【賢者の書】と共に振り返る 私の12年間
この1カ月、自分自身の成長をひとつひとつ振り返っていました。
今の私があるのは、あのときあの人に出会えたからだ、あのときあの言葉に出会えたからだ。
あの人(あの言葉)に出会えたのは、あのとき私が勇気をもってあの選択をしたからだ。
ブログミュージックビデオ(BMV)「あとひとつ」
多くの方に観ていただけて、とても嬉しく感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。
「まだ観てないよ」という方がいらっしゃいましたら、よかったら動画だけでも観ていただけたら嬉しいです♪
私が過去の振り返りを始めたのは、動画制作の合間に読んでいた漫画『宇宙兄弟』に出てきたある言葉がキッカケでした。
上の記事でも引用した、偉大なる宇宙飛行士 ブライアン・Jの言葉。
この動画制作に至るまでに、この一生モノの宝物を手に入れるまでに、私は一体どれだけの人から「幸せのヒント」をもらってきただろう?
そのヒントから勇気をもらい、行動の大切さを教わり、どれだけ「小さなドア」を開け続けてきただろう?
それは他人から見ればちっぽけな話だけれど、12年前にある一冊の本に出会うまでの私からしたら、それはそれは大きな進歩なのです。
そんな過去の自分を振り返ってきたこの一か月。
そして今、このタイミングで読み終えた『賢者の書』
(面白すぎてめずらしく二日で読破!)
14歳の少年サイードが、9人の賢者から人生において大切なことを学びながら旅する物語。
「賢者の書」は、その旅の記録。
恐れ多くも言わせていただくと、
「私もこの12年間、サイードと同じような旅をしてきた!(まだ旅の途中だけど)。賢者にもたくさん会った! これ、マジな話だ!」
喜多川泰さんの著書 『賢者の書』は、本物です。
そして、以前ご紹介した『運転者』も本物です。
賢者も運転者も、実在します。
賢者も同じです。
物語の世界だけの話ではなく、自分が目の前の相手や物事から学びを得ようという気持ちさえ持てば、必要なタイミングで現れてくれる。
私が過去、本やブログから受け取ってきた「幸せのヒント」は、賢者や運転者の言葉そのもの。
「すべてはうまくいっている」という人生の大前提からしたら、目の前の現実は良いことも悪いことも自分にとってすべて必要なことである。
それを「パズルのピース」に例えて、とてもとてもこれでもかというくらいわかりやすく伝えてくれているのが、『賢者の書』という本です。
私だけが特別に、サイードのような旅をしているわけではありません。
みんながみんな、同じように旅をしている。
パズルは一見何の意味もなさそうな、ただの真っ白や真っ黒のピースだって、それなくして完成はあり得ませんよね?
でも私たちは、自分にとって必要な大事なピースを「こんなのいらん! 知らん!」と言って、それをどうやって使うのかも考えず、見て見ぬ振りしたり捨てたりしているんです。
『賢者の書』に書かれたパズルのお話は、引用ではとても語りつくせません。
これは多くの人に直接読んでもらいたい、本当にためになるお話です。
ここにそれら全てを書けない代わりに、私がこの12年間の旅で学んできたことを、関連する過去記事を貼りながら、ダイジェスト版?で書いてみたいと思います。
💛
30代前半までの私は汚部屋の住人であり、自分のうまくいかないことは全て他人のせい、環境のせい、世の中のせいにしてきた人間でした。
そして、正義・正しさのカタチはひとつだと思い込み「自分の考えこそ正しい」と、常に世の中に対する不平不満ばかりを口にしていました。
いつも何かに不満を持ち、イライラして、今思えば相当生きにくい性格だったなと思います。
私の人生を変えた最初のターニングポイントは、こんまりさんの片づけの魔法に出会ったことでした。
『賢者の書』に出てくるアレックスという中年男性。
「人生うまくいかないな」と感じるアレックスが、少年サイードと出会う公園のベンチに向かう場面。
このように書かれていますが、私もなぜこんまりさんの本を読もうと思ったのかはまったく覚えていません。
そのころの私には読書の習慣などまったくなく、なぜこの本を読もうと思えたのか不思議でならないのです。
こんまりさんの片づけ祭りを最後までやり遂げた私は、様々な気づきがあり「人生が変わった」ことを実感しました。
「たった一冊の本で人生変わるなんて。本は何てすごいんだ!」
この出来事があったことから、私に「読書」という新しい習慣ができたのです。
それから私は図書館に通い続け、たくさんの本を読み始めました。
どんな本を読み始めたのか?
