ナオト/読書トレーニー

理系大学院生。趣味は読書と筋トレです。たまに読書感想文を書いてます。

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理系大学院生。趣味は読書と筋トレです。たまに読書感想文を書いてます。

最近の記事

困難を前に、初めて「なぜ」を考える

多くの人がわかっているはずだが、なかなか行動に起こせないことがある。 最近気付いたことだが、自己啓発本やビジネス本を読んでいく中で、どうしてもHOW (やり方) に注目してしまう人が多い。かく言う私も例外ではない。例えば価値創造の本を読んだとき、顧客志向だのイノベーションが大事だのそれを支える組織づくりが大事だの、頭の中で本の内容をもとにロジックツリーに書き写してしまう。一種の翻訳とも言えるその行為は、読書家にとって必須スキルの一つとも考えられている気がする。 ただし、本

    • 【収入公開編】理系大学院生が英語習得のためにUpworkで働いた話

      こちらは、外資系企業に内定した学生の筆者が英日翻訳の国際フリーランスとして働いた結果についての記事です。英語学習のために海外フリーランスサービス(Upwork)で働いている方を見たことがなく、将来的に同企業を目指す学生や海外留学・就業を予定している方のために書き残しています。 Upworkの概要や始めた理由については、1年前の記事をご参照ください。 結果として、1年間で$5,987(約69万円)の収入となりました。時給換算で3,000円〜20,000円くらいでしたので、学

      • 【外資で働く】理系大学院生が英語習得のためにUpworkで働いた話

        こちらは、外資系企業に内定した筆者が最短でビジネス英語を習得する方法をまとめた記事です。英語学習のために海外フリーランスサービス(Upwork)で働いている方を見たことがなく、将来的に同企業を目指す学生や海外留学・就業を予定している方のために書き残しています。 実践に必要なもの ・英語習得に対する圧倒的な危機感 ・何があっても立ち向かうメンタル ・困ったときに自力でリサーチする力 不必要なものは、開始時点での英語力です。むしろ、何らかの専門性(ITやマーケティングなど)の

        • 【3分記事】相手を動かす話し方のコツ

          「理解してもらう」はゴールにならない。結局、動かしてなんぼ。 おはようございます。 この記事は毎回1冊の本をピックアップし、ビジネスエリートとして人に評価されるためのコツを3分で紹介する記事です。 本日のお題目本日は伊藤羊一『1分で話せ』から、 相手を動かす話し方について説明します。 目的仕事を最速で進めるために、人を動かすことが必要だからです。 仕事において、人に伝えること=相手に動いてもらうことです。 ・依頼 であれば、 アクション ・報告や合意 であれば、 

          【3分記事】最短で目標達成するコツ

          KPIは信号である。「青」は進んで大丈夫。「赤」は止まる。 おはようございます。 この記事は毎回1冊の本をピックアップし、ビジネスエリートとして人に評価されるためのコツを3分で紹介する記事です。 本日のお題目本日は中尾隆一郎『最高の結果を出す KPIマネジメント』から、 KPI(Key Performance Indicator)について説明します。 目的1つの数値指標により瞬時に意思決定するためです。 KPIとは事業成功(Performance)の鍵(Key)を示

          【3分記事】最短で目標達成するコツ

          【3分記事】ビジネスコミュニケーションのコツ

          3つにまとめることで、あなたの仕事効率は進化する。 おはようございます。 この記事は毎回1冊の本をピックアップし、ビジネスエリートとして人に評価されるためのコツを3分で紹介する記事です。 本日のお題目本日は高田誠『P&G式 伝える技術 徹底する力』から、目的に基づいて3つにまとめることについて説明します。 目的目的を明確にした上で必要な情報を正しく考える・伝えるためです。 3つにまとめること次のようにまとめることを指します。 報告をするとき:背景、結論、理由 合

          【3分記事】ビジネスコミュニケーションのコツ

          本当にマネジメントを理解していますか(科学的管理法)

          科学的管理法は、「雇用主と働き手の利害は、最終的には一致する」という揺るぎない信念をよりどころとしている。 こちらは、友人との読書会で読んだ名著や流行書を人に勧める形で紹介してみる記事です。 今回ご紹介する本フレデリック・W・テイラー、有賀裕子(訳)『|新訳|科学的管理法』です。 本書は去年の9月頃の読書会にて取り扱ったものです。メンバーに推薦されたもので、理由は忘れました。 世界史の教科書か何かでタイトルだけ知っていました。 一言でいうと何?本書『科学的管理法』は

          本当にマネジメントを理解していますか(科学的管理法)

          インセンティブ制御論(ヤバい経済学)

          インセンティブは現代の日常の礎である。そして、インセンティブを理解することが、凶悪犯罪からスポーツの八百長、出会い系サイトまで、どんな問題もほとんど解決できる鍵になる。 こちらは、友人との読書会で読んだ名著や流行書を人に勧める形で紹介してみる記事です。 今回ご紹介する本スティーヴン・D・レヴィット、スティーヴン・J・ダブナー、望月衛(訳)『ヤバい経済学[増補改訂版]』です。 ついこの間の読書会にて、MONOKOTO BUSINESSの経済担当のメンバーが推薦したものです

          インセンティブ制御論(ヤバい経済学)

          アートが求められる時代(世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか)

