読み手の心に刺さる１行を簡単につくる！４ステップをまとめてみました。（『伝わるのは１行。』より）

久しぶりにこれは誰かに伝えたい！！！と思える
素晴らしい本に出逢えたので、
noteでまとめてみました(*^ω^*)

タイトルは『伝わるのは１行。』
（著書/コピーライター　田口まこさん
出版社/かんき出版）

こちらの内容は、
★SNSで発信している人
★プレゼンなどをする方
★企画書を作る方
向けとなっています。

どうやってターゲットを絞ったり、
人の心に響く言葉を紡げば良いのだろう？
そんな風に思う方に参考にして
頂けたら嬉しいです^ ^
みんなで「伝わる」メッセージを
考えていきましょう♡

※著作権に引っかかるのかな？
どうだろう？！と想ったりも
したのですが、
どうしてもこの素晴らしい内容
を届けたい！！と思ったので、
４ステップ（核の部分）
をまとめさせて頂きました。
（もし怒られたら、消す可能性が
あるので、今のうちに見ておいてください＞＜）

『伝わるのは１行。』コピーライター/田口まこさん

コピーライターとして
広告を作る上で、”興味を持っていない人たちに
向けてメッセージを発する”ことが大前提。

見た瞬間右脳で、直感的に内容を理解でき、
なおかつ「面白そう」と思ってもらえる、
簡潔でわかりやすく、気の利いた表現で
伝えることが必要不可欠。

読み飛ばされないためには、
短い言葉で伝える！
→伝えたいことをギュッと凝縮する。
（１行２０〜３０文字程度）
２行以上はスルーされてしまうことを心得よ。

【１行の基本】

「本当に言いたいこと」を見つけ、
言葉を磨くこと。

多くの人がとくに何もせず、
いきなり書き始めてしまうので
一生懸命書いたものが読まれないことに
なってしまう。

そこで読まれるために必要な
４ステップを紹介したい！！！（必読です！）

＜読み手の心に刺さる１行を
簡単につくる！4ステップ＞

【ステップ１】「絞る」

×多くの人に知ってもらい、広く伝えたい
→当たり障りのない言葉になり、
結局誰にも伝わらない。

○ターゲットのイメージをとことん
具現化していく
性別、年代、職業、立場、家族構成、
興味（SNS・本・雑誌・映画・芸能人etc..）
悩み、楽しみ

例：あなたが書店員だとして。
『初心者向けの料理本』の店頭POPを
書きたい！とする。

市販のタレを活用することで
誰でも簡単にできる+栄養面、健康面、
経済面も配慮される。
”華やかではないけれど地味においしい
レシピが載っている本”

ターゲットは
「３０代の働く女性」→それは誰なのか？

・２歳と５歳の子どもがいる
・共働きで忙しくて時間がない
・金銭的に最も余裕のない年代
・料理はそんなに得意ではない
・夫も子供も野菜嫌い
・最近、少し太ってきた
・家族みんなのお弁当をつくっている

→家事・仕事・育児を両立させて毎日を
前向きに生きる女性。忙しい時間をやりくり
しながら、おいしくて健康的な食事を
つくりたいと努力している女性が想像できる。

→そこから浮かぶキーワードは？
「時短」「バランス」「節約」「自然派」「つくりおき」

このような形で徹底的にプロファイリング
しながら「絞」っていく！！

【ステップ２】「広げる」
ターゲットを明確にする上で、伝えたいことを
とにかくたくさん書き出す！！

※1.この時、はじめから１行にまとめる必要はない！
※2.ターゲットのことを一度脇に置いて、
先入観を捨てて思いつくことをすべて書き出すべし！

このステップで必要なのは
「たくさんの切り口と多彩なアイデア」
（何かに縛られていると、自由な発想ができず
同じような切り口ばかりが並ぶことになって
しまう。）

方法としては・・
１枚の紙に、伝えたいことを１つだけ。

×ノートにびっしり書く
○１枚の紙に１つ、伝えたいことを書く
（A4サイズのコピー用紙や大きめのふせんなど。）

例：ステップ１の設定で考えてみよう。
『初心者向けのお料理本』の店頭POP

・１０分で３品つくれる
・フライパンひとつで晩ごはん完成
・つくりおきでお弁当のおかずにアレンジ
・仕事から帰って、疲れていても大丈夫
・私でもつくれる
・夫でもつくれる
・市販のタレを活用
・食費を１日１０００円に
・野菜がたくさん食べられるレシピ
・肉・魚・野菜をバランスよく
・おかずにもおつまみにもなる
・家庭料理の新定番
・糖質カットメニューがいっぱい
・食べるだけでダイエット
・インスタ映えしないけどおいしい
・夫が喜ぶ
・子どもが喜ぶ
・私が喜ぶ　etc...

とにかくもっともっとたくさん
思いつくままに書いていく！！

大きなことから小さなことまで
レベルはバラバラでOK。
もちろん後でひとつに絞るのですが、
たくさんの思考の中から選ばれた
１つの言葉は輝きを放つ（+ステップ４で
使わないワードを活用します）ので
ぜひたくさん書いていきましょう♡