「お金さえあれば幸せになれる!」
実の母親から「あんたは守銭奴か!」と言われるほど、物やお金に執着し、常に目をギラギラさせていた私は、お金持ちになる方法が知りたくて「大富豪の教え」「成功者の法則」といった本を読み始めます。
これらの本には必ずと言っていいほど書かれていることがあります。
「ありがとう」の大切さ、そして、「まず与える人になれ」。
まず人に与えるだって?
トンデモナイ!
こっちが寄付して欲しいくらいだよ!
当時の私には、まったくもって理解ができませんでした。
それでもお金持ちになりたい一心で私は本を読み続け、ついに心を大きく動かす本に出会います。
本田晃一さんの本に書かれた「日本一の大投資家」 故)竹田和平さんの温かな名古屋弁で語られた言葉、そして圧倒的な「人に与える心」
それまで単なるキレイゴトにしか思えなかったことが、なぜか和平さんの言葉になると、スーッと心に届いたんです。
この人は本物だ。
私もこの人のように「幸せなお金持ち」になりたい。
マユミさんの愛犬 モミジちゃんと同じように、和平さんは小判のありかではなく、「幸せな生き方」を私に教えてくれた。
お金持ちになれば幸せになれると思っていた私に、まず「在り方」が大切なのだと教えてくれた和平さん。
お金を追求することを肯定しながら、正しいお金との向き合い方、幸せな生き方についてたくさんのことを教えてくれました。
和平さんと出会えたことから、私は幸せオタクとなり読む本の種類は変わっていきます。
自分の人生がうまくいかない原因を、すべて他人や環境のせいにしてきた私にとって、幸せの学びはとてもとても衝撃的なものばかりでした。
何かを他人のせいにすること = 自分は何も変わらなくていい
これは、相手が変わらない限り、私自身が幸せに近づけないということであり、人生の操縦かんを他人に握られているのと同じことだった。
いつも誰かに対し文句ばかりをいって、自分がどうするかを何も考えてこなかったことに気づかされました。
他人を変えることはできないが、自分の行動は変えられる。
幸せに生きたいと思うのであれば、自分が動かせないものではなく、自分の心や行動に焦点をあてること。
自分の心と向き合う「内観」を知り、
人間関係やお金についてたくさんの本やブログから学びながら、自分のモノの見方が少しずつ変わっていくのを感じていました。
人はみんなそれぞれ、自分の正義に従って生きている。
それは私も他の人もみんな同じ。
正しさ・正義のカタチはひとつだけではない。
大切なのは、そこに愛があるのか? ということ。
お金との向き合い方も、
「小さな私」としっかり向き合い癒してくることで「ギラギラからキラキラへ」少しずつ変化していきました。
「与える」ことと同時に、自分を一番先に満たすことの大切さも知った。
幸せは、与えられるものではなく感じるもの
私は幸せの感度がものすごく低かった。
目の前にある幸せに全然気づけていなかった。
和平さんは自分のコップを自分で満たす達人であり、捉え方次第で自分で自分を満たすことができるのだと知ることができました。
これは、私自身が幸せに生きるために心掛けていることです。
💛
私は特別恵まれない境遇であったわけではなく、ただただ自分の思考グセが原因で”本来の幸せ”を取りこぼして30年以上生きてきた人間です。
私には、私が経験したことしか書けません。
この12年で、どこかから大金が手に入ったわけでもなく、世の中や周りの人が急に私に対して優しくなったわけでもなく、環境はそれほど大きく変わっていないと思います。
それでも私がいま幸せを手に入れることができたのは、多くの発信者たちから学び、そこから自分にあった「幸せのヒント」を受け取り、それを自分の人生に反映させてきたからだとハッキリ言えます。
私がこんまりさんの本と出会ったのは、現在小6の息子がお腹にいたときでした。
私が親となる前に、『賢者の書』に書かれた”大いなる力”が、私に変わるチャンスをくれたのだと感じています。
