20代にうつ病を経験した自分だから言えること 「世の中に過剰に合わせなくていいよ」
『世の中に合わせよう合わせよう』と頑張って僕はうつ病になりました。
この歳になるとよくわかるの。
人を騙したり、嘘を付いたり、人を見下して自分の保身を守ったり、自分のことだけを考えていたり、世の中にはほんといろんな人がいるってことに。
今ある世の中は主に大勢の大人が作ってきた。
その世の中に産まれてきた子たち、特に若者はそれに合わせよう、合わせなきゃって思う。
もちろん大人だって合わせなきゃって頑張ってもいる。
適合じゃなく、過剰適合しようとしてしまう。
「そんなに過剰にしなくてもいい」って言うけど、それはもう性格にもよるよね。
自分の中で無理な人は無理だし、そうしたほうがいいと思ってても、そういう人に限って頑張りすぎちゃって真面目すぎちゃって『自分が我慢すれば、自分を殺せば丸くおさまる』と優しいから犠牲になって、世の中の歪みを一身に受け止めてしまう。
真面目で優しくて頑張り屋さん。
そんな人がうつ病になるのは世の中の損害だと僕は感じてる。
この世の中は良いことばかりでは無い。むしろ悪いことの方が多いのかもしれない。
もし違っていたら、僕が知らないだけか、僕が得る情報が悪いことが多いのか、マスメディアが悪いことばかりをニュースにするか。
上手に手を抜く。
聞いたフリして受け流す。
「ま、いっか。」と適当にしてみる。
そんなことも必要なんだとこの歳になってやっとわかったの。
今ある世の中は決して綺麗じゃないかもしれない。もう汚いって言った方が早いかもしれない。
うつ病になってもおかしくはない世の中。
適合しようと努力するのは大切。
でも、過剰に適合しようとしなくていいよ。
どうか自分の心を守ってください。