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菅木志雄と、その哲学
菅 木志雄インタビュー
菅 木志雄(すが・きしお、1944- /現代美術家-彫刻・ドローイング・写真・映画・インスタレーション、パフォーマンス/静岡県在住)
もの派
「もの派」(美術動向)の作家。(もの派 - 1960年代末-1970年代-日本)
既成概念を取り払い、独自の哲学の元、「もの」と「場」の本質を掘り下げることで、従来の美術の在り方を根本から問い直している。
「ものの隠れたリアリティーを見ることは、世界の成り立ちを知ることでもある。」-菅 木志雄
もの派 (菅木志雄、李 禹煥、関根伸夫)
その菅の作品は、並べる、曲げるといったシンプルな行為を加えながら、石や木、金属等の日常的な素材を空間に置いたり組み合わせたりすることによって、マティリアル相互感や据え置かれた位置、そして、人との関係性を考えさせるアートだ。
by 菅 木志雄
そして、この制作姿勢はもの派の頃の1970代以降、現在まで変わることなく続いている。
略歴とアートワーク-菅 木志雄
1944年 岩手県盛岡市で誕生。
1964-1968年 多摩美術大学絵画学科
1967年 第11回シェル美術賞展1等賞受賞。
1973年 第8回パリビエンナーレ
1986年 「ジャポン・デ・アヴァンギャルド1910-1970」展 (ポンピドゥー・センター)
1994年 「戦後日本の前衛美術」展 :横浜美術館、グッゲンハイム美術館、サンフランシスコ近代美術館で開催
1998-99年 菅木志雄監督・脚本映画 「存在と殺人」
2005年 「もの派―再考」展 (国立国際美術館)
2012年 ロサンゼルスのギャラリーBlum & Poeで「太陽へのレクイエム:もの派の美術」個展を開催。(これからアメリカでも著名な作家となる)
2012年 ニューヨーク近代美術館(MoMA)で開催「東京1955-1970」展
2014年 ヴァンジ彫刻庭園美術館 (静岡県)
2015年 東京都現代美術館にて個展
2016年 個展「Situations」-ミラノのピレリ・ハンガービコッカにて開催
2017年 第57回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展に出展。
2018年 栃木県那須塩原市に常設展示スペース「菅木志雄 倉庫美術館」開館。
もの派の活動が終息した後
もの派の活動が終息した後も、様々な手法による作品を発表し続け、今日まで日本の現代美術をリードしてきた作家だ。そして、菅 木志雄の活動は、現在、海外でも高く評価されている。
8 TV 076 菅木志雄 展
この後、「通状化 Passing State in Formation」
そして、「原支 Supporting the Origin」に続きます。
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