3分でおさらいする「メモの魔力」メモを「とにかく書く」意識を持つ!
この書籍には、多くの学びやメモを実践したくなるアイデアが満載でした。
先週ごろに発売された、SHOWROOM(ショールーム)の前田裕二さんの「メモの魔力」を購入。
NPのメモ特集を拝見した時から気になっていたメモのノウハウを是非学んでみようと読み進めました。
鮮度的に遅いですが、学びをまとめる意味でもポイントを絞って自分なりにまとめます。
記事目次
1.メモを習慣化すると何がおきるのか
2.どうやってメモをつけると効果的なのか
3.大事なのは、アウトプットを行う姿勢
1.メモを習慣化すると何がおきるのか
a.5つのスキルが身につく
前田さんによると、メモをつけることによって得られるスキルがあるそうです。大まかに5つに分類して解説されています。
・アイデアを生み出せるようになる
・情報を素通りしなくなる
・相手の「より深い話」を聞き出せる
・話の骨組みがわかるようになる
・曖昧な感覚や概念を言葉にできるようになる
その中でも5つ目の「曖昧な感覚や概念を言葉にできるようになる」が、メモで身につくスキルの肝。
メモを書くには「言語化」というステップを踏む必要があるのですが、それが思考を深くすることになると説明されています。
ざっくりいうと、「言語化」の過程で、「抽象化」をすることになるそう。
その「抽象化」を行うことにより思考は深まります。
この抽象化は主に3つの型に分けられます。
・WHAT型⇒物事の標語を作る
・WHY型⇒物事の背景を説明する
・HOW型⇒物事の仕組みを説明する
特に重要なのは他の物事に応用できる「WHY型、HOW型」です。
b.「自分のコア」を知ることができる
上記のスキル面での効果に加え、前田さん流メモ術(後述)で自己分析で行うことにより自分のコアを見つけることができます。
ただ、このコアを見つけるまでの量はちょっとやそっとではないんですね。
前田さんの場合は、自己分析用のノートを30冊書き上げたそうです。
そうして自分のコアを見つけた後には、自分の意思決定の場面で殆ど迷わなくなると前田さんは指摘しています。
2.どうやってメモをつけると効果的なのか
上記のメリットを実現するためには、前田さん流のメモ書き取り術が必要不可欠になってきます。
これがとても理に適っていて、是非実践していきたいと思いました!
まず、全体の流れとして
「ファクト」⇒「抽象」⇒「転用」という黄金のフレームワークがあることを頭に入れてきましょう。
ノート(手帳)を見開きで使用し、以下のようにメモを完成させます。
・左半分に1:4で線を引き、それぞれ「標語」「ファクト」を書く
・右半分に1:1で線を引き、それぞれ「抽象」「転用」を書く
a.標語
⇒物事を一言で言い表す言葉。「WHAT型」の抽象化
b.ファクト
⇒一般的なメモの部分
c.抽象
⇒「HOW型」「WHY型」の抽象化
d.転用
⇒抽象から自分に応用できる行動のアイデア
おそらく、大多数の人は「ファクト」の部分までは書いているでしょう。
それが一般的に認知されているメモの取り方だからです。
しかし、「転用」まで書ききることで、人生が変わると前田さんは説明しています。
3.大事なのは、アウトプットを行う姿勢
メリットやノウハウは最も重要なことでは無いと思っています。
「メモの魔力」を読んでいて前田さんからひしと感じたのは、
アウトプットを生み出す姿勢の重要性です。
前田さんいわく、
メモをとる上で大切なのは、シンプルに「とにかく書く」こと、
書くかどうか=人生にどれだけ真剣に向き合っているかどうか
なのです。
こうした熱い想いを書籍で何ページにも渡って感じ取ることが出来ました。
その想いに答える一歩として、書籍についていた自己分析1000問に回答していきたいと思います。
蛇足ですが、「メモをとる」という言葉はなぜ「とる」なのでしょうか?
まさに「ファクト」を取ってお終い、といった風にも聞こえますね。
僕の定義ですが、
「メモを取る」のは「ファクト」止まりのアウトプット、
「メモを書く」のは「転用」まで行うアウトプットを指しています。
これからは「メモを書く」意識を身に着けるべきではないでしょうか?
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