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#1)Bill Woodrow-彫刻の現代アートへの理念の先駆け
ビル・ウッドロー (Bill Woodrow,1948- UK):英国のアーティスト、彫刻、インスタレーション、平面他。
2000年に 第四の台座(ロンドンのトラファルガー広場)に選出された。
それは・・・
Regardless of History-2000:ビル・ウッドロウ(Bill Woodrow)
頭が本との木の根に挟まれ、押しつぶされている様を描いたブロンズの作品。男の耳は本に、眼は根に覆われており、表題通り、過去に学ぶ事のできない人類の無力さを描いているようだ。
そして、Bill Woodrowは、常に人類の歴史と自然界の歴史に深い関心を向けている故、人間の活動が環境や生態系に及ぼす影響(自然の回復力にまで及ぶ)について懸念している。
Bill Woodrow-略歴
1948年、ヘンリー・オン・テムズ(オックスフォードシャー)で生まれ,
1967–1968年、ウィンチェスター美術大学
1968–1971年、セントラルセントマーチン大学(CSM)-ロンドン芸術大学のカレッジ
1971–1972年、チェルシー美術学校
1972年、ホワイトチャペル・アートギャラリー(Whitechapel Gallery-London)で初めての個展
1970後半から、廃材(車や家電等)を材料としての作品を制作した。具体的には、廃材や「広義での2次的な素材」(人間の作り出した合成的な材料)を原料として利用している。その流れだが、90年代からは、ブロンズ(青銅-銅CuとズズSnの合金)でのキャスト。
そして、国際的な現代アートシーンに登場する英国の彫刻家の1人となった。
それ以来、ウッドローは世界中のギャラリー等で、作品を展示されている。
1982年、シドニー・ビエンナーレ
1982-1985年、パリ・ビエンナーレ
1986年、ターナー賞(最終候補)
・・・・・・・
代表的な展示会は多くあるが、ポイントは、1983年と1991年にサンパウロ-ビエナーレに英国を代表して出展した。
そして、大英博物館(British Museum)、ビクトリア&アルバートミュージアム(V&A)、テートギャラリー等々も数多く、収蔵・展示されている。
1996-2001年、テートギャラリーの評議員。
その経歴の詳細を語るよりは、、、まずは、作品をご覧ください。
(c)Bill Woodrow
RAA Bill Woodrow
次回には、Bill Woodrowの、2017年フォークストーン・トリエンナーレ(UK)のThe Ledge(地球環境問題)を取り上げますのでご覧いただければ幸いです。
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