『マルスとレア・シルウィア (Mars and Rhea Silvia )』
ピーテル・パウル・ルーベンスの「マルスとレア・シルウィア」は、ローマ神話の重要なエピソードを描いた作品。
軍神マルスがローマ建国者ロムルスの母レア・シルウィアに対して強く惹かれて接近する場面が描かれ、戸惑いながらもマルスを受け入れるシルウィアの姿が表現されています。
この絵画の特徴は、なんといっても軍神マルスとヴェスタの巫女であるレア・シルウィアの出会いを主題とした「力強さ」と「柔らかさ」の対比です。マルスは力強く男性的な神として表され、戦いと力の象徴として描かれている一方