幸せのレベルはもう下げた
自分のこと、認めてみた。
何も無くなってしまったからではなく、存在価値を見いだせなくなったからでもなく。
ただ純粋に、誰かに何かを求めなくとも私は自分を幸せだと感じることが出来るようになったから幸せのレベルを下げてみた。
誰かから可愛いって言われたくてSNSに写真を載せてたけど、そんなことしなくたって私、今私が可愛いこと知ってるもん。
誰かに素敵って思われたいからSNSに文章を載せてたけど、そんなことしなくたって私、今私が素敵な人だなんてことくらい分かってる。
じゃあ今私は何を求めているのか、なぜ今ここに文章を書いているのか。
それは自分が素敵とか、すごいとか、褒められて私が喜びたいからじゃなくて、私のこんな考え方が誰かに伝わって誰かが少しでも幸せだと感じて欲しいって思うから。
SNSの目的とは
そう考えたら、なんか今までの私のInstagramやTwitterは自分のためのものだったなって本当に思う。
「こんな可愛いもの食べる私を誰か可愛いって思って!こんな可愛い顔した私を誰か可愛いって言って!こんな運動ちゃんとする私を誰か良い女だって思って!こんな音楽を聴く私も、こんなファッションをする私も、こんなに人を愛せる私もみんなみんなぜーんぶ可愛いって思ってよ!」とかね。
でもそれはダメなことじゃ全く無い。
誰かに褒めてもらうことがそのときの私の幸せで、誰かに求めてもらえたり、誰かに共感してもらえないと幸せだと感じられなかっただけ。それが私の幸せだっただけ。
自分を愛せるかどうか
結局全ては「自分が幸せかどうか」だと思う。そして、最も重要なことは「その幸せを通して自分を愛せるかどうか」だと思う。
人から何を言われようと、どんな評価をされても、何かを懸念していても、本当にその選択であなたは幸せ?
それに気づくために必要なのは、何よりも自分との対話だ。
私は今何がしたいのか、何のためにそれがしたいのか、何でこれが食べたいのか、とか。
例えば対人の問題になってもそう。
この人にこんなことをして欲しい、それはあなたがその人のどんな部分に満たされていないから?
この人のこと嫌い、それはあなたがその人のどんな部分が嫌いだから?なぜそれが嫌いなの?とか。
当たり前のことだけど結局人のことをどうこう判断するのは、自分自身がその人に対してどう思っているからであって、自分がその人の嫌だと思う部分は「その人の欠点」じゃなくて、「自分が嫌だと思う点」なだけだ。
だからこそ、その人を嫌ってしまう自分を嫌いにならないで欲しい。だからこそ、その人の嫌だと思う部分に共感を得ようとしないで欲しい。
それをしてしまっていたら、いつかあなた自身があなたのことを嫌いになってしまうから。
無駄なことって一つもない
今私がこんな風に思うまでたくさんのことがあった。自分を好きになるためにめちゃくちゃ努力したし、他人からその努力に対して貰う評価は私の自信になった。
「だから今までの自分を否定しないでね、私。今の私がいるのは、ちゃんとあなたが頑張ってくれたからだしその一つ一つが大切だったんだよ。」
そして今私がそう思えるのは、そうやって評価してくれた周りがあってこそだったなと思う。だからこそ私は周りに本当に感謝しているし、本当に幸せであって欲しいと思う。
それだけで私は十分だから何も求めないし、ずっとそう思っていたいから私も自分を犠牲にしてまで何かをしようと思わない。
大切な人が苦しいとき、一番に頭に浮かぶ人が私だったらいいな。私が少し隣にいることでその人が少しでも幸せになってくれたらいいのにな。もし私がいるせいで苦しいなら、私は何も残さずいなくなるから、だからずっと幸せでいて。
行動とその理由
正直私もどんな気持ちでその行動をしているのか、判断が鈍るときがある。
例えばこうやって誰かに見える環境で文章を書く目的は大きく分けてふたつある。
一つ目は例えば金銭的な利益だったり、知名度の向上やいわゆる承認欲求を満たすような自分の幸せを目的としたもの。
二つ目は誰かに読んでもらうことでその人に楽になってもらいたい、自分のような考え方もあることを知って多角的に判断できる人になって欲しいとか、そういう他人の幸せを願うようなこと。
理由は違えど、行動は同じだ。それに対して本当のところどうなのか、行動の内容が同じだからこそ分からなくなってしまう。
ただ、私はその理由がどっちである方が自分を愛せるのかという軸が大事になるのだ。だとすると私は二つ目の答えの方がより私は私を愛せる。
もっと自分を愛せる人でいよう、もっと自分を知ってる私でいよう。
そうすれば自ずと自分にとっての正しい選択ができるようになると思う。
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読んでくれてる素敵なあなたへ
あいみょんさんが歌う「〇〇ちゃん」という歌の中には、こんな歌詞があります。
「口癖は良いことないかな 幸せのレベルはもう下げた」
この歌の女性はきっと、恋がいつもいつも上手くいかなくてそんな自分にやるせなくなっちゃって。愛されたいから色んなことをしてみたけど、結局愛されないから幸せのレベルを下げてみた。
たくさんのことを求めないから、せめて一人くらいお嫁さんにさせてくれたっていいじゃない!っていう、幸せを人に求め悩む女の子なのかなと思います。(まーじで半年くらい前までの私。高校生の頃もこんなこと思ってたかも。)
これを読んでくれているあなたはもしかしたら今何かに悩んでいるかもしれません。恋愛に、就活に、友達に、家族に、将来に、勉強に、お金に、そして自分に。
悩むなんて当たり前のことです。私は本当にずーっと基本悩んでます。
でもそれって今の現状に満足していないってことだし、てことはつまり悩み答えを出すことで次のあなたにレベルアップ出来るということです。
だからこそ悩むことをやめないで、ちゃんと自分に自分の本当に幸せな選択を問いかけてあげてください。
人から何かを言われ、自分のことが嫌いになってしまいそうでも、それはあなたが悪いんじゃない。ただその人が満たされていない部分なだけで、あなたがその部分も愛せることができるならそんな自分を信じてあげてください。
まじで世の中に正解は無いです。あなたの正解はあなたの中にしかありません。
こうやって、誰かの考えに触れて、視野を広げようとするあなたはもうそれだけで本当に本当に素敵な人だと私は思います。
今日もあなたは頑張りました。あなたが生きていること、ただそれだけって思うかもしれないけど、そのただひとつが誰かの幸せになることを忘れないで下さい。
私は今、なんだかすごく幸せです。自分が幸せだとこの先もずーっと信じていたいし、そうすることで人の幸せまで願えるし、そんなことができる自分のこと私めちゃくちゃ好きだろうなって思います。
そんな自分でいたいから。気づこうとしなかっただけで私は本当は幸せだったから。
だから私は幸せのレベルはもう下げた。