成城散歩 〜成城五丁目猪股庭園(猪俣邸)2〜
こんにちは!アーキロイドの福井です。昨日のお喋りの続き…
昨日の迫力のある居間に対して夫人室は、窓まわりや垂れ壁がとっても軽やかにデザインされている。いい天気だったので窓が開け離れていて、南北に風が抜けてとっても気持ちいい。
両サイドの引き込まれていた障子を閉めてみると、こんな感じ。
だいぶ障子の桟が華奢にデザインされている。椅子も当時のもののよう。
引き込まれているのは、障子・ガラス戸・網戸・雨戸の各2枚ずつの計8枚!
これだけ建具が多いと鴨居と敷居の奥行き(豆知識、見込み寸法と言います)が大きくなり、建具を通す溝が多くなるとうるさくなってしまう。(線が多くなるとうるさいって言うんですが…改めて書くと不思議な表現かも?)
できるだけ線を少なくしたいので、下の写真をじっくり見ていただくと分かるかな?一番外側の雨戸の鴨居だけ一段上に上がっています。
全体の大きな流れの設計から細部まで考え尽くされた心地よさは格別で、長居してしまう休日でした。福井
成城五丁目猪股庭園(猪俣邸)
世田谷区成城5-12-19
https://www.setagayatm.or.jp/trust/map/pcp/
『福井典子の家』ーあたりまえを磨く滋味深い家ー
のWEBサイトを公開しております。ぜひご覧ください。
設計のご相談・ご依頼お待ちしております。