見出し画像

「〇〇ができる人」に憧れ続けたわたしのキャリア戦略

ミートキャリア運営メンバーによるリレーnote『#わたしのキャリア戦略』に参加しています。

今から1年前、私は「いつかまた働きたいけど、何もできることない…」と悶々とした日々を過ごす一人の専業主婦でした。

職歴は新卒入社した1社のみ、離職期間も長い、これといった強みも特技もない。

転職の35歳限界説とか、ブランク人材の再就職は厳しいとか、ミドル世代は管理職経験ないとダメとか、「アラフォー 再就職 スキル」なんてキーワードで検索しては心乱され、「また働けるんだろうか」と不安でいっぱい。

それが、いま、ミートキャリアの運営メンバーの一員として働いています。8年ぶりの仕事復帰に、「スキルも経験も大してない」といっていた自分が一番驚いています。

そんな私が、どのようにして『ふたたび働く』ことができたのか。今回振り返ってみました。

「これといった強みがない」がずっとコンプレックスだった

職歴は、新卒入社した電機メーカーでの法人営業のみ。これといったスキルも能力も目立った実績もなく、それこそ会社の看板だけで仕事をするような普通の会社員でした。

法人営業といえば聞こえはいいけれど、やっていたことはBtoBの窓口担当で、当時の言葉でいうと”御用聞き営業”。あっち行ったりこっち行ったりして、ひたすら目の前の案件をこなしていたという感じ。なので、プレゼンがうまいとか、商談が取れるとか、業界や製品に詳しいとか、そういった”強み”といえるような知識やスキルはなく、ただ、ひたすら走って、謝って、根回しして…を繰り返す日々でした。

周りを見ると、「〇〇に詳しい」とか「〇〇が得意」とか目に見える形でタグを増やして、新しいプロジェクトをこなしていく。その一方で、日々のタスクで精一杯だった私は、(業績は悪くなかったものの)「これができます」っていえるものが見つからず、「なんでこの仕事してるんだろう、この先どうしたら良いんだろう」とずっと悶々としていました。

その最中に夫に海外転勤の話がきたこともあり、「この際、自分のキャリアを考えなおそう」と思って退職しました。


資格は取った、タグは得た、でも何者にもなれなかった

セカンドキャリアを考えるなかで、『国家資格キャリアコンサルタント』という資格を知りました。

自分のキャリアに悩んでいたこと、”働くこと”そのものに関心があったこと、そしてなによりも資格があれば「私は〇〇ができます、と言えるはず」と思って「キャリコンになろう!」と決めました。

勉強は楽しかったし、新たな気付きもたくさん得られました。でも、(お察しの通り)そんなにうまくはいかないんですよね。資格を取っただけで、すぐに「〇〇ができる人」になれるわけではありませんでした。

誰かの転職支援ができるわけじゃないし、キャリア論を語れるわけでもない。未経験を言い訳にするつもりはないけれど、学びを仕事にどう繋げたら良いかわからず、結局「これといって、できることがない」ただのペーパーキャリコンに陥ってました。

それでも「誰かのキャリアを支援したい」という思いだけは強く持っていたので、今度こそ!と、ミートキャリアが運営するキャリア支援者になるための講座を受講しました。

これがきっかけとなって、2022年6月より運営に参画させていただくことになり、思いがけずセカンドキャリアが始動した…というわけです。

*受講生から運営メンバーになるまでの流れはざっとコチラに↓

強みやタグの「あるべき論」にとらわれていた過去

「〇〇ができるとか、これがスキルっていえるものがないと仕事にならない」と思っていた私。

でも、ふたたび働き始めて気付いたのは、そういう強みやタグって、カッコいい、見栄えのいい、なんだか強そうな”言葉”じゃないといけないって思いこんでいただけじゃないの?ってこと。

運営にお声かけしてもらった理由が「雰囲気が良かった」とか「コミュニケーション力が抜群だった」と聞いて(いや、当時はもっとちゃんと説明してくださった気もしますが…(汗))、上手くファシリテーションができるわけじゃないし、デジタルツールを巧みに使いこなせるわけでもないし、私なんかで良いの?って思っていました。

それでも、当時の業務に一番必要だったのはコミュニケーション能力。そして、自分では気付かなかったものの、「その業務に必要な要素をもっていること」が、ちゃんと私の強みになっていたのです。二つ返事で「頑張ります!」とお受けしたことを今でも覚えています。

その後もさまざまな業務を担当させてもらいましたが、正直いって、どれも未経験で務まるのか毎回不安でいっぱいでした。でも、その都度、皆さんが「キャッチアップ力があるから大丈夫」とか「粘り強いからやれる」とか、「〇〇がいいよね、得意だよね」っていってくださるのが励みになり、「そうか、そういうのも強みっていえるのか」って気付かせてもらったものです。

なにが言いたかったのか、っていうと…

ずっと「〇〇ができる人」「〇〇が得意な人」に憧れ続けてきた私は、その〇〇は、見るからにカッコいい、強そうな言葉であるべきって思いこんでいたんです。だから、自分で見つけられなかったし、そんなのないって思っていました。

もちろん、そういう特別なスキルや経験、圧倒的な力を表せる「カッコいい言葉」があったらいい。でも、人の強みってそれだけじゃなくて、普段の心掛けにあらわれる特性だったり、仕事のやり方ににじみ出る能力だったり、そういうのも強みっていえるんでよね。

そんなふうに「強みという言葉の定義」をもっと広げてみたら、自分の中に今まで気づかなかった強みを少しずつ見出せるようになりました。

*強みの定義は、コチラのnoteに詳しく書かれています


強みがわからないのは「フィットする言葉」を知らないだけ

ここまで書いて、気付いたことがあります。

「強みがわからない」というのは、たぶん、自分の持っている良いところを表す「ちょうどよい言葉」を知らないだけなんじゃないかってこと。

本当はちゃんとあるんです、良いところが。でも、何気なく発揮している能力や特性にまず自分が気付けていない。仮に「これはできているかも」って思えることがあったとしても、強みとして表現できる「ちょうどよい言葉」が思いつかないと、それは「わたしの強み」として言語化されない。ゆえに、「強みなんてない、わからない」ってなっちゃうのだと思います。

でも、人は自分が知らない言葉は使えません。想像すらできません。

私は、幸運にも日常的に社内で「〇〇さんは〜がスゴイ」「〇〇さんの〜~のおかげで助かった」と言い合える場所にいるので(それも全てチャットで)、誰かの強みを目にする機会がとても多い。強みを見つけるには、「強みを表す言葉」を投げ返してくれる存在が必要不可欠なんじゃないかって思っています。

強みって、自分一人で見つけるのはやっぱり難しい。もちろん自分でも探すけれど、人からも「自分の良さを表す、フィットする言葉」をもらうことで、自信の持てる強みが見つかるんじゃないかと思います。

強みを探したい、強みを言語化したいという方は、思い切ってそういう存在に頼って欲しいなと思います。

現在、ミートキャリアでは『強みがわかる、活かせる場所がわかる キャリアプログラム』を提供しています。ご興味ある方はぜひ30分無料相談にお越しください。無料相談会はこちらから。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?