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アーキロイドの休日 茶道体験 〜宝庵〜
こんにちは!アーキロイドの福井です。
先日、アーキロイドみんなで、茶道体験へ行ってきました。
北鎌倉の車通りの多い喧騒をそれて、浄智寺谷戸の万緑の中を登っていくと
鳥の賑やかな囀りと緑の風が吹いてくる。都会の空気を入れ替えたくて、深呼吸。
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ひっそりと佇む門をくぐると、緑の中に軽やかな『常安軒』が現れる。
設計は、山口文象(ヤマグチブンゾウ)(1902〜1978)。
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今回は、奥の茅葺き屋根の『夢窓庵』で茶道体験へ。
ここは1934(昭和9)年、京都・高台寺にある遺芳庵(江戸時代初期)を反転で写したそう。○△□のシルエットはが、なんとも可愛らしい。
夏の陽射しの中に大きな影を作ってくれる茅葺き屋根は、
お茶事の間、蹲踞(ツクバイ)のポロポロとした水音と共に涼やかな風を運んでくれる。
三角形が際立つように、屋根の柱が奥まっているのもポイント!
遺芳庵が江戸初期の花魁(オイラン)・吉野太夫(ヨシノダユウ)を偲んで建てられた。
丸窓の真円の下が欠けているのは、「世の中には完全なものは無い」という芸事に日々精進していた彼女の生き方が表されているんだとか。
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『福井典子の家』ーあたりまえを磨く滋味深い家ー
のWEBサイトを公開しております。ぜひご覧ください。
設計のご相談・ご依頼お待ちしております。