asayoshi

学生。書評や自分の考えを直接放流。※あんまり考えていません。書きたいところだけ。

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最近の記事

一番はっきり覚えている記憶

学生の頃の記憶 その日はお腹が痛かった。抗えない眠気があったし、今思い返せば、頭痛もあった気がする。  いつも体のどこかしら不調だった。 寝不足で、毎日朝5時の起床。そのあと1時間半、バスに揺られ早朝の授業が始まるギリギリの時間に着く。眠気眼をこすりながら、ほとんど聞いてない授業をBGMに。私と同じように長時間の通学時間をしていた他の子は、そのたびに怒鳴られていた。船を漕ぐ生徒は居眠りがバレる。いつしか、私は考えているふりをしながら寝る術を覚えた。 その時期は、本当に毎日が

    • 言葉、織物

      三浦しをんさん作『舟を編む』を読み終わった。どうやらこの作品は映画化や漫画化もしていて、かなり有名な作品らしかった。知っている人からはなぜ今更!?と言う声があったが、本に今更とかないから。そういう派閥に所属している。古事記とかも授業中にやるでしょ、あれと一緒です。古典とか言うけど、好きな人は好きだし、研究している人にとっては今更とかじゃないから。 いきなりのネタバレで恐縮だが、題名の「舟」とは、辞典のことを指している。また、「編む」とは編集から来ている言葉ではないかと思ってい

      • 作者の人そこまで考えてないと思うよ案件

        2023/07/23   「作者の人そこまで考えていないと思うよ」というセリフを知っているだろうか。これは、元のネタは椿いづみ先生の「月刊少女野崎くん」に出てきたセリフである。主人公は漫画家で、この主人公の意図とは違って、読者が作品中の描写をあれやこれやと作者の心情や内情を考えて話すシーンに、このセリフがツッコミとして入る。実際にこのツッコミを入れたヒロインは、主人公が意図せず作ったシーンだということを知っているからこそ、いえるセリフだ。  私は現在大学3年生で、日本文学ゼミ

        • 早く退院したい

          2023/07/22  入院してから1週間が経った。世間的に精神科、というとやはりまだ尻込みするような響きなのだろうか。私の通っている病院では、珍しく未成年者の治療もしているところらしい。確かに通院していて感じたのは、意外に学生服を着ている人が多いということだった。思春期、モラトリアム、という言葉が頭をよぎる。様々な悩みや抱えているものはあるだろう。同時に、親と一緒に通えるのは素晴らしいことだとも思った。私の母は、病院を嫌った。おそらく祖母の影響で、金がかかるからか何なのかわ

          自分に魅力なんてないのに

          昨夜、中学からの友人と初めて飲みに行って頭が痛くなるほど飲んだ。私はあまり酒が得意ではないので、友人がスナックで10杯以上飲んでは歌っているのをみてコイツえぐいなと思った。 ところで、その友人とは初めから仲が良かったわけではない。中学の時は別々のクラスで、どちらかというと性格は真逆だと思っていた。彼女は元気いっぱいで愛嬌があり、人からよく好かれていた。逆に私は自分自身の他人への好みがかなり偏っていて、全然人と仲良くなれなかった。 しかも、彼女は結構思ったことを口に出す。愚痴

          自分に魅力なんてないのに

          たまには楽しい話を。

          Noteをはじめて1年になりました!というバッジをもらった。すみません、去年の夏に投稿して以来なにも書いていないのに、1年記念とか。自分が書いた記事を読むと、ああ、当時はこういう気持ちだったなあというのを思い出す。文字にするっていいよね。 無事に大学2年に進級できた。これまでの人生振り返ったりすると、Noteにも書いている通り病院通いしてたなというのがある。でも実は、リアルじゃ全然そんなことない。いや、病院通いや中高の6年間は本当に絶望だった。中高に6年間だけではない。今考

          たまには楽しい話を。

          病院に行った

          タイトル通り。病院行った。姉の勤め先だということで紹介を受けたが、なんとなくいやだなあと思いつつ行った。姉にも自分の妹が自分の勤めている心療内科に行くなんて、どんな気持ちなのか?いやではないのか?勤め先の人に家庭事情が耳に入って何か心に思わないことをいわれるかもしれない。などと考えた。けど、正直前の病院に通うのは無理そうだし、薬を飲むのも辞めたかった。 病院は父と行った。とても待ち時間が長かった。朝の9時半に予約を取ったのに、気づいたら11時半で、やっと診察に通される―と思

          病院に行った

          問えない罪人の権利とは

          私は大学生になって初めての夏休みを過ごしている。1年前の今頃は通信制の高校で受験生をやっていて、その当時の担任と驚くほど馬が合わず、毎週泣いていたことを思い出す。(週1回のスクーリングが絶望的だったため) 話は変わるが、「刑法第三十九条」という映画を観た。99年の邦画で、鈴木京香さん演じる精神科医が残虐な事件の精神鑑定士の担当となるという話。 とある夫婦が残虐に殺害された事件で容疑者としてかけられた男は多重人格者という精神鑑定を受けるが、主人公は別の論理を組み立て、再鑑定

          問えない罪人の権利とは

          20歳になるらしい

          なんだかんだ、もう20歳になろうとしている。こういう節目の時の流れを考えると思い出すことがある。 高校2年生のときに、私は不登校になった。不登校。なんとも社会的によくない響きだ。その当時、私はとうとうそれまで人生の中で考えたこともなかったものに直面する。 それは、「うちの家庭はなんだか普通ではないのではないか?」ということだ。 両親が離婚したのは小学三年生のとき。ピアノのレッスンから帰ってくる途中に、車の中で母が言った。「お母さんとお父さん、離婚したから。」 そのとき

          20歳になるらしい

          Note、再開する。

          はじめまして、アサヨシと申します。 といいつつ、実は自分はNoteは初めての登録ではありません。簡単に言うと、アカウントを作り直しました。 以前は、自分の母親に関する話題、自分たちの親子関係が抱えているものをこのサイトにつらつらと垂れ流していたのですが、色々あって(端折ります)、母親にばれてしまったんですよね。 そこで自分は思ったわけです。「ああ、自分は助けを求めることすら認められないのだなあ」と。 まあ、それで自暴自棄なり色々と作り直すことになりました。 もしかす

          Note、再開する。