはこちら!

「ゆうれい」 いけなが ともき(神奈川県・小1)
ぼくが、ゆうれいを
みたことがないと
いったら、
おじいちゃんと
おばあちゃんが
ひゃくさいまでいきて
しんだら、
でてあげるねといった。
ぼくは、
とてもたのしみだ。

短評:この詩を読み、わたしもなんとか百歳まで生きて、
ゆうれいになって出てみたいと、
半分本気で思いました(1983/11/29)

なんともユーモラスでかわいい詩ですよね^^

お次はこちら!

「世界を支配できたら」 西山 穏(愛知、小5)
ぼくが
世界を支配できたら
まず
学校を一日三時間にして
土、日を休みにして
遊園地やフィールドアスレチックを
たくさんつくって
戦争なんて
やってるひまがないくらい
遊びまくる世界をつくるんだ

短評:この詩を読んだとたん、鼻の奥がつーんとなりました。
年を取ると涙もろくなる
といいますが、決してそのせいではないと思いました。いい詩です。(1984/1/27)


もう本当になんとも言えない気持ちになりました

続いて、こちらです!

「あめ」 麦生田 美穂(静岡県・3歳)
あめ ちょうだい
いっこだけでいいです
あか と みどり

短評:わたしは、この詩ひとつだけでいいです。かわいくて胸がいっぱいです(1987/6/3)

胸がキュンキュンしませんか^^

「うまれたんだね」 川野 千尋(東京・2歳)
千尋「あ ヒコーキだ」

由季「ちいさいね」

千尋「うまれたんだね」

短評:千尋くんと、お友だちの由季ちゃんの、公園での会話「うまれたんだね」という言葉、抱きしめたい感じ。(1988/6/3)

川崎さんの短評がじんわり胸に来ますね

「とけい」吉沢 一貫(神奈川・4歳)
もうちょっと
ゆっくりの
とけい
かいたい

短評:朝、幼稚園の支度をせかされてのことば。じつに言い得て妙ですね。わたしも三倍
ゆっくりの時計がほしい。(1989/10/31)

子どものこうゆうひと言を見逃さずに
書き留めてはがきで送ってくる
お母さんが素晴らしいですよね!
(私は全然そんな余裕なかったー!)

最後はこちら!

「かさ」大坂 日向子(宮城・5歳)
(お店やさんごっこをしていて)

これ(かさ)は
あめのおとが
よくきこえる きかいです

短評:発想そのものが詩です。ただただ感嘆します。(1995/7/11)

その他たくさんの
「こどもの詩」が掲載されています

単に優しいだけではない
子どもならではの
鋭さだったり
たくましさ
本当の心
そのままに
伝わってきます

文字を読んでいるようで
子どもの心を
見ることができる

そんな一冊です

ということで今日は
私が何度も読み返している本の
ご紹介でした^^

最後までお読みくださり
ありがとうございました^^

アラフォーからの豊かな人生をガイドする
女性専門カウンセラー朝比奈卵

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