（本の中には写真が掲載されていて、
ふせんにひとつずつ項目が書かれて
ありました^ ^）

【ステップ３】「選ぶ」

いちばん伝えたいことを決めましょう！
選ぶ作業は「カテゴリ分け」から。

ステップ２で書き出したものが
以下の７つのカテゴリに分けられます。

①時短
・１０分で３品つくれる
・つくりおきでお弁当のおかずにアレンジ

②簡単
・仕事から帰って、疲れていても大丈夫
・フライパンひとつで晩ごはん完成
・市販のタレを活用
・私でもつくれる
・夫でもつくれる

③栄養バランス
・野菜がたくさん食べられるレシピ
・肉・魚・野菜をバランスよく

④ダイエット
・糖質カットメニューがいっぱい
・食べるだけでダイエット

⑤味わい
・おかずにもおつまみにもなる
・家庭料理の新定番

⑥節約
・食費を１日１０００円に

⑦その他
・インスタ映えしないけどおいしい
・夫が喜ぶ
・子どもが喜ぶ
・私が喜ぶ

ここでカテゴリを選びます！！
（＝１つに絞る）

★売りたいもの
→『初心者向けのお料理本』

★ターゲット
→共働きで忙しく時間がない３０代女性。
→料理は得意ではない
→いちばん気になるのは・・
「自分にもつくれるだろうか？！」
→②簡単(「時短」の意味も含まれる)

選んだカテゴリの中から言葉を選ぶ！
「簡単」のカテゴリ
・仕事から帰って、疲れていても大丈夫
・フライパンひとつで晩ごはん完成
・市販のタレを活用
・私でもつくれる
・夫でもつくれる
↑
この中から何を選ぶ？
×自分自身の好き嫌いで言葉を選ぶ

＜言葉を選ぶ時に大切なこと＞
①対象の特長や内容がきちんと伝わること
②ターゲットの興味を惹くこと
③独自性があること
↓
田口さんが選んだものは
「市販のタレを活用」「夫でもつくれる」

選んだ理由は・・
「市販のタレを活用」
→レシピの独自性がひと目でわかる。
→ターゲットが必要としている
「簡単」「時短」という特徴がひと言で伝わる。

「夫でもつくれる」
＝アプローチに独自性有り！！

ターゲットは女性なので
あえて「夫」という言葉を使うことで
より「簡単」「時短」というキーワードが伝わる。
＋夫の家事や育児への参加を望む現代の空気感
に合った表現。（ここまで考えていることが
凄すぎますよね！！感動）

この２つのキーワードの中から
実際に使う１つを選ぶ。
→「市販のタレ」

なぜなら
「レシピの独自性を伝えること」が優先
だと考えたから。

【ステップ４】「磨く」
選んだ言葉をブラッシュアップし、
１行を完成させる。

「市販のタレを活用」
活用：具体的な調理法がわからない上に硬い。
ちょいたし：少し足すだけでいいんだ！
→それくらいなら自分にもできそう！！

「足す」という文字を選ぶ際、
食事の本に「足」という字が合わない
ため、ひらがなを選択。

次に、「ちょいたし」することの
ベネフィット（本を活用する人にとっての
メリット）を考える！！！

「市販のタレちょいたしで晩ごはん革命。」

伝えたいこと：仕事から帰って慌ただしく
晩ごはんをつくる時間を、革命的に変えるレシピ！

補足として・・
広告でも１行（キャッチコピー）の
他に、文字を小さくした１行を付け
加えることがあります。
これを「サブコピー」と言います。

ここでステップ２で出した
キーワードをもう一度見直してみましょう♡
（残った言葉もムダにはならない　ここ重要。）

・夫でもつくれる
→夫でもつくれる、つくらせたい！
→簡単レシピで、夫メシ拡大中。

といったサブコピーを入れて
より本の内容をイメージさせる
効果が出たのではないでしょうか？

【読み手の心に刺さる１行を
簡単につくる！４ステップ】
①ターゲットを「絞る」
②思考を「広げる」
③伝えたいことを「選ぶ」
④１行を「磨く」

※最後に忘れないようにまとめておきます。

＜あとがき＞
いかがでしたか？
私は、もともと広告が好きで
どんな言葉が「人の心を掴むのか？」
ということに興味を持って、
日々研究しながら発信活動を続けて
います。

そのおかげなのか、
自然とターゲット（ペルソナ）を
絞れたり、その人に向けて発信することの
抵抗が全くありませんでした。

しかしながら、コンサルをしていて
お客様がターゲット（ペルソナ）を
絞ることがものすごく難しいと
悩まれていることを知り
アドバイスをしていたのですが

田口さんのような切り口で
絞り込んだことはなかったので
私が感覚的にやっていたことが
言語化されている！！と感動し、
生まれて初めてこうして
本の内容を発信することになりました。

冒頭にも書きましたが、
もしかしたらダメだと言われて
しまう可能性もあるので、
今こうして見られているあなたは
とても運が良いと想います。

そしてタイトルを見て、
ここまで読んでいるということは
きっとあなたは何かしら
ターゲットの絞り込みが必要な方
なのでしょう。

田口さんがオススメしている
こうした４ステップを逃げずに
しっかり向き合うことで必ず
「あなたが本当に伝えるべき言葉」
が見えてくるはずです！！！

本の中では、
他にも「１行を磨き、輝かせる
７つのテクニック」や
「最短・最速でハートに届く
シズル言葉で心をつかむ」などの
項目があるので、
ぜひ読んでみてくださいね♡

せっかく書いた文章が
誰にも見られないのでは
その時間がムダになってしまいます。

同じ労力をかけるなら
必要な人に届けられる発信で
あって欲しい。

そのような想いを込めて、
今回このような形でシェアさせて
頂きました！
素晴らしい情報を届けてくださった
田口まこさんに
そして
ここまで読んでくださった
あなたとのご縁に

多大なる感謝を込めて♡

今回紹介した本はこちらより
ご購入頂けます！
▶︎『伝わるのは１行。』

幸せの基準はいつでも自分で決める
幸せ♡クリエイター
ねろめゆりか