          こちらは、友人との読書会で読んだ名著や流行書を人に勧める形で紹介してみる記事です。 今回ご紹介する本山口周『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか』です。 1年ほど前、私は大学の1万字程度のフリーテーマのレポートを「美と経営」の主題で書こうとしていました。それに伴い、アダムスミスからドラッカー、クリステンセンのジョブ理論など読みあさってるときに、ちょうど見つけたこの本を読書会に推薦しました。 一部の日本企業は「これからはデザイン的思考(アート思考)が求められる」と言

          アートが求められる時代(世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか)

          メディア論とは?(マクルーハンはメッセージ)

          こちらは、友人との読書会で読んだ名著や流行書を人に勧める形で紹介してみる記事です。 今回ご紹介する本服部桂『マクルーハンはメッセージ -メディアとテクノロジーの未来はどこへ向かうのか?』です。 この本は大学の「メディア論」の講義で参考図書に指定されていたもので、この機会にしっかりと読みたいと思い、推薦しました。 本書は比較的平易な書き方で構成されていますが、内容はれっきとした社会学の専門書でした。社会学は非常にユニークな論理体系を有するので、後日社会学の考え方をまとめた

          メディア論とは?(マクルーハンはメッセージ)

          「普通」= not「普通じゃない」(コンビニ人間)

          こちらは、友人との読書会で読んだ名著や流行書を人に勧める形で紹介してみる記事です。 (今回ご紹介する本は小説です。あらすじにはほとんど触れませんが、ネタバレ等気にする方はお控えください。) 今回ご紹介する本村田沙耶香『コンビニ人間』です。2016年に芥川賞を受賞し、一躍有名になった書籍ですね。 「気にはなっていたけど、読む機会がなかった。」そのような場合に読書会はうってつけの場になりました。 現在は文庫化もされており、161pととても読みやすい作品です。 一言で

          「普通」= not「普通じゃない」(コンビニ人間)

          ゲームのように仕事する(仕事の説明書)

          こちらは、友人との読書会で読んだ名著や流行書を人に勧める形で紹介してみる記事です。 今回ご紹介する本田宮直人、西山悠太朗『仕事の説明書〜あなたは今どんなゲームをしているのか〜』です。今年2019年の7月に出版されたかなり新しい書籍のようです。 読書会メンバーの1人が「本屋でよく見かけて気になっていた」「『仕事×ゲーム』ってありそうでなかったよね」と言って推薦してきた本です。私は新宿の紀伊国屋本店によく出没しているつもりですが、正直初めて見ました。 実は私たちにとって、「

          ゲームのように仕事する(仕事の説明書)

          公平な価値判断(キヨミズ准教授の法学入門)

          こちらは、友人との読書会で読んだ名著や流行書を人に勧める形で紹介してみる記事です。 今回ご紹介する本木村草太『キヨミズ准教授の法学入門』です。 一年ほど前、私が「[必修]大学卒業までに読んでおきたい教養のための10冊〜文系編〜」というまとめ記事でこの本を見かけてから、気になっていたものの読むタイミングを失っていました。そこで今回、私が読書会に推薦しました。 一言でいうと何?本書『キヨミズ准教授の法学入門』は、法と法学を俯瞰する超入門者向けの新書です。 法とは縁遠かった

          公平な価値判断(キヨミズ准教授の法学入門)

          マンガで伝える(こんなに危ない!?消費増税)

          こちらは、友人との読書会で読んだ名著や流行書を人に勧める形で紹介してみる記事です。 ※あくまでも読書感想文であるので、消費増税の賛否ではなく図書としての質についてお話ししていきます。 今回ご紹介する本消費増税反対botちゃん著(藤田聡解説)『マンガでわかる こんなに危ない!?消費増税』です。読書会メンバー1人が、消費増税について一旦考えてみたいといって選ばれた本がこちらでした。どうやら一時期ネットで話題になっていたそうです。 「マンガで消費税を学ぶなんて頭悪そう」と

          マンガで伝える(こんなに危ない!?消費増税)

          利益拡大の構造を疑う(ザ ・プロフィット)

          こちらは、友人との読書会で読んだ名著や流行書を人に勧める形で紹介してみる記事です。 今回ご紹介する本エイドリアン・スライウォツキー『ザ ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか』です。著者は他にも『プロフィット・ゾーン経営戦略』などを書かれています。 一年ほど前、会計士を目指していた読書会メンバーが、 「利益を得るってどういうことか単純に気にならん?」 といって選ばれた本がこちらでした。久々にしっかりと読みましたが、ビジネスのかなり本質的なところを突く書籍と

          利益拡大の構造を疑う(ザ ・プロフィット)

          成長し続けること(勝ち続ける意志力)

          こちらは、友人との読書会で読んだ名著や流行書を人に勧める形で紹介してみる記事です。 今回ご紹介する本梅原大吾『世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」 勝ち続ける意志力』です。ギネスブックにも載った”ウメハラ”の愛称で知られるプレイヤーの自伝本になります。 本書も前回の『ケーキの切れない非行少年たち』を推薦した友人による選出になります。 プロ・ゲーマーの先駆者として、私たちの世代に親しみ深いウメハラ。ゲームが「単なる遊び」や「頭が悪くなる」と言われた時代で、私たちのようなゲー

          成長し続けること(勝ち続ける意志力)