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「仕事ができる」とはどういうことかを構造的に考えてみた

戦略コンサルタントのアップルです。

1週間ぶりの投稿になります。少し間が空いてしまって申し訳ございません。

今回は、「仕事ができるとはどういうことか」を考えてみたいと思います。あらゆる仕事をしている人に加えて、これから社会に出る学生さんにもヒントがあるのではないかと思いますのでぜひご覧ください!

はじめに:仕事ができるには共通項がある

ほとんどの社会人の方は何らかの仕事をしています(してない少数の方はニートと呼ばれます)。

で、どんな仕事でも必ず、「あの人は仕事ができる」あるいは「あの人は仕事ができない」という会話があると思います。

仕事というのは多種多様なので、何をもってその人が仕事ができる/できないとするかは一律には決まりません。例えば戦略コンサルタントのできる・できないと、寿司職人のできる・できないとでは、評価軸や要件が全く異なるでしょう。

一方で、「仕事ができる人の共通点」もあるのではないかと思います。

アップルはNHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」という番組が好きでたまに観ます。あの番組には、実に多種多様なプロフェッショナルが登場しますが、多種多様なプロフェッショナルの中にも何らかの共通点があるんじゃないかというコンセプトであの番組は作られていると思うのです。

つまり、最大公約数としての「仕事ができる人の共通項」はある可能性がありますし、アップルもそうだと考えています。

ということで、本記事では、

・仕事ができるとはどういうことなのか?という定義
・仕事ができる人たちが最大公約数として具備しているであろう共通項

について、アップルの見解を述べてみたいと思います。

仕事ができるの構造

先に結論というか全体像をお示しします。あくまでアップルの理解ですが、仕事ができるの構造はこのようなイメージです。

仕事

順に解説していきます。

仕事ができるとはどういうことか?

まず定義から。

仕事ができるという言葉はふわっとしているので、もう少し丁寧に定義をすると「仕事において卓越した成果を出している」ということです。

では、どういう人が仕事において卓越した成果を出せるのか?端的にいえば「仕事の推進力が高い」ということだと思います。

成果というのは、いきなり出るわけではなくて、着実に日々の仕事を推進する中で生まれるものだからです。仕事を進める”エンジン”が強い人が、結果的に仕事の成果を出している。こういうことだと思います。

仕事を進めるエンジンが強い
↓↓↓
仕事において卓越した成果を出す
↓↓↓
仕事ができると周りから評価される

ベースとしてこういうメカニズムがあります。

では、仕事の推進力というのは何で決まってくるのか?、というのが次の問いになってきます。

仕事の推進力を決める3要素

仕事の推進力を決めるのが何かについて、アップル自身の経験やいろんな方々の仕事ぶりをみてきた結果として以下の3つだと捉えています。

①仕事を推進する意思とスキル
②リスクをとれる胆力
③合意形成する読みと人間力

順に説明していきましょう。

 ①仕事を推進する意思とスキル

仕事を推進するのは一般的には大変だし面倒なものです。大変だし面倒だからこそその仕事で対価を得られているということでしょう。

そういう中で、他人よりも人一倍仕事を推進していくためには、仕事を自分が主導して推進していくんだという「意思」もしくは「オーナーシップ」があることが前提となります。誰かの仕事に乗っかるような「コバンザメ」のマインドの人はそもそもだめということです。

こうした意思があることがとても大事ですが、加えてスキルも必要になります。いくら意思があっても、スキルが伴わなければ、仕事は進んでいきません。

仕事を推進するための意思とスキルが掛け算で揃っていること。

軸としてこれが大事になります。

 ②リスクをとれる胆力

社会人になって年数を重ねるごとに大事だと感じるのがこの力です。

仕事というのは、常に不確実性やリスクが付きまといます。不確実性やリスクを横目でみながら仕事を前に進めていく必要があります。不確実性やリスクがあるということは、「石橋を叩いて渡る」のスタンスだと、仕事が前に進みません。逆に言えば、リスクをとるだけの度胸や胆力があるかどうかが、仕事を推進していく上でめちゃくちゃ重要だと感じます。

たまに、「起業やベンチャーは、経営者が少しバカなくらいの方がうまくいく」という話を聞きます。頭が良すぎると、リスクに対する感度が高くなり、結果的に大胆な行動がとれないからです。頭の良しあしだけで決まるわけではないですが、ビジネスで一発当てている人は人より胆力はあるんじゃないかと思います。

このリスクをとれる胆力は、結構おもしろい観点で、学歴がいい人が社会人として必ずしもパフォームするわけではないという現象を説明する一つの側面だと思います。

受験勉強や学校の勉強では、胆力が問われることはまずありません。ですが、社会に出ると、胆力や度胸が求められる局面が結構出てくる。このギャップがあるということを認識しておくことは結構大事な気がしています。

 ③合意形成する読みと人間力

3つ目のこの要素は、組織やチームで仕事をしていく上で大事な要素です。

仕事というのは基本的には組織で進めます。組織で進めるということは、前に進めるために合意形成が必須になります。いくら自分が正しいことを考えていたり正しいことをやろうとしていても、周囲の同意が得られなければ仕事は前に進められません。

合意形成を効果的に進めるためにポイントになるのが、読みと人間力です。

読みというのは、「この辺だったら合意形成できそうだな」という落としどころを見極める洞察力です。仕事を進める上でのステークホルダーの一人ひとりが何を考えていそうかということを観察し(インプット)、それを洞察し(プロセッシング)、落としどころを見出し提示する(アウトプット)というサイクルを回せるかどうかが大事になります。

その上で、定時する落としどころを納得してもらうための人間力が大事になります。「●●さんがそういうなら、それを飲んでやってみますよ」。こういってもらえるかどうかが大事で、それはその人の人間力に規定されるからです。

いわゆる人心掌握がうまい人というのは、この能力が高い人ということだと思います。

まとめ:仕事力の向上に終わりはない

以上、仕事ができるとはどういうことかということをコンサルっぽく考察してみました。

特に、社会人なりたての人や学生さんにとっては、「学生と社会人で求められる能力は全然違うんだな」という気付きがあるんじゃないかと思いますので、ぜひ参考にしてみてください!

アップル自身も、もっともっと仕事力を磨いていきたいと思っていますので、その過程でまたシェアしたい観点やノウハウが出てきましたら記事にしたいと思います!


今回はここまでです。
最後までご覧いただきありがとうございました!

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