Art of the Rome
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【古代ローマ格言】あの人は、あの人のことばかり気にかける。この人は、あの人のことばかり気にかける。そして、だれひとり、自分のことは気にもかけない
古代ローマの哲学者セネカの『人生の短さについて』の中に登場する言葉です。 人生を有意義に生きるための考え方や姿勢について述べた哲学的な随筆です。セネカは人生を浪費してしまう原因として「他人ばかりを気にする」ことを挙げ、人々がしばしば自分自身に集中せず、他人の行動や意見にとらわれがちである様子を描写しています。 人は他人の成功や失敗、行動や発言に気を取られることで、結局は「自分自身」を見失っているということです。 These words are from On the S
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双子を拾うファウストゥルスとアッカ・ラーレンティア | Faustulus and Acca Larentia Finding the Twins
「双子を拾うファウストゥルスとアッカ・ラーレンティア」はローマ神話の中でローマ建国者ロムルスと弟のレムスが生き延びる重要な瞬間を描いています。 双子の誕生には実の父であるマルス(戦と農耕の神)と母レア・シルウィアの不運な運命が絡んでいます。レア・シルウィアはヌミトル王の娘で、貞潔を誓わされたヴェスタの巫女(みこ)でした。 しかし、偶然マルスとの間に双子をもうけてしまい、このことが王家の後継争いの火種となり、双子は川に流されてしまいます。 やがてテヴェレ川の岸に流れ着いた双
古代ローマの公衆トイレ事情 | How theAncient Romans Went to the “PUBLIC TOILET”.
こんばんは! 古代ローマ史特別支援センターのセンター長を務めます、マルスです。 上の動画では説明しきれなかった古代ローマの公衆トイレ事情について、この度note限定で特別に公開いたします(あの坊やには内緒ですよ)。 古代ローマの公衆トイレ事情をもっと知りたい方はぜひご支援いただけますと幸いです(支援センターを存続させるためにもぜひ!)。 古代ローマの公衆トイレ事情は、ローマ帝国の衛生観念や公共インフラの発展を理解する上で重要なテーマの1つです。 古代ローマ人は都市生活