たとえ人生を変えるチャンスが目の前に現れても、私には「本を読まない、片付け祭りをしない、片付けを途中で投げ出す」といった選択肢もあったと思います。
その後の読書習慣さえも、「めんどくさい」と読まない選択をしていたら、今の私にはなっていない。
今まで12年で何度となく下した決断、行動のすべてが今の私を作っている。
この記事に書いた、川を流れるスイカの話。
未来は自分で選べる(ある程度)
私は自分の人生で、これでもかというくらい実感しています。
私たちは行動するたびに、ひとつのピースを手に入れる。
それは自分が望んだもの、そうでないものであっても、自分にとって必要なものであるからこそもたらされる。
たとえそのピースからは、将来の完成図がまったく想像できないとしても。
「このピースは、どこにハマるのかなー?」
与えられたピースを組み立てていくのは自分自身。
人の悩みの多くは「人間関係」「お金」「健康」だと言われています。
これら3つとも、自ら学ぶことにより今よりもよい状態に持っていく事が可能だと私は思っています。
私たち人間には、自分で選べることと選べないこと(動かせること、動かせないこと)の2種類がありますから、完璧にすべての未来を思い通りにすることはできません。
ここに書いたことは「私が幸せを手に入れた方法」であり、すべての人に当てはまるとは思っていないけれど……
「幸せは学ぶことで手に入れられる」
私はそう信じているし、これからも目の前にいるたくさんの賢者たちから幸せのヒントを受け取り、それを可能な限り自分の人生に取り入れ、これからも楽しく幸せな人生を歩いていきたいなと思っています。
幸せは学ぶことで手に入れられる!!
未来は自分で選べるんだ!!
シアワセは、まず言葉から始まります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
『賢者の書』を教えてくれたのんちゃさん、本を買うキッカケをくださったかっちーさん、ありがとうございました。
また、noteのタイムライン上で、いつも私に「幸せのヒント」をくださる皆さんとのご縁に、心より感謝しています。
かっちーさんの『賢者の書』感想文はこちら ⤴
ブログミュージックビデオ(BMV)「あとひとつ」
cover 誰か私に名前を。さん
illustration くーや。さん
movie ミイコ
イラスト&ナレーション担当のくーや。さんが、制作の裏側をnoteに書いてくれました。
動画編集に必要な「知識」「技術」「センス」
BMV制作の後半、私は自分に全然自信が持てなくて、くーや。さんにたくさん迷惑をかけました。
その時に発した私の言葉は、同じように自信が持てなかったくーや。さんをきっと何度も傷つけたと思います。
でもくーや。さんは、そんな私にいつも優しい言葉をかけ励ましてくれた。
最後まで諦めず、試行錯誤して「やりきった!」と思えたのは、すべてくーや。さんのおかげです。
本当にありがとう。
自分に自信が持てないと、こんなに世界の見え方が変わるんだなと。
この時の自分を今後の人生に役立てるべく、これでもかというくらい振り返り、自己分析しています。
「人と比べること」から卒業できていたと思っていたけれど、生きていれば何度となく揺り戻しがやってくる。
人は死ぬまで学びの連続ですね♬
いきものがかりの『YELL』
制作途中にリリースされたダレワタさんのMV。
「これを観たら、また自信がなくなる」
怖くてしばらく観れなかったMVです。
ダレワタさんの澄み渡る歌声に、kanazawa factoryさんが作りだした映像美。
本当に素晴らしい作品なので、良かったら観てみてくださいね♡
もちろん、私たちが作ったBMV「あとひとつ」も、最高に素晴らしい作品だと思っています!!
比べるべきは他人ではなく昨日までの自分
改めて意識していきたいと思いました。
たくさんの苦悩を乗り越え、世の中に素晴らしい作品を送り出しているすべての創作クリエイターさんを、本当に尊敬しています。