出版社Après-midi (アプレミディ)

2021年設立の出版社「Après-midi(アプレミディ)」です。 ユニークな本をたくさん作って売っていくため活動中。

出版社Après-midi (アプレミディ)

2021年設立の出版社「Après-midi(アプレミディ)」です。 ユニークな本をたくさん作って売っていくため活動中。

マガジン

  • あの人の推し本

    街ですれちがったあの人、自分とまったく違う仕事をしているあの人、バーで隣に座ったこの人…みんなはどんな本を読み、どんな本に影響されているのだろう?そんな単純な興味から始まった本企画。市井に生きる、さまざまな人におすすめ本を紹介してもらいます。

  • 連載|謎多きアイスランド 妖精と民俗文化ルポ(小川周佑)

    ひょんなきっかけでページをめくった「ロンリープラネット アイスランド版」。そこにはアイスランドで実際に起きた”妖精事件”なるものが紹介されていた。果たして現代のアイスランドに根付く妖精信仰とはいったい―?その謎を探るべく、筆者はアイスランドに飛び立った。 日本語文献の少ないアイスランドの妖精と民俗文化に関する渾身のルポルタージュ!!

  • 出版社アプレミディの版元日記

    2021年設立の独立系出版社「アプレミディ」の日々の業務や制作秘話など。

  • テクノロジー×出版でどんなことができるか真剣に考えてみる連載

    弱小出版社アプレミディのマーケティング担当者「井谷ちゃん」が、出版に生かせるテクノロジーのアイデアなどについてお届けします。

最近の記事

【新刊無料公開】絵本『ポポとかなえたいこと』

やついいちろうさん(エレキコミック)、つづ井さん(漫画家)も絶賛! 11月1日発売のアプレミディ初の絵本『ポポとかなえたいこと』を全ページ無料公開します。 【あらすじ】 ななちゃんの夢は犬のポポと飛行機に乗って一緒に旅をすること。 一緒に海辺でホットドッグを食べること。 お互い100歳になるまで一緒にいること…。 しかし、別れの時がきます。ポポからのメッセージとは。 大切な存在との別れは悲しいけれど、愛した日々は永遠に心に残る。 犬との絆を優しく描いた、愛犬家作家2人の感動

¥0〜
割引あり
    • 【イベント告知】10/19 SHIBUYA BOOK PICNICに出店します

      渋谷のラジオさん主催のブックイベント「SHIBUYA BOOK PICNIC」にアプレミディも出店します! この日は何と、11月1日発売予定の書籍をどこよりも早く先行発売いたします!!お楽しみに~! 書店や出版社によるブース出店や、番組パーソナリティによるトークイベントなど、さまざまなコンテンツが楽しめるイベントです。 本と、ラジオと、コーヒーと。 渋谷の空の下、ピクニックに行くような気持ちで、遊びにきてください! <イベント詳細> 開催日:2024年10月19日(土)

      • 【連載】あの人の推し本第4回|鳩野めぐ実さん(出版業、フリーライター)

        街ですれちがったあの人、自分とまったく違う仕事をしているあの人、バーで隣に座ったこの人…みんなはどんな本を読み、どんな本に影響されているのだろう? そんな単純な興味から始まった本企画。市井に生きる、さまざまな人におすすめ本を紹介してもらいます。 今回、本を紹介してくれるのは? 今回、推し本を紹介してくださるのは、映像制作や、企業への取材から商品コピーの執筆までと、幅広く創作活動に携わられている鳩野めぐ実さんです。 お仕事がオフの日は「整体→銭湯→中華→本屋に行く→花を買う→

        • 第9回「妖精事件で市民団体と対立した道路管理局:その主張」連載|謎多きアイスランド 妖精と民俗文化ルポ(小川周佑)

          旅ライター小川周佑氏による連載「謎多きアイスランド 妖精と民俗文化ルポ」。今回は第9回目の記事です。 アイスランド道路管理局の人物への接触に成功道路計画が“妖精の教会”を破壊することに抗議した市民団体が逮捕された「アウルフターネス妖精事件」。これまで市民団体3人のインタビューを終えたが、一つの事件についてより緻密に考えるためには、「抗議した側」だけでなく、「抗議された側」の意見も聞かなければならない。 しかし、「抗議された側」であるアイスランド道路管理局の人間に伝手はなか

        マガジン

        • あの人の推し本
          4本
        • 連載|謎多きアイスランド 妖精と民俗文化ルポ(小川周佑)
          9本
        • 出版社アプレミディの版元日記
          4本
        • テクノロジー×出版でどんなことができるか真剣に考えてみる連載
          2本

        記事

          【連載】あの人の推し本第3回|きゃめさん(マーケティング系フリーランス)

          街ですれちがったあの人、自分とまったく違う仕事をしているあの人、バーで隣に座ったこの人…みんなはどんな本を読み、どんな本に影響されているのだろう? そんな単純な興味から始まった本企画。市井に生きる、さまざまな人におすすめ本を紹介してもらいます。 今回、本を紹介してくれるのは? 新規事業立ち上げの伴走支援や企業のWebマーケティング支援に携わる永田香苗さん(以下、きゃめさん)。 オフの日は子どもたちのスポーツに付き合ったり、お出かけしたりと慌ただしく過ごされていますが、一人の

          【連載】あの人の推し本第3回|きゃめさん(マーケティング系フリーランス)

          第8回「共通するのは『妖精に対する敬意』」連載|謎多きアイスランド 妖精と民俗文化ルポ(小川周佑)

          旅ライター小川周佑氏による連載「謎多きアイスランド 妖精と民俗文化ルポ」。今回は第8回目の記事です。 妖精が見える人がウソをついているとは決して思わないグンステイン(環境保護団体「フレンズ・オブ・ラヴァ」前委員長)の話を額面どおりに受け取れば、「過激な妖精信奉者が道路工事を止めた」という記事も、「そんな記事は嘘っぱちで、今のアイスランドにまともに妖精を信じている人なんていない」というのも、どちらも随分偏った主張のように感じる。しかし彼は妖精に関しては、「こんな話を聞いたこと

          第8回「共通するのは『妖精に対する敬意』」連載|謎多きアイスランド 妖精と民俗文化ルポ(小川周佑)

          6/23ポエトリーブックジャムに出店します【告知】

          ※追記 雨天のため中止(延期)となりました。楽しみにされていた皆様大変申し訳ございません。 6月23日、水上音楽堂野外ステージで開催されるPOETRY BOOK JAMで、書店・出版ブースに弊社アプレミディも出店いたします。POETRY BOOK JAMは。朗読と本の野外フェス。アーティストによるライブやオープンマイクも行われます。 アプレミディのブースでは、書籍の販売のほか、イラストレーターのtentさんがモノプリントという版画でオーダーアートを制作するコーナーを設けま

          6/23ポエトリーブックジャムに出店します【告知】

          第7回「アイスランド人にとって妖精とはどんな存在?」連載|謎多きアイスランド 妖精と民俗文化ルポ(小川周佑)

          旅ライター小川周佑氏による連載「謎多きアイスランド 妖精と民俗文化ルポ」。今回は第7回目の記事です。 「妖精の家」と「妖精の教会」取材を続けている「アウルフターネス妖精事件」において、まだしっかりとした説明をしていないものが一つある。 「妖精の教会」だ。 読者の方々の中には、「妖精の家」の代わりに唐突に出てきた「妖精の教会」というものに疑問を抱いたまま、もしくは「妖精の家」というものもきちんと整理できていない状態の可能性もあるかもしれないので、ここであらためて説明をする

          第7回「アイスランド人にとって妖精とはどんな存在?」連載|謎多きアイスランド 妖精と民俗文化ルポ(小川周佑)

          第5回「アウルフターネス妖精事件とは何だったのか」連載|謎多きアイスランド 妖精と民俗文化ルポ(小川周佑)

          旅ライター小川周佑氏による連載「謎多きアイスランド 妖精と民俗文化ルポ」。今回は第5回目の記事です。 たとえ起こった事実が一つでも、それに対する解釈、感想が当事者間や、外野の人間の間でも全く異なるケースというのは我々の日常にも数多く存在する。 レストランに入って1500円のパスタを注文したとして、それを高いと捉える人もいれば安いと捉える人もいるし、品質の割にこんなに安いと捉える人もいれば、もっと美味しいパスタがもっと安く食べれる店を知ってる、と言い出す人もいるだろう。そし

          第5回「アウルフターネス妖精事件とは何だったのか」連載|謎多きアイスランド 妖精と民俗文化ルポ(小川周佑)

          第6回「アウルフターネス妖精事件:当事者の環境保護団体のメンバーに聞く」連載|謎多きアイスランド 妖精と民俗文化ルポ(小川周佑)

          旅ライター小川周佑氏による連載「謎多きアイスランド 妖精と民俗文化ルポ」。今回は第6回目の記事です。 妖精事件の現場へアイスランドを北欧の神秘的な閉ざされた国、レイキャヴィクをおとぎ話のようなチャーミングな街とだけ捉えていると、レイキャヴィク市内、特に郊外の風景には良くも悪くも期待を裏切られる。 片側数車線ある大きな道路が市内を東西南北に貫き、大型トラックが轟音を立てながら我が物顔で闊歩する。交通量も多い。土産物屋が集中した中心街を除けば、そもそもの生活が車を前提に作られ

          第6回「アウルフターネス妖精事件:当事者の環境保護団体のメンバーに聞く」連載|謎多きアイスランド 妖精と民俗文化ルポ(小川周佑)

          第4回「妖精学校校長に聞く:なぜあなたは妖精を信じるのか?」連載|謎多きアイスランド 妖精と民俗文化ルポ(小川周佑)

          民話「フルドゥフォルクのはじまり」ある日全能の神がアダムとイブに会うために、彼らの家にやってきた。彼らは神を丁重にもてなし、自分たちの家を隅から隅まで案内した。  彼らは自分たちの子供も神に見せた。神はその子供たちを素晴らしいと思った。神はイブに、 「ここに私に見せた以外の子供はまだいるのか?」と尋ねた。 彼女は、「いいえ、いません」と答えた。  実際のところは違った。イブは神が家に来るまでの間に何人かの子供の身体を洗い終えられず、その子供たちを見せるのを恥ずかしいと思った

          第4回「妖精学校校長に聞く:なぜあなたは妖精を信じるのか?」連載|謎多きアイスランド 妖精と民俗文化ルポ(小川周佑)

          第3回「ティンカーベルとは程遠い!?アイスランドの妖精目撃談」連載|謎多きアイスランド 妖精と民俗文化ルポ(小川周佑)

          見た目も暮らしも人間そっくりな妖精 マグヌス「さっそく話をはじめよう。アイスランドには大別すればアウルファー(álfar。英訳:elves)とフルドゥフォルク(英訳:hidden people)という、2種類妖精を表す言葉がある。フルドゥフォルクもアウルファーの一種だが、”human elves”という、特異なカテゴリーに属するものだ」  語りっぷりからなんとなくの重要性はわかった。しかしこれではそのアウルファーとやら、フルドゥフォルクやらがどんなものかイメージが湧かない

          第3回「ティンカーベルとは程遠い!?アイスランドの妖精目撃談」連載|謎多きアイスランド 妖精と民俗文化ルポ(小川周佑)

          第2回「いざレイキャビクへ 妖精学校なるものに入学してみた」連載|謎多きアイスランド 妖精と民俗文化ルポ(小川周佑)

          ▼連載第1回目の記事はこちら ケフラヴィーク空港に到着 妖精の気配は… 飛行機の着陸する瞬間はいつも、安堵と緊張が入り混じったような複雑な感情が、ズシン! と身体を揺らす肉体的な衝撃の中に飲み込まれていく。2018年2月。今回もまったくそれは一緒だった。どこか懐かしささえ感じるその感覚の中、機体はアイスランド・ケフラヴィーク空港に着陸した。  機内から飛行機のタラップに出ると、肌を切るような冷気が身体を襲う。気温はマイナス10度ぐらいであろうか? 夜明け前の空が少しずつ明

          第2回「いざレイキャビクへ 妖精学校なるものに入学してみた」連載|謎多きアイスランド 妖精と民俗文化ルポ(小川周佑)

          第1回「日本語文献がほとんどない“アイスランドの妖精”に興味を持った理由」連載|謎多きアイスランド 妖精と民俗文化ルポ(小川周佑)

          まえがき実家の自分の部屋の本棚に、もう青い背表紙が朽ち果てたかのように外れかかっている本が1冊ある。 少なくとも欧米では最大のシェアを持つと思われる、海外旅行ガイドブック「ロンリープラネット」のアイスランド版だ。 初めてのアイスランド取材に出てもう6年になる。6年の間に自分は結婚をし、母が病に倒れ、そのまま亡くなり、1年が過ぎ、そして息子が生まれた。 禍福は糾える縄の如し、そんな言葉が思い浮かべられるように生老病死が自分の人生に絡みついてくる中でも、あの朽ち果てた青表紙は

          第1回「日本語文献がほとんどない“アイスランドの妖精”に興味を持った理由」連載|謎多きアイスランド 妖精と民俗文化ルポ(小川周佑)

          【連載】あの人の推し本第2回|岡田吉弘さん(広告業)『波止場日記 労働と思索(エリック・ホッファー)』

          街ですれちがったあの人、自分とまったく違う仕事をしているあの人、バーで隣に座ったこの人…みんなはどんな本を読み、どんな本に影響されているのだろう?そんな単純な興味から始まった本企画。市井に生きる、さまざまな人におすすめ本を紹介してもらいます。 今回、本を紹介してくれるのは? 広告業界に長年携わり、企業の販売促進、集客や広告の運用をする企業を経営する岡田吉弘さん。自身も書籍の執筆をされていますが、本を読むこと自体もお好きで、家族との時間を大切にしながらも、たまたま一人の時間が

          【連載】あの人の推し本第2回|岡田吉弘さん(広告業)『波止場日記 労働と思索(エリック・ホッファー)』

          【出版社アプレミディ】2024年1月の総括

          2月になりました。2024年1月を振り返り今後に生かしたいと思います。 年明けから能登半島地震やJALの事故など、胸を痛める出来事がとにかくたくさんありました。どうかしてしまいそうな気持ちにもなりましたが、私に今できることをしっかりとやろうと背筋を正し、一歩一歩歩みを進めています。ようやくトンネルの出口が見えてきたかな? 1月はとにかくたくさんの人に会ったり、会話をしました。くだらない話で力をくれるかけがえのない友達、親身になってくれる仕事の仲間、一緒に仕事をしたいと思う

          【出版社アプレミディ】2024年1月の総括