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コミュニケーションにおける相手の印象値は価値観次第の変数である
数学の問題では「変数」や「定数」が度々登場します。そこから、その値を変数として扱うのか、その変数自体が必要か否かなどの話に発展します。
こうした議論は、理系的な場面(事柄)で交わされますが、人間関係(コミュニケーション)でも大事な要素が含まれていると個人的に思います。
変数とは、平易な言葉で表現するならば「状況次第でいくらでも応答(結果)が変わること」です。自分はこのように捉えることで、昔に比べて人間関係に対する苦手意識を減らすことができました。
その経験も踏まえて、今回は人間関係(対人的な問題など)の話を少し掘ることにします。
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物理現象の変数と人間関係の変数
変数という言葉の由来は数学です。変化する値を代入する場所(文字)のことを言います。
この変数と呼ばれる概念は、理系の話題(議論)では必要不可欠な存在です。例えば、物理現象の議論では、物理量(速度や温度など)は状況次第でいかようにも変化する変数とみなします。
逆に、いかなる状況でも値が変わらない物理量のことを「物理定数」と言います。光の速度や絶対温度などがあります。
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一方で、前述のようにこの話は人間関係(コミュニケーション)にも通じると思います。
例えば、自分の言動が相手に共感されるか。自分が相手に好印象を持たれるかなど。これらは自分自身の言動の良し悪しもありますが、相手の価値観次第の話でもあります。
モラルや礼儀礼節など一律的に言える事柄も確かにありますし、一般的な傾向の話もあるでしょう。しかしながら、基本的には相手次第だと理解することで、対人関係が楽になった覚えがあります。
自分は相手の印象(評価)を何かと気にしがち。それで良好な関係性を保てた側面もありますが、個人的には辛さがだいぶ消えたので、とても大事なことだと思います。
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変数を捉えるときのポイント
変数を設定する時に大事なことのひとつとして、その変数を考慮する必要があるかどうかを決めることが挙げられます。
例えば、ある状況ではその変数はその先の結果に影響を与えるため重要ですが、別の状況ではそこまで重要ではないなど。
仮にその変数が重要ではないならば、変数の値(結果)は参考にしない、変数自体を思考過程から除外するなどの対応を取ります。
物理現象を議論する場面では、物理現象の性質次第では、変数(物理量)を一旦考慮しない判断もあります。そうすることで、物理現象の全体像を捉えやすくなるメリットがあります。
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人間関係の話に置き換えるならば、自分の言動に対する相手の印象値は、相手の価値観次第で変動するため、原則的に変数として扱うべきです。
一方で、その変数自体を先々で考慮するか否かは自分が決めることです。必要がないならば、その変数自体は優先度を下げても構わない。自己責任の範疇でもありますが。
人間関係(コミュニケーション)における変数は沢山あります。それらを考慮するか否かを線引きすることで、無駄な苦手意識(恐怖心)はかなり減ると思います。
また、相手の印象値に傾向(偏り)があるのは、その場の集団性や文化、法律(縛り)など、変動を狭めるだけの明確な根拠があると思います。
その場のルールは守りながら、自分なりに変数を考慮するための基準を持つこと。人間関係を気軽に楽しめたら良いですね。
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おわりに
物事(事象)を俯瞰的に理解する上では、変数が多いと状況が複雑化するため、なるべくシンプルにした方が理解しやすいです。これは、物理現象など理系的な場面にも言えることなのです。
自分の言動を振り返ることは当然大事ですが、そもそものところで、相手の反応は「変数」であることも理解しておく。
結局のところ、他人の印象(評価)はあくまで他人のものだと理解して、大事にしたいことは何かを定期的に振り返る。ひとりひとりが、人間関係(コミュニケーション)の問題を減らしていける社会になればと思います。
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最後まで読んで頂き、ありがとうございます。この記事があなたの人生の新たな気づきになれたら幸いです。今後とも宜しくお願いいたします♪♪
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