成城散歩 〜成城五丁目猪股庭園(猪俣邸)3〜
こんにちは!アーキロイドの福井です。一昨日、昨日の続きのお喋りを……..
住宅の一番奥の少し浮遊感のある書斎は昭和57年に増築されたもので、吉田五十八氏の弟子・野村加根夫氏の設計です。
L字の開口部は、より庭に溶け込むテラスのような感覚です。
他の部屋同様、建具が引き込まれて気持ちのいい季節は外と内が一体になります。
もちろん障子もあります。夜は、庭から見ると行燈のようになるのかな〜なんて想像します。床にある切り込みは、掘り炬燵だそう。雪見酒も最高だな〜。
居間もそうだったのですが、柱のどの面も柾目(マサメ)になるように仕上げてあります。これは、技術も材料も、もちろんお金も必要な上級な仕上げ方。
シンプルって、見えてるけど見えない仕事の多さに度肝を抜かれます。
お茶室も2部屋あり、それまた素敵なのですが・・・ぜひ行ってみてください!笑
成城五丁目猪股庭園(猪俣邸)
世田谷区成城5-12-19
https://www.setagayatm.or.jp/trust/map/pcp/
『福井典子の家』ーあたりまえを磨く滋味深い家ー
のWEBサイトを公開しております。ぜひご覧ください。
設計のご相談・ご依頼お待ちしております。
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