令和3年度の中体連主催の大会に関して
令和2年度はコロナウイルスの影響でなくなった大会が非常に多いです。
しかし、令和3年度には例年通りの大会が行われようとしています。
なんのための働き方改革なのか。
なんのための文部科学省の部活動に関する通知なのか。
せっかくコロナの影響で部活動の見直しが図られたのに、コロナ前の例年の活動を踏襲しようという動きが変わらないのはなぜなのか。
会議では確かに大会の縮小が求められていましたが、例えば地方大会が5試合あり、その結果をもとに県の代表校を決めるという過去の大会運営から、大会を4試合になんとか縮小できないかという議論しかしていないのです。
しかもほとんどの大会運営に関わっている教員はなんとかして大会を運営し、子どもたちに実績づくりの場を与えようと躍起になっていました。
そんな様子を同じ空間で見ていて「これはダメだ…」としか思えませんでした。
生徒が部活動などのスポーツをやり、そしてその活動を試す場は中体連の大会しかないと思っているのです。
確かに、全国大会まである大会で全国共通で行われているので、その大会が一番のメイン大会になるのはわかりますが、それにしても意識改革ができていなさすぎると感じました。
1時間以上も大会をどうしたら例年通りできるかということについて話している会議は、あまりにも異様な雰囲気でした。
自分が話す番が回ってきたときには「例年通りなんとか工夫してやっていこう」となっていました。
そんな中、
「〇〇の競技に関しては大会を行いません。理由は2つです。教員自身の部活動の働き方改革を進めるため。そして今後のことを考えると外部に大会運営を移していくことをしていかなくてはならないからです。ですので、〇〇の競技に関して大会を今後とも行うことは致しませんし、運営をすることもしません。以上です。」
と短く話しました。
大会を行いません。と断言した際には何人かの教員にこちらを見られましたが、どういうおもいだったのか気になります(笑)
案外、その地方大会全体を取り仕切っている校長の反応はよく、「確かに部活動のあり方をもっと考えていくことが必要ですもんね。では〇〇競技は大会を行わない方向でいきましょう。」と言ってくれた。
管理職レベルでは部活動のあり方についてきちんと考えていかなくてはならないな…と思っていくる人も何人かいることを知りました。
しかし、1番のネックになっているのは現場にいる教員だと思いました。
日々時間がないから学ぶ時間がない。
時間があっても、休みたいという思いがあるので学ぼうとしない。
だから楽な前年踏襲の動きしかしない。
こんな悪循環がずーっと起こっているのです。
だから、いまの教育の現状に目を向け、行動していくことで変えていくことができるはずなのにそれをやらずして文句ばかり言う。
部活動をやりたいと言っておきながら、部活があるから忙しいと文句を言う。
現場の先生たちへ、負のスパイラルの働き方や考え方からそろそろ脱出しませんか?
前年度踏襲文化はやめませんか。
変化を嫌うことをやめませんか。
まずは現場の意識改革を少しずつやっていかなくては何も変わらないなと思いました。
それか、教育のハード面がきちんと整うか…
どちらが早いでしょうか。。。
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