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いつのまにか 文明は発達し いつのまにか 世界は閉じてった 私を置いて 私はどこにも属さず 気…
澄み渡るヘラスの碧空 はなればなれの 模倣と影像 一切のもの になる 全体が思惟する 宇…
水無月に 縁取られた世界で しとしと雨の中 鮮やかに咲く 青紫の 紫陽花 こんなにも …
人を 陥れる 為ではなくて 唯 唯 自分を 守るための 武器を 手に入れる のならば ズルさと…
太一くんのポエム、とっても心に響きました!! 感受性豊かな太一くんの心情が、端々からじん…
知り合いと間違って他人に話しかける 往来の多い道で蹴躓く 流行らないお店で一人 大して美味…
清明のベランダに出る 地上4階の高さに浮く 一畳にも満たない箱庭 怖がって片づけられなかった蝉の死骸と 長かった秋の葉が 腰抜けの冬を越してまだ居座っている 春一番も 牡丹雪も 彼らを流し去ることはなかったようだ 地上からは 奏で始まった交響が 重い雲を清浄せんと 麗らかに舞い上がる 巻き込まれた二、三枚の花びらが 過ぎた季節たちの上に吹き寄せて 春の命を報せている 清明の ベランダに落つ 桜花 昨日を吸いて 色や濃くなり 道を行き交うつむじ達は
踊りましょう 飲みましょう 忘れましょう あとに残るのが愛情です 路地を通って帰っていた3月…