なぜ私はブログを書くのか? 〜読みたいことを、書けばいいを読んで〜
毎週月曜日は会社で会議がいくつもあり、最近はプライベートでもオンラインで固定の予定を入れていて。自分で選んだことだと言えど、疲労度がハンパない。
昨日もその固定の予定を終えたところで、見事に力尽きてしまい、深夜3時ごろに目が覚める始末。ちょうど積読解消しようとしていた本があり、その感想を書くことにした。
思わず笑えてしまう書き方も多いが、この著者の技能でもあろう。そんな著者のマインドを覗ける、至高の一冊である。
自分が読みたい文章を書く
もともとは自分の文章力を上げるために、本屋で参考になりそうなものを探していて、この本を見つけた次第である。序章にある「自分の思いを届けたい」や「上手な文章の作法を身につけたい」が自分の今の願望をよく表していた。
ところが、こういう目的意識なり考え方が、最終的に人に読んでもらえない文章になる要因とのこと。これらの根底にある他人評価に依存した考え方ではなくて、自分が本気で読みたいと思える文章を書くこと。それが一番なのだ。
自分のフィールドを知る
文章を書くことで、自分のペースで思うことを自由に表現したい。それが私がブログを始めた理由だ。ただ、文章を書くという言い方だけでは曖昧さが残るので、ここを明確化したいとも考えていた。
そのヒントと言える部分なので、紹介しておきたい。
文章には「事象について書いた文章」と「心象について書いた文章」の2種類があると書かれていた。
事象を中心に記述された文章は「報道」や「ルポルタージュ」である。一方で、心象を中心に記述された文章は「創作」や「フィクション」である。
事象寄りで文章を書くならば、それは「ジャーナリスト」や「研究者」であり、心象寄りで文章を書くならば、それは「小説家」や「詩人」である。
そして、事象と心象を織り交ぜた文章は「随筆」と呼ばれる。この随筆というのが微妙なところで、ブログは正にこの定義に当てはまるところだ(事実重視や心象重視の記事も確かにあるが)。
以上の分類を認識してブログを書いていく必要がありそうだと、素人ながら感じた次第である。自分の立ち位置を知るということである。
貨幣と言語は同じもの
これまでは前半の章(何を書くのか)に関する話。以後は後半の章(なぜ書くのか)に関する話を書く。
特に印象に残ったのは、「貨幣と言語は同じもの」のところ。作者が文章講座でよく伝えていることだが、意表を突いたような雰囲気になるそう。自分も読んでてそうだった。
貨幣の持つ3つの機能について、文章も同じことが言えるのだ。
(1)決済手段としての機能
(2)価値尺度としての機能
(3)価値貯蔵手段としての機能
通しで言われていることとして、自分が紡いだ言葉に対する「価値」をどのように使い、他の人が紡いだ言葉をどう受け取るかということ。
例えば、自分も他の人が書いた有料記事をいくつか購入している。それは「お金を払ってでも、この人の書いた記事が見たい」という感情の表れだし、価値を決済手段として利用しているということ。
また、自分はこれまで書いたブログをある種のポートフォリオとして利用できないか考えている。それが私なりのブログに対する価値判断である。
自己紹介で「ブログをやっています」と言う際に、パッと見てどんなブログかわかるようにしておきたい。そんな願望からきている。
書くことはたった一人のベンチャー起業
起業家というとあまりに今の自分と隔たりがあるが、この章で書かれている主義はとても共感できた。
自分の書いたブログが誰かの役に立つかどうか。最終的には結果論だが、誰かの役に立つことを経て報酬をもらうという考え方は、起業家の思想とよく似ていると読んでて感じた。
ライターとして見ると、試行錯誤を繰り返して、バズるような記事を書き続けるということ。
いつ成功するかは誰にもわからないが、それでも諦めずにやり抜くことができるかどうか。そういうことが問われているのだと私は受け取りたい。
バズることばかり考えるのは非常に疲れるが、自分もそういうチャレンジを今後も続けていきたいと思えた。
おわりに
自分のために書けばいい。そして、読みたいことを書けばいい。
自分と向き合うという意味で、ブログは自分を映す鏡のようなものなのかもしれない。その鏡を通して、事実と自分の感情を届ける。その結果として共感を創り、大きな流れを起こすのだと考えながら、このブログを書いている。
共感の呼べる良い文章を届けられるように、価値の感じられる文章をこれからも書いていこう。改めてそう思えた一冊である。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。なるべく毎日更新する気持ちで取り組んでいきます。あなたの人生の新たな1ページに添えたら嬉しいです。何卒よろしくお願いいたします。
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