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瞑想12年目にして気づいた「瞑想で一番大切なこと」
高齢出産、ワーママ医師のあさちょこです。
…突然ですが、私、実は瞑想歴12年なんです。
とはいえ、ほぼ毎日気持ちよく、習慣としてできるようになったのはごく最近のこと。
「瞑想は心身の健康にいい」と聞いたから、無理矢理習慣にしてみたものの「これでいいの?」「効果あるのかな〜?」と思っていた時期も長かったです。
それが、数ヶ月前にある気づきによって、私の瞑想スタイルが変わったんです。これに気づいたのが衝撃すぎて、誰かとシェアしたくなって、複数回「瞑想ワークショップ」(有料)を開催し、毎度ご好評を得ています。
今日はその内容の一部、だけど、一番重要なところを文章でもシェアしてみたいなと思って書くことにしました!
12年目にして毎日瞑想が続いている
私、実は瞑想歴12年なんです。
12年といっても、毎日毎日12年欠かさず瞑想をしていたわけではなく、きっちり毎朝毎晩やっていた時期もあれば、全くやらない時期があったり、ふわりふわりと続けてきました。
この秋〜冬に色々なことをきっかけに、私なりのやり方で「できるだけ毎日瞑想」を再開したのですが、
やっぱり瞑想って、よい!!!と感じています。
おいおい、瞑想歴12年いうたやないの?!
今さら「よい!!!」ってなんなの?
というツッコミはもう喜んで(?)お受けします笑。
その良さをまだ言語化できていなくて、ただただ、じんわりといい。瞑想をしている真っ最中から、終わった直後まで、心の中がじんわりと暖かくなるような感触があり、終わった瞬間に、今日もできてよかったな!って思えるんです。
なので、心地よさを体感として感じているので、翌日になっても、あれをまたやっとこ!という感じで、自然と毎日続けることができています。
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なぜ瞑想の心地よさを実感できるようになったのか?
つまり、12年という長い年月を経て、瞑想の心地よさを実感できるような瞑想がやっとできるようになったんです。
12年という長い間に、うまくいかない時期、全然効果がわからない時期もあったからこそ、「こういうことか!」という気づきが何度かあり、その都度「わぁ、やっとこれに気づいたわ!世紀の大発見に違い気がするけど、そういえば書いてあったわ!(瞑想の先生が言ってたわ!)」ということを繰り返してきました。
で、特に今回すごく大きな気づきがあって、多分これが、今までの気づきの中でも最も重要なことではないかと思っています。
それは、「瞑想中に浮かんだ考えを悪者扱いしない」ことです。
雑念を悪者扱いしないとは?
まずね、瞑想中に浮かんじゃう考えのことを、よく「雑念」っていうじゃないですか。
私はこの「雑念」という言葉もいかがなものかと思っています。だって、雑巾、雑用、雑念ですよ。雑がつくものって、「雑に扱っていいもの」っていう意味ですよね?
でもね、瞑想のときについ考えちゃうことこそ、今の自分が考えたい、自分にとってとっても大切なことなんだと思うんです。だって、わざわざ何も考えないようにしようってしてるときに出てきちゃうくらいなんだから!
「いや、そんなことない。私はホントーにくだらないことばかり考えてる」という人もいるかと思います(本当によくいます)。
そういう場合も「今の私にはくだらないことに見えるけど、きっとこれは自分にとって大事なことなんだろう」と、とりあえず思っておいたほうが、うまくいくと思います。
そして、その浮かんできた考えに気づいたら、やさ〜しく、
「あら〜、そうかそうか〜、私、こういうこと考えたかったのね。よしよし、あとでゆっくり考えてあげるからね。今はちょっと待っててね〜」
っていう感じで横に置いておいてあげるのがいい気がしています。
これが意外とできてない!!
これってね、実はどの瞑想の本にも書いてあることなんですよね。
雑念が浮かんだら、流れて行く雲を眺めて行くように流していく〜、みたいな、「悪者扱いしない」という主旨のことが書いてあります。
私、自分の体感として、「雑念を悪者扱いしてた!」と、気づいた時に、「うわー、この雲のように眺めるって、こういうことだったのか!!」って思いました。でも、「雲のように雑念を眺める」じゃあ、全然私には伝わっていなかったんですよね。
私自身もそうだったように、瞑想ワークショップに参加してくださった方々は、
「雑念が浮かんじゃうんですよ〜」
「もう私の頭の中、雑念だらけで!!」
みたいな言い方をされることが多いです。
そして、多くの人は「うわー!今私雑念浮かんじゃったダメダメ!!」って感じでブンブンって力づくで雑念を振り払って瞑想に戻ろうとしています(私もそうでした)。
もうちょっと気づいている方は、ブンブンしてから、「あ!そうだ!雲だ雲だ…、流れて流れて〜」くらいのことはしておられるかもしれません。
そうじゃなくて、むしろ積極的に迎え入れ、優しく認めて、受け入れてあげる。
「私はそれを考えたいんだね、そっかそっか。教えてくれてありがとうね。」
くらいの方が、現代人、あるいは瞑想初心者にはちょうど良い態度だと私は思っています。
(おまけ) ヨーガ哲学の「アヒンサー」という教え
ここはちょっとおまけ的な話になりますが…
私、瞑想歴12年だけでなく、ヨガ歴も16年になり、実はヨガ講師の資格(RYT200)やヨーガ哲学指導者の資格も持っているんです(またまた突然の告白…&ほんまにおまけやな!笑)。
今回書いた「浮かんだ考えを悪者扱いしない」というのは、ヨーガ哲学の中の、「アヒンサー(非暴力)」という教えと通じると思っています。
アヒンサーという教えは、人に対しても、自分に対しても、物理的な環境に対しても、非難したり否定したり、暴力的に扱ったりして、傷つけない、という教えなんですが、特に自分に対してのアヒンサーをまず一番に大事にしよう=「自分を傷つけないようにしよう」、と唱えられることが多いです。
「瞑想中に浮かんだ考えを悪者扱いしない」のは、自分の中に浮かぶ考えについても非難したり、暴力的に扱ったりしない、という意味でアヒンサーの実践だと思っています。
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自分への非暴力、と関係するのが「セルフコンパッション」。前にこちらの記事でも書いているので、興味のある方はご参考までに。
あなたも瞑想してみない?
というわけで、私の最近の瞑想についての最大の気づきについて書いてみました。
思わず、ヨーガ哲学の話まで触れちゃって、奥が深くなっちゃったけど(深堀り大好物w)、とにかく今日の話で言いたかったのは、
あなたも瞑想してみない?
ってことです。特に私が本格的に瞑想というかマインドフルネスの勉強を始めたのは不妊治療の最中でした。人生で重要かつ複雑なタスクを抱えている人ほどおすすめです。
やってみたら、感想など教えてもらえたら嬉しいなーという希望を投げつつ!!
また次回の記事でお会いしましょう〜!!