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「公務員」のまとめ

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@ 役所の年金担当が年金相談を受けるときに男女差別問題は意識していない。

普通、それは次元の違う問題と認識している。

彼らは、彼らにとっての正義である年金法を淡々と説明し、計算するだけだ。

@「こうすれば得する役所の手続き」みたいな話に、普通、役人はあまりか関わりたくない。徳だけでなく、思いもよらぬところで損する事があるかもしれないからだ。住民はその一方しか見ていない事があるし、役人が知っているのも自分の係内だけで、すべての説明を求められても出来ないからだ。

@TVドラマ「高原へいらっしゃい」の主題歌「お早うの朝」が好きなのは、当時就職したばかりで、お客様や先輩上司からから踏まれる日々を送っていたからだと思う。そして田宮二郎さん演じる主人公の話術。部下を叱るのではなく、夢を見させて解決していく手法に、理想のリーダーを見ていたのだ。

@ 戸籍、読み仮名記載に暗雲 改正法対応「間に合わない」―自治体から懸念相次ぐ https://www.jiji.com/jc/article?k=2024111600365&g=soc

人権という言葉さえ連想する、丁寧に扱わなければならない問題なのに・・・という、現場職員の皮膚感覚の畏れも感じる。

@ 10月27日に衆議院選挙があり、11月24日に名古屋市長選挙がある。昔、半ドンの頃、何の選挙か忘れたが3週間で2回選挙があった。ある係は繁忙期で2週目も出勤、前週と合わせると4週間残業で1日も休日は無かった。古参兵も大変だったろうが、まだ仕事を知らぬ新人にはトラウマになった。

近くて遠い話

近くて遠い話

昨今は「年収103万円の壁」という話がよく聞かれますが、私の知る限り、(以前の)住民税担当者には、意味をよく知らない者も珍しくはなかったと思います(私の記憶の書き換えで130万円の壁の話も混じっているかも)。

現在でこそ、年収103万円は所得税の基礎控除額ともイコールになるようですが、以前の基礎控除額が違っていたのもその理由だと思います。

当時、窓口でお客様から質問を受けるうちに、どうやら、「

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@ TV「あのクズを殴ってやりたいんだ」では、市役所職員のヒロインを、同僚の男が呼び捨てにします。後輩すべてを呼び捨てにするのでしょうか。それとも彼女だけ? そんな役所もあるのかもしれませんが、私は知りません。普通は「○○さん」ではないでしょうか。

「名刺を切らしておりまして・・・」② 

「名刺を切らしておりまして・・・」② 

の続きです。

民間企業の経験がなく、区役所でしか働いたことのない人は、「ふつう名刺は会社が作ってくれる」という事を知りません。だから、役所が作ってくれなくても疑問すら持ちませんし、それ以前に、周囲の先輩が名刺を使う場面を見ないので、自分もあまり気にしません。

なので、「名刺を切らしておりまして・・・」と言わなければならない事態に自分が遭遇して、初めて店に走るのです。

お店に行けば、名刺のひな

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「名刺を切らしておりまして・・・」

「名刺を切らしておりまして・・・」

先日観たTVの話です。

取引先との名刺交換のとき、相手の社長が「名刺を切らしておりまして・・・」と言いました。社長でもそんな事があるのかと驚きました。

それで思い出したのは、区役所職員の名刺の話です(もちろん地方公務員がすべてそうだとは言いません。毎月のように名刺を使う係もあるでしょう)。これは、例えば区役所の、おもに一般住民相手の係の話です。

私の知る限り、その係の、いわゆる新規採用ヒラ